羊羹って長持ちするイメージですが、どのくらいの賞味期限が設定されているのでしょうか。
また、期限が切れてしまったものを食べてしまっても良いのか、おいしいままキープ出来る保存方法なども気になるところですよね。
そこで、今回は羊羹の種類別に賞味期限や保存方法などお伝えしていきます。
また、いろんなお菓子の賞味期限についてはこちらにまとめているので合わせて参考にしてくださいね。
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羊羹の賞味期限はどれくらい?
羊羹と一言で言っても、実はいくつか種類があります。
羊羹の種類は、大きく分けると、練り羊羹・水羊羹・蒸し羊羹の3タイプに分けられていますので、それぞれの羊羹の特徴を見ていきましょう。
ちなみに、一般的に皆さんがよく見かけて、羊羹のメジャーなものと言えば、練り羊羹となっています。
練り羊羹
練り羊羹は、小豆や砂糖などを原料にして寒天で固めて型に流し、固形状にしたものです。羊羹と表記されて売られているものの場合、練り羊羹のことを指しています。
現代では、この練り羊羹が一般的なものとして認識されています。
水羊羹
水羊羹は、寒天の量を極端に少なくして、逆に水分を多くし、口当たりの良い柔らかい食感をしているものをい言います。
カップや缶などに入っているものが多く、夏に冷して食べるという方も多いと思います。
蒸し羊羹
蒸し羊羹は、寒天を一切使わずに、小麦粉や葛粉を材料に加え、蒸して、蒸した後に羊羹として固めたものです。
現代では、蒸し羊羹はメジャーではないですが、羊羹の中で最も古い歴史があるのがこの蒸し羊羹だと言われています。
羊羹の種類が分かったところで、タイトルにあるように賞味期限についてお話していきますね。
羊羹の賞味期限ですが、まず未開封の状態と開封後では違います。
また、中身に栗や芋などの具材が使われているかでも変わってきます。
未開封の羊羹
純粋に小豆と砂糖のみ練り羊羹なら、約1年程度
栗などが入っている練り羊羹、数日~1ヶ月程度
水羊羹は種類に問わず、数日~2週間程度
蒸し羊羹は種類に問わず、数日~2週間程度
開封済の羊羹
純粋に小豆と砂糖のみ練り羊羹なら、3~4日以内
栗などが入っている練り羊羹なら1~2日以内
水羊羹・蒸し羊羹は種類問わず、当日~翌日以内
羊羹の種類や中身などで、賞味期限も変わってきます。(メーカーの違いもあり)
水羊羹と蒸し羊羹は、水分量が多く、糖分が低めです。
水分少なめ糖分多めの練り羊羹と比べると、上記2つは長期的保存は向かないので出来るあけ早く食べるのが良いでしょう。
練り羊羹が長持ちする3つの理由
羊羹と言えば、一般的に練り羊羹なので、他の羊羹と違って長持ちする理由をお話していきますね。
①砂糖がたくさん使われているから
羊羹には、多くの砂糖が含まれています。
砂糖は、基本的に腐ることがなく、逆に食材の水分を吸収して腐らないように予防する効果があります。
羊羹の半分以上は砂糖で出来ているためより長持ちするとも言われています。
②高温で水分を飛ばしつつ加熱殺菌しているから
羊羹は水分を飛ばす際に、100℃以上の高熱を使い長時間かけて行います。
その過程で殺菌も兼ねているので、容易に菌が繁殖することもないので長期的な保存が可能となっています。
③包装の変化
昔は、羊羹は竹の皮などで包まれていたのですが、時代の変化とともに包装がアルミのシートに変化してきました。
このアルミは機密性や密閉性が非常に高く、羊羹が腐りにくいような性能を持っています。こういった包装紙の変化も大きく期限を延ばしている理由の1つなのです。
賞味期限切れの羊羹はいつまで食べられる?
未開封の羊羹の賞味期限が切れてしまった場合には、プラスして半年以内くらいなら食べても大丈夫だと言われています。
ちなみに、水羊羹や蒸し羊羹は期限が切れてから、1週間以内ぐらいが目安です。
未開封であれば、期限が切れても急に腐ったりすることはありませんが、風味や味が落ちることはあるので、自己責任のもと食べるようにしてくださいね。
また、インターネット上では、5年~10年、さらに上をいくと30年過ぎても食べられたという噂もあるようですが、さすがに長い期間切れてしまったものは、身体を壊しかねないので食べるのは避けてくださいね。
期限が切れたものより、新しいもののほうが安全ですし、美味しいです。
そして、開封済の期限が切れた羊羹は、羊羹の種類に限らず、2~3日以内で食べきってください。
開封後は、痛みやすくなっているので、様子がおかしいようなら口にするのはやめてくださいね。
羊羹は腐るとどうなるの?
未開封の羊羹は腐りにくいですが、一旦開封してしまうと、数日で傷んで腐ってしまいます。
羊羹が腐ると以下のような状態になります。
・カビが生える
・異臭がする
・ネバネバ糸を引く
・食べると舌がしびれるような酸っぱさがある
・形が崩れてドロドロになる
・変な色の水分が出る
など明らかに腐った状態になりますので注意しましょう。
羊羹の保存方法は?夏は冷蔵庫に入れるべき?
羊羹の保存方法は、未開封と開封後で違います。
未開封の保存方法
未開封の場合、常温保存が基本です。
高温多湿を避けた出来るだけ涼しい場所で保管しましょう。
暑い時期などは冷蔵庫に入れてしまいたくなりますが、冷蔵庫へ入れてしまうと、羊羹が固くなってしまったり、風味がなくなってしまったりするので、こういった時期は買ったら出来るだけ早く食べきることをオススメします。
開封後の保存方法
開封後は、冷蔵庫で保存するようにしましょう。
常温で保存は、劣化を早めてしまうので、基本的にNGです。
しっかりとラップをして、さらに密閉袋などに入れると羊羹が空気に触れることなくおいしさをキープすることが出来ます。
ただし、いくらしっかりと密閉しても開封すると、冷蔵庫へ入れると固くなってくるので、2~3日以内で食べきるようにしましょう。
羊羹が賞味期限切れ!いつまで食べられる?腐るとどうなるの?のまとめ
羊羹の賞味期限などお伝えしました。
未開封の羊羹の賞味期限・・・
・純粋に小豆と砂糖のみ練り羊羹なら、約1年程度
・栗などが入っている練り羊羹、数日~1ヶ月程度
・水羊羹は種類に問わず、数日~2週間程度
・蒸し羊羹は種類に問わず、数日~2週間程度
開封済の羊羹の賞味期限・・・
・純粋に小豆と砂糖のみ練り羊羹なら、3~4日以内
・栗などが入っている練り羊羹なら1~2日以内
・水羊羹・蒸し羊羹は種類問わず、当日~翌日以内
・未開封の練り羊羹の賞味期限が切れた場合には、プラスして半年以内くらい、水羊羹や蒸し羊羹は期限が切れてから、1週間以内ぐらいなら食べられる
・開封済の期限が切れた羊羹は、羊羹の種類に限らず、2~3日以内で食べきるのが良い
腐った羊羹の状態は・・・
・カビが生える
・異臭がする
・ネバネバ糸を引く
・食べると舌がしびれるような酸っぱさがある
・形が崩れてドロドロになる
・変な色の水分が出る
・未開封の場合、常温保存、開封後は冷蔵庫で保存する
羊羹は比較的、長い賞味期限ですが、おいしいまま食べるなら早めに食べきるのが良いでしょう。
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