お肉や野菜がたくさん取れて栄養満点のみそ汁と言えば豚汁ですよね。
汁物としてもおかずの1品としても重宝されるので、家庭でよく作る料理の1つだと思います。
しかし、豚汁って具材も多く入れるので結構余ったりしませんか?
余った場合、翌日などにも食べれるかなと思い、気になるのはいつまで大丈夫かという賞味期限ですよね。
そこで、今回は豚汁の賞味期限や正しい保存方法などお伝えしていきます。
また、いろんな料理の賞味期限などについてはこちらにまとめているので、合わせて参考にしてくださいね。
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豚汁の賞味期限はどれくらい?
豚汁の賞味期限はどれくらいもつでしょうか。
保存方法別にみていきましょう。
常温で保存した場合
常温で保存した場合には、早くて2時間、遅くても半日程度が目安です。
基本的に常温保存はオススメしません。
豚汁はたくさんの具材を使っているので、常温で置いておく場合、傷みが早いです。
特に梅雨の時期や暑い時期などは、数時間で腐ってしまうこともあるので、常温で置く時間は少ない方が理想的です。
冷蔵で保存した場合
冷蔵庫で保存した場合には、約3~5日程度が目安です。
季節や保存法によっては、もう少し短くなってしまいますが、美味しく安全に食べるなら3日くらいを目安に食べきるのが良いでしょう。
冷凍で保存した場合
冷凍庫で保存した場合には、約1ヶ月程度が目安です。
ただし、冷凍で保存する場合、期限を延ばすためにいくつか守るポイントがあるので、下記の方法の説明の時に詳しく説明していきますね。
賞味期限切れの豚汁はいつまで食べられる?
賞味期限が切れた豚汁ですが、食べるのは止めておいた方が良いでしょう。
豚汁には、たくさんの野菜、そして豚肉が使われています。
野菜にも危険はあるのですが、ここで注意したいのが、豚肉を使っているという点です。
豚肉などの肉類には、ウエルシュ菌という食中毒を引き起こしやすい菌が存在します。
ウエルシュ菌は、芽胞を作ってしまうと、加熱しても死滅することはありません。
空気がないところでも容易に増殖してしまいます。
活動しやすい温度は43~47℃で急激に増殖し始め、12℃以下でその活動は弱まります。
例えば夏の暑い日に常温保存していた場合などは、この温度を優位に超えてしまうことがあり、芽胞も出来やすくなっています。
もちろん冷蔵でも保管するまでの間に、このような温度に長くさらした場合、菌の増殖をしているかもしれません。
ですので、どの方法でも菌による感染はあり得るため、特に期限が切れてしまった場合には傷みなどを考慮して食べない方が良いと言えます。
豚汁って腐るとどうなるの?
豚汁は傷みやすいと説明しましたが、完全に腐るとどのような状態になるのでしょうか。
豚汁が腐った状態
・泡が立ち消えない
・白い膜がはる
・カビが生える
・糸を引く
・ドロッとしている
・野菜などが溶ける
・酸っぱいニオイがする
・食べると舌がピリピリする
などの状態が見られます。
豚汁の保存方法は冷蔵庫?冷凍もできるの?
豚汁を作ったとき保存するなら、冷蔵か冷凍でするようにしましょう。
賞味期限のところでは、常温でも期限をお伝えしたのですが、やはり傷みなどを考えると常温での保存は避けるようにしましょう。
冷蔵&冷凍をする前に傷みを防止させるために行いたいこと
ほかほかの豚汁を作ったあとに、傷みを防止させるため、早く冷ますことが大切です。
冷蔵でも冷凍でも必ず冷すという工程がありますが、常温で冷すとなかなか冷めないので、氷水などを大きめのボウルなどにはって、鍋に水が入らないようにしつつ水につけすぐに冷やしたりすると良いでしょう。
では、冷蔵と冷凍での方法をそれぞれ見ていきましょう。
冷蔵で保存する方法
①冷ました豚汁をタッパーなどの密閉容器に移して蓋を閉める
②冷蔵庫に入れて完成
冷凍で保存する方法
冷凍で保存する前には、いくつか冷蔵とは違うポイントがあります。
冷凍するときのポイント
①味噌はまだ溶かさないで具材だけで
味噌は冷凍出来ることは出来るのですが、風味や味が少し落ちてしまいます。
美味しい豚汁を楽しみたいなら味噌で味はつけず、具材だけ冷凍するようにしましょう。
②冷凍に向かない食材は抜き取る
豚汁のなかの具材には、冷凍に不向きな野菜がたくさんあります。
・豆腐
・こんにゃく
・里芋
・じゃがいも
・大根 など
これらは、冷凍することで、固くなってしまったり、食感が変わってしまったりしてしまい美味しくなくなってしまいます。
ですので、冷凍に向かない食材は取り除き、食べるときに加える形にするのが良いでしょう。
では、方法を見ていきましょう。
冷凍方法
①味噌を入れる直前までの豚汁を作る
②冷凍に不向きな野菜などを取り除く
③氷水などで鍋ごと冷す
④タッパーやジップロックなどの密閉袋に小分けにして入れる
⑤ジップロックの場合にはしっかり空気を抜き封をする
⑥冷凍庫へいれて急速モード(なければ通常)で保存する
解凍する方法
豚汁を解凍する場合には、電子レンジと鍋を一緒に使うと良いでしょう。
先に、電子レンジで半解凍をしたあとに、鍋に移します。
鍋に移した後は、しっかり沸騰する直前まで温めましょう。そして、その後味噌を溶かして味付けをしておいしく食べてください。
豚汁の賞味期限はどれくらい?腐るとどうなる?保存方法も!のまとめ
豚汁の賞味期限などご紹介しました。
・常温で保存した場合の期限:2時間~半日
・冷蔵で保存した場合の期限:3~5日
・冷凍で保存した場合の期限:1ヶ月
・賞味期限が切れた豚汁は食べない方が良い
豚汁が腐った状態
・泡が立ち消えない
・白い膜がはる
・カビが生える
・糸を引く
・ドロッとしている
・野菜などが溶ける
・酸っぱいニオイがする
・食べると舌がピリピリする
・保存は冷蔵か冷凍で行うが、行う前に出来るだけ早く冷ますことが傷み防止のポイント
豚汁を作り過ぎてしまったときには、食べる分と保存する分を分けてから早めに保存することで、期限がもつので、是非今回紹介したポイントなどを参考にしてみてください。
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