冷蔵庫に入れていた梅干しの賞味期限が過ぎている!
でも、梅干しって保存食だし過ぎていても大丈夫よね。。。?!
そう思いがちですが、最近の梅干しはちょっと違うんです。
今回は、賞味期限切れの梅干しがいつまで食べられるのか、また腐るとどうなるのかご紹介していきますね。
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賞味期限切れの梅干しはいつまで食べられる?
梅干しといえば、酸っぱくてしょっぱくて、昔からある保存食というイメージを持たれる方も多いと思いますが、最近のスーパーに並ぶ梅干しはそういう昔ながらの梅干しとは違ってきています。
パッケージに貼られている食品表示ラベルを見ていただくと、名称という欄に「調味梅干し」という記載がないでしょうか?
この「調味梅干し」とは昔ながらの梅干しを加工して作られているものです。塩分濃度が低いものが多く長期保存には向きません。
みなさんがイメージする保存に向いた梅干しは、名称の欄に「梅干し」と記載されているので確認してみてください。
「調味梅干し」と「梅干し」では賞味期限が大きく異なるので、賞味期限切れのものがいつまで食べられるのか分けてご紹介します。
調味梅干し
白干しの梅干しを塩抜きにした後、調味液に漬け込んで作られています。
味を整えたり保存性を持たせる調味液に漬けられているので、原材料には梅、塩、以外にたくさんのものが入っています。
かつお節を入れたり、はちみつを加えたりして酸味を抑え食べやすくしたものや、塩分濃度を抑えた減塩梅干しがこれにあたります。
調味梅干しは、賞味期限が決められていて、一般的には3~6ヶ月のものが多いです。
賞味期限を過ぎると風味の低下がみられます。
また、塩分濃度が低いもの(塩分濃度20%未満)が多いので、開封後は特に腐りやすいです。
食べるときは、変化がないかよく確認してくださいね。
昔ながらの梅干しとは違い長期保存できないので、なるべく賞味期限内に早めに食べきってしまいましょう。
梅干し
梅漬けを干したもので、昔ながらの梅と塩のみ、もしくは梅と塩としそのみで作られています。
塩分濃度が高い(塩分濃度20%以上)梅干しであれば、賞味期限はありません。
開封後も、常温でいつまででも保存できます。
塩とクエン酸などの有機酸の殺菌効果により雑菌が繁殖しにくいので長期保存が可能なのです。
また、色付けに使われる赤しそにも防腐成分が含まれているので、より腐りにくくなっています。
保存期間が長いものは熟成され、味がまろやかで美味しいので是非食べてみてくださいね。
梅干しが腐るとどうなるの?見極め方は?
腐りにくいと言われている梅干しでも保存状態が良くないと腐ってしまうことがあります。
次のような変化が見られる場合は食べるのをやめましょう。
・カビが生えている
・発酵した酸っぱい匂いがする
・苦味を感じる
・黒く変色している
・ドロドロに形が崩れている
・ネバネバと糸をひく
特に塩分濃度の低い梅干しは、フワフワとした綿状の白カビが生えやすいので気をつけましょう。
梅干しの正しい保存方法は?
では、梅干しを美味しく食べるための正しい保存方法をみていきたいと思います。
調味梅干し
お店で常温で売られていても、多くの商品が開封後は冷蔵保存となっているので、常温に出しっぱなしにしない様に気をつけましょう。
また、材料や塩分の濃度の違いにより、賞味期限が思いの外短いものもあるので、必ず賞味期限を確認してください。
梅干し
フタ付きの密閉容器に入れて、冷暗所で保存しましょう。
また湿度の高い場所は避けましょう。
そうすればいつまででも常温保存できます。
ただし、塩分濃度が18%未満のものは開封後要冷蔵となっているので、ラベルを確認してくださいね。
そして、どちらの梅干しでも、梅干しを取り出す際は、必ず乾いた清潔な箸などを使いましょう。
食事に使った箸でそのまま取ったり、素手でつまんだりすると雑菌が入ってしまうので気をつけてくださうね。
梅干しは冷凍保存できるの?
梅干しは冷凍保存ができます。
賞味期限の短い梅干しがたくさん残っている場合などは冷凍してみましょう。
ひとまとめに冷凍すると、使うときに梅干し同士がくっついて必要な量が取り出しにくくなるので、一粒ずつラップで包んで小分けにすると扱いやすいですよ。
塩分濃度によって保存できる期間は変わりますが、だいたい1ヶ月ほど保存できます。
塩分濃度が高い梅干しは完全には凍らないので、取り出したらそのまますぐ使うことができますよ。
また、冷凍すると若干酸味が減るので酸っぱいのが苦手な人には向いていますね。
まとめ
以上、賞味期限切れの梅干しについてご紹介してきました。
・梅干しには「調味梅干し」と「梅干し」がある
・「調味梅干し」は賞味期限があり、期限が切れると風味が低下し、腐りやすくなる
・塩分濃度の高い「梅干し」には賞味期限がない
・腐ると白カビが生えたり臭いが変わる
・保存条件をよく確認し、清潔な箸などで取り出す様に気をつけることが大切
・冷凍保存も可能
塩分や酸味を抑えた食べやすい梅干しは長期保存に向かないとは意外でしたね。
是非、購入した梅干しのラベルをよく確認して美味しく食べてくださいね!
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