さつまいもは焼き芋や大学芋、スイートポテトなどサツマイモの甘みを活かした料理やお菓子、いろんな楽しみ方がありまよね。
食物繊維が豊富でビタミンCも多く含まれており、身体の中も外もきれいにしてくれる野菜です。
今回はそんな頼もしいさつまいもの賞味期限や腐るとどうなるのか、保存方法などについて詳しくご紹介していきます。
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サツマイモの賞味期限はどれくらい?
一般的に、まるごと売られている野菜には賞味期限が記載されていないですよね。
これはそもそも、「賞味期限」や「消費期限」は「加工食品」につけられるものだと、法律で定められているからです。
なので筍の水煮など加工されたものは別として、野菜には賞味期限や消費期限は記載されていません。
土付き:約1~3か月ほどです。適切に保存すれば半年と長く保存することができます。
市販品:約1週間~2週間ほどが目安です。
カットしたもの:使いかけなどカットしたものは2日くらいを目安に食べきって下さい。
賞味期限切れのサツマイモはいつまで食べられる?
安い時にたくさん買っておいて一度に使い切れず、長く保存してしまう事もあると思います。
明確な期限はないものの長く置いておくと大丈夫かな?と心配になりますよね。
食べても大丈夫かな?という疑問は次の腐ると見た目でわかるの?で説明していきます!
サツマイモは腐ると見た目でわかるの?
期限がないからこそ見た目やニオイできちんと判断して、食べられるかどうか見極めることが肝心です。
見た目とニオイ別で調べてみました。
見た目
・生の状態なのに柔らかく、凹んだり折れたり、酷いと形が崩れる
・水分が抜けてシワシワになっている
・異常にベタベタしている
・大部分が黒く変色している
→冷蔵庫や温度が低い場所に保存していて、カットした断面の大部分が黒くなっている場合は低温障害を起こしています。
この場合食べても問題ありませんが味は落ちていますので注意してください。
・表面に白いふわふわしたものがついている
→これはカビですので、その部分をよく洗い流して十分加熱すれば問題ないです。
もしカビの付着していた部分が変色している場合は、取り除いて下さい。
上記のような状態ではないかよく観察して下さいね。また、以下のようなサツマイモの状態は食べても問題ありません。
【皮に黒い蜜のような塊がある】
これはサツマイモがもつヤラピンという成分です。食べても問題ありませんが、砂が中に混ざっている場合がありますのでそぎ落としてから食べましょう。
【切った断面に白っぽいまたは少し黒い斑点がある】
こちらもヤラピンです。空気に触れると黒く変色しますが食べても大丈夫です。
水にさらすと黒くなるのを多少防ぐことができます。
【加熱したら緑色や黒く変色した場合】
これはサツマイモに含まれるクロロゲン酸やヤラピン、ポリフェノールオキシターゼが反応して変化したものですので食べても問題ありませんが、苦みやえぐみを感じることがあります…。
これを防ぐには切ってすぐに水にさらす、皮を厚めに剥くと良いです。(原因の成分は皮の近くに多く含まれているため)
ニオイ
・酸味のあるニオイ
・カビ臭い
・明らかな異臭
見た目もニオイも、明らかに普段目にするサツマイモと違うようであれば食べるのはやめた方が良いです。
最終的には自己判断になりますので、十分注意して食べるかどうかを判断してくださいね。
サツマイモを長持ちさせる保存方法は?
最後はサツマイモを長持ちさせる方法です。保存するときのポイントは水分に触れないようにする事と、温度の低い冷暗所で保管する事が大切です。
サツマイモは冷気に弱く、冷蔵庫に入れると傷むのが早くなってしまいます。
基本は常温保存ですが、温度が高くても傷みやすくなってしまうので夏場の暑い時期は床下収納や土間がある場合はそこへ、なければ新聞紙で包んで冷蔵庫の野菜室で保存してください。
では、サツマイモの状態別に保存方法を見てみましょう!
土付きのもの
泥がついたものは、洗ってキレイにしたくなりますがそこは我慢!
水に触れると傷みやすくなってしまいますので、そのまま天日干し等をしてしっかり乾かしてから土をはらい、新聞紙で包むか空気穴を開けた段ボールや発泡スチロールなどの箱に入れると長く保存できます。
スーパーで購入したもの
店頭で購入したものはきれいに洗浄されています。一度洗ってありますので土付きのものより傷みやすいです。
ビニール袋に入っている場合は取り出して、新聞紙に包んで籠や空気穴を開けた段ボールに入れて冷暗所で保管して下さい。
カットしたもの
使いかけのものは切り口をキッチンペーパーで包み、全体をラップで覆い冷蔵庫で保存しましょう。
カットしたものはタッパー等に水と一緒に漬けて冷蔵庫保存して下さい。この場合水を毎日変えます。
どちらもなるべく早く使い切って下さいね。
サツマイモは冷凍保存もできる!
生のままカットして、または茹でるなど加熱してから冷凍保存もできます。
冷凍保存はいずれの場合も1ヶ月を目安に使いきって下さいね。
【生のままの場合】スライスやいちょう切り、スティック状にして小分けにラップに包んでから保存袋に入れ冷凍庫へ。
→そのまま焼いたり揚げたり調理ができます。調理法によっては少し筋っぽくなるかもしれません。
【加熱した場合】使いやすい形に切ってから焼いて冷ましたものを保存袋に重ならないように入れて冷凍庫へ。
→解凍して使うか、煮る場合はそのまま使えます。調理法によって少し筋っぽくなることも。
【マッシュ状の場合】茹でるかレンジで加熱後、潰します。冷めたら保存袋に入れて平らにし、空気を抜いて冷凍庫へ。
→解凍してお菓子などに使えます。
まとめ
・サツマイモは冷気に弱いので温度に注意して、基本は常温保存
・傷みやすくなるので、水分は厳禁!泥付きは乾かしてから土をはらう。
・保存には新聞紙や段ボールが便利。
・適切に保存すれば数か月から半年ほど保存可能。
・冷凍保存も可能
時期になるとたくさんもらう事もあるかと思いますので、適切に保存して最後まで食べ切りたいですね。
最近ではサツマイモの種類も豊富なので、ぜひ色々なサツマイモを食べてみて下さいね。
また、サツマイモの豆知識についてはこちらにまとめているので、あわせて参考にしてください。
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