焼酎はアルコール度数が高いので腐らないとか、そもそも期限が書いてないから半永久的に飲めるなど焼酎にまつわる話しを聞いたことはありませんか?
期限の設定がないと何だか不安な気もしますし、逆に長く楽しめるからラッキーとも思えるしなんとなく複雑な心境ですよね。
そこで、今回は焼酎の賞味期限や腐ってしまったときの状況、正しい保存方法などご紹介していきます。
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焼酎の賞味期限はどれくらい?
焼酎の賞味期限ですが、実は本当にありません。
理由としては大きく分けて2つです。
1,アルコール度数が高く菌が繁殖しづらい、生きられない
食べ物が腐敗したりする原因の1つには菌の繁殖や増殖などの理由があります。
しかし、焼酎のほとんどの銘柄はアルコール度数が20度以上あるものが多く、度数が高いので菌が繁殖したり生き延びることが出来ません。
実は、食品を腐らせてしまう多くの菌はアルコール度数が10度以上あると生きることが出来ず食品が腐ることがほとんどありません。
ですので、焼酎の度数が高いということが賞味期限を記載しなくて良い理由の1つになり得るのです。
2,焼酎は蒸留酒だから
焼酎は、蒸留酒の一部で製造過程の一部でしっかり不純物が取り除かれます。
また砂糖など菌が好む物を使っていないので、原理的には腐らないとされていて賞味期限の記載がありません。
賞味期限みたいな数字の正体は!?
ラベルなどに、賞味期限のような日付の記載が書いてあるものがあります。
パッと見、西暦と年月日が書いてあるので賞味期限?と思ってしまうのですが、実はこれは違います。
この数字は、詰口(つめぐち)年月日といって、焼酎を瓶などに詰めた日付のことです。
賞味期限ではないですが、この数字からどのくらい期限が経ったか分かるので品質の保持や維持に役に立つものとなっています。
賞味期限切れの焼酎はいつまで飲める?
賞味期限がないとはいえど、やはり何年、何十年と置いておくのは品質に問題が出てくる可能性があります。
もちろん正しく保存して長く飲めることもありますが、間違った保存の仕方などではどんなにアルコール分が入っていても劣化は避けられなくなるでしょう。
賞味期限が記載されていない以上、焼酎の見た目やニオイ、味などを私たちの五感で感じていかなければいけないのですが、早めに飲みきるに越したことはないでしょう。
大体の目安ですが、瓶なら2~3年、ペットボトルや紙パックの物で1~2年ほどで飲みきり、あまり長く保存することなく、なくなったら購入して新たな焼酎を楽しむという感じで呑んでいけば良いのかなとも思います。
焼酎って腐るとどうなるの?
焼酎は未開封であれば理論上腐ることはありませんが、開封してしまえばやはりある程度の劣化は避けることが出来ません。
以下のような状態がある場合には、腐ってしまったと同じような感じですので、飲まずに破棄するのが良いでしょう。
・酸っぱいニオイがする
酸っぱさを感じた場合には劣化または完全に腐ってしまった状態です。
アルコールが劣化すると構造を変えて酢酸になってしまうので、酸っぱいニオイがするようになってしまいます。
・色が黒っぽく変色する
焼酎が新鮮であれば透明、少し年数を置くと薄い透明の茶色へと変化していきますが、完全に黒っぽかったり、濁っているような色をしていた場合には飲めないので破棄しましょう。
・味が酸っぱい、味がいつも飲んでいるものと違う
酸っぱさは先ほどもお話ししたとおり、酢酸に変わっているのでお酢のような状態になっている可能性があります。
また、いつもと違って苦みを感じたり逆に味が全くしないような場合には劣化しているので飲むことは止めて破棄してください。
焼酎の正しい保存方法は?開封後は冷蔵庫?
焼酎を長く楽しむ為には、正しい保存方法が大切です。
未開封の場合も開封済みの場合にも基本的に冷暗所で保存することが好ましいです。
開封後に冷蔵庫で保管してしまう方がいますが冷蔵庫で冷すのはNGです。
焼酎の保存温度に最適なのは12℃~13度前後です。
冷蔵庫に入れて保存してしまうと、焼酎が冷えすぎてしまうため焼酎の成分が冷えて固まってしまいそれらが浮遊物や沈殿物として焼酎内に現れてしまい、品質が劣化してしまのです。
ですので、必ず保存するときには、冷蔵庫ではなく常温でしかも冷暗所というのがポイントとなってきます。
そして、冷蔵庫に入れない以外にも開封後に気をつけてほしいことがあります。
それは空気にふれないようにすることです。
焼酎の蓋を開けたり注いだりすると空気に触れやすくなってしまい風味などが一気に落ちてしまいます。
必ず開封後には空気が入らないようにしっかり蓋をしめたり、早めに飲みきるなど対応するようにしてくださいね。
焼酎の賞味期限はどれくらい?腐ることってある?保存方法も!のまとめ
焼酎の賞味期限などご紹介しました。
・焼酎には賞味期限がないが早めに飲みきるのが好ましい
劣化してしまった焼酎の状態
・酸っぱいニオイがする
・色が黒っぽく変色する
・味が酸っぱい、味がいつも飲んでいるものと違う
・焼酎の正しい保存方法は、冷暗所で保存して光や高温などを避ける
・開栓したものもそうでないものも焼酎は冷蔵庫へいれてはいけない
焼酎は賞味期限がないので、長く飲めると思いがちですが、実は保存方法次第ではぐっと飲める期間が短くなってしまいます。
必ず正しく保存して定期的に状態を確認するようにしてくださいね。
また、いろんな飲み物の賞味期限などについてはこちらにまとめているので、合わせて参考にしてくださいね。
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