砂糖は料理やお菓子作り、飲み物など、私たちは様々なシーンで使用しており、生活に欠かせない調味料です。
主にサトウキビやてんさい等から作られた甘味料です。
上白糖やキビ砂糖、粉糖など砂糖には様々な種類があり、好みや料理によって使い分けます。
砂糖は長く保管ができそうな調味料ですが、賞味期限はどれくらいなのでしょうか?適切な保存方法や保管場所とは?
今回はそんな私たちの食事に必要不可欠な砂糖について調べてみましたので、参考にしてみて下さいね。
また、いろんな調味料の賞味期限についてはこちらにまとめているので、合わせて参考にしてくださいね。
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砂糖に賞味期限がないって本当?
食品には通常「賞味期限」または「消費期限」の記載が法律で定められていますが、砂糖には賞味期限の記載がありません。
これは、「砂糖は非常に劣化しにくく、長期にわたって保存が可能な食品である」ため期限が書かれていないのです。
食品表示法では「期限の省略可能な品目」として定められています。食塩やアイスクリームなどもこの項目にあたります。
ですので、砂糖は未開封、開封後に関わらず適切に保存すれば何年も使うことができる便利な調味料なのです。
しかし砂糖はニオイがつきやすい食品でもあります。きついニオイのもの(洗剤や芳香剤など)の近くには保存しないで下さいね。
2年前に買った粉砂糖はまだ使える?
先ほど砂糖は何年も使用できる調味料だと説明しましたが、では粉砂糖はどうなのでしょうか?
粉砂糖は元々、グラニュー糖を細かく粉砕したものです。
元がグラニュー糖ですので、こちらも適切に保存すれば何年も使えますが、添加物が入っているものもありますのでその場合少し事情が変わってきます。
粉糖の種類は以下です。
粉砂糖の種類
【純粉糖】グラニュー糖100%の粉砂糖です。
【コーンスターチ入り】粉砂糖が固まりにくいよう、コーンスターチが入っています。
【オリゴ糖入り】こちらも粉砂糖が湿気にくいようにオリゴ糖が入っています。
【トッピング用粉糖】グラニュー糖の他にでんぷん分解物や乳化剤、油脂が入っています。水分に溶けにくく飾りに使用します。
純粉糖に関しては適切に保存していて見た目やニオイなど問題なければ2年経っていても使えます。
また、コーンスターチやオリゴ糖入りのもの、トッピング用のものは見た目やニオイに問題がなくても風味や品質が落ちている可能性もあります。
使えなくはないですが、自己責任でお願いします。
なにより、砂糖はニオイがつきやすい調味料ですので数か月以上経過している場合はよく確認してみてください。
意外と自分では気づかないシンク下のニオイや、近くに置いてある洗剤や芳香剤のニオイがついている事もありますので、注意しましょう。
砂糖は腐ることがないの?その理由は?
砂糖は「腐らない」というのは間違いで、あくまで「腐りにくい」食品だということを知っておいてください。
これは、砂糖には水分がほとんど含まれていないからです。
もともと腐るとはカビや細菌が繁殖してしまうことを指します。
カビや細菌が増えるには水分が必要不可欠なのですが、砂糖にはほとんど含まれていません。
ですので非常に「腐りにくい」食品ということになるのです!
しかし、腐りにくいといっても保存状態によって品質が劣化していることがありますので、以下の変化が見られる場合は食べるのはやめましょう。
・虫が湧いている
・何もしていないのに溶けている
・べたべたする
・嫌なニオイ、別のもののニオイがついている
・部分的に変色している
※全体的に均一に黄ばんでいるものは、メイラード反応という自然な現象のものですので食べても問題ありません。
砂糖の正しい保存方法!ダニを防ぐコツとは?
日々の料理やお菓子作りに砂糖は欠かせないものですが、量が多く一度で使い切ることはほとんどないのではないでしょうか。
みなさんは残った砂糖をどのように保管していますか?
保存容器に入れ替えたり、開け口を輪ゴムで縛ったりなどの方法で保管されている方が多いかなと思います。
固まってしまったりダニの心配もありますので、防ぐためにも適切に保存しましょう。
ちなみに砂糖が固まってしまうのは、空気中の水分を取り込んだ後乾燥してしまうからです。
湿気と温度に気をつけて下さい。
保存方法
・密閉できる容器に移し替える(タッパーやパッキンのついた保存容器)
・砂糖が入っていた袋を輪ゴムで縛り、さらにジッパー付きの保存袋に入れしっかり空気を抜いて封をする
※虫が袋を食い破って侵入することもあるので、常温保存する場合は密閉容器への移し替えをオススメします!
保存場所
・常温保存:直射日光のあたらない、常温かつ湿度の低い場所が適しています。湿気のこもるシンク下よりも台所の上の棚等が良いですよ。
・冷蔵保存:湿度の変化を少なくするためにも密閉容器に入れて冷蔵庫で保存してください。
この場合、冷蔵庫から出しておくと結露が発生してしまい品質低下の原因になりますのでさっと使ってすぐに冷蔵庫に戻してくださいね。
また、砂糖にもダニがつきます!
純度の高い白砂糖やグラニュー糖などはダニの餌になるミネラルや水分が不足しているのであまり心配ありません。
しかしキビ砂糖や黒糖、三温糖など色のついた砂糖にはそれらが含まれていますので条件によってどんどん増えてしまいます。
ダニの侵入、繁殖を防ぐためにも上記のような適切な方法と場所で保存してくださいね。
まとめ
*砂糖に賞味期限はなく、適切に保存すれば何年も使用できる
*砂糖はニオイがつきやすいので注意が必要
*粉糖は種類によっては月日が経ったものは使わない方がよい
*砂糖は「腐らない」のではなくあくまで「腐りにくい」食品
*砂糖が固まるのは空気中の水分を吸った後乾燥するから
*砂糖にもダニが沸くことがある
砂糖は劣化しにくいですが、長く置いておいても安心して使えるようにぜひご紹介した方法や場所で保存してくださいね。
他の砂糖類についてはこちらにまとめているので、合わせて参考にしてください。
>>氷砂糖の賞味期限はどれくらい?腐るとどうなる?保存方法も!
>>ザラメの賞味期限はどれくらい?腐るとどうなる?保存方法も!
>>黒砂糖の賞味期限はどれくらい?腐るとどうなる?保存方法も!
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