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皿うどんとは長崎県の郷土料理。
“うどん“と名前がつくのですが、主流は揚げた細麺なので、どちらかというとかた焼きそばに似ています。
パリパリの細麺に具材がたくさん入ったあんかけをかけ、麺を崩しながら食べる料理で、九州ではちゃんぽんと共にとてもポピュラーなお料理。
長崎皿うどんの材料は、ちゃんぽん(チャンポン)と同じ。やや甘めのスープに片栗粉でとろみを付けて麺の上にかけたものです。麺は、油揚げした細麺と、ちゃんぽん麺を炒めて作る太麺の2種類があり、最初は太麺だったと言われています。
【引用元】みろくや
江戸時代から多くの人に愛される、とても歴史あるお料理です。
野菜・お肉・海鮮・卵・きのこなど、いろんな具材を入れてボリューム満点!栄養バランスも必然的に良くなります。
いろんな食材のアレンジが楽しめるのも、皿うどんが人気の秘密ですね。
筆者は関西出身ですが、祖父が長崎県の出身であり、皿うどんは昔から食べ慣れた家庭の味でした。
上京してから、よく食べていたメーカーさんの商品を発見した時は、とっても感動!何パックも買い込みました。
よく食べるからこそ、期限を切らせ酷い目にあった経験もありますので、今日はそんな皿うどんの賞味期限を見ていきたいと思います!
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皿うどん(揚げ麺)の賞味期限はどれくらい?
市販の皿うどんは、揚げ麺とスープの粉末がセットでパウチされ、売られていることが多いです。
麺が生でなく揚げてある、スープも粉末タイプが多いということで、賞味期限が長いんですね。
メーカーによってばらつきが大きく、短いもので3ヶ月、長いもので1年ほどです。
賞味期限切れの皿うどんはいつまで食べられる?
私も一度「“消費期限“でなく“賞味期限“だし…」「生の製品ではないし…」と、1年ほど期限の切れた皿うどんを食べて、ひどくお腹を壊した経験があります。
結論から言うと、賞味期限切れの皿うどんは食べない方が良いです。
“多少であれば期限が過ぎても品質に問題なく食べられる“というのが賞味期限なのですが、
“普段からよく皿うどんを食べる“という人であれば別ですが、揚げ麺の腐敗した臭いは、食べられるかどうかの判断が難しいです。
皿うどんって腐るとどうなるの?
では、皿うどんが腐ることはあるのでしょうか?
皿うどん含めインスタントラーメンなどの揚げ麺は、“腐る“ではなく“酸化“します。
酸化とは文字通り、油と酸素が結合すること。
空気中の酸素と油が反応して起こる変化を油の酸化と言い、「光、高温、空気」などにより促進されます。酸化した油は、調理時に不快なにおいがしたり、色が濃くなったり、消えにくい細かい泡が出たりします。表示された保存方法を守ることが、油を長持ちさせるコツとなります。
【引用元】日清オイリオ
油は酸化すると不快な臭いを発し、味が低下します。
具体的には塗料のような鼻につく臭いがします。
さらに酸化が進むと毒性を示すようになり、下痢や嘔吐を引き起こします。
揚げ麺の場合は、見た目に全く変化がありませんので、見た目では判断ができません。
腐敗の程度にもよりますが、上の塗料のような臭いというのも、加熱するまでは分かりにくいです。
そのため、いざ料理が出来上がって食べてから「なんだか変な味…」ということがあり得ます。
食べ慣れない方は「こんなもんかな」と食べ進めてしまうことがあると思いますが、そうすると下痢や嘔吐をしてしまうので注意が必要です!
皿うどんの正しい保存方法は?
ではそうならないための皿うどんの正しい保存方法を見ていきましょう。
原則は、賞味期限内に食べること。
未開封の場合、保管は常温で良いですが、温度の上がり過ぎない冷暗所で行いましょう。
期限が過ぎてしまった場合は、包装方法にも注目しましょう。
完全に密閉するタイプの包装
ポテトチップスのように完全に密封するタイプの包装であれば、空気が入らないので酸化も進みにくい。
多少賞味期限が過ぎていても食べられる可能性が高いです。
開けてみて臭いを確認しましょう。
簡易タイプの包装
大抵は小分けの場合だと思いますが、プレゼントのように袋の口をねじり止めた、簡易包装もありますよね。
このような場合は、隙間から空気が入り、酸化も進みやすいと言えます。
賞味期限が過ぎていれば、油の酸化した嫌な臭いがする可能性も高いので注意しましょう。
あんかけの保存
これまで麺のことばかりに触れてきましたが、保存方法を紹介するこの項では、あんかけの保存についても少し触れたいと思います。
実はこのあんかけのとろみは冷やすと緩んでしまう性質があるんです。
そのため、作り置きには向かない料理なのがあんかけ料理。
作り置きしたい場合は片栗水を入れる前に保存するのがベストです。
その際は、ジップ付き保存袋で空気を抜いて平たく整え、冷凍保存がおすすめです♪
片栗水を入れた後にどうしても残ってしまった場合は、密閉できる保存容器に入れ、冷蔵庫で2〜3日の間には食べましょう。
そして、冷やしてとろみが緩んでしまった場合は、再加熱した後に再度片栗粉を追加してください。
皿うどんのアレンジ紹介
皿うどんといえば、野菜・肉・海鮮・卵などで作る五目皿うどんですよね!
しかしイマイチアレンジがしにくいのがこのお料理。
他に使い方はあるでしょうか。
サラダにアレンジ
レタスなどの葉野菜、ミニトマト、玉ねぎなど好きな野菜を和えて盛り付けます。
その上に砕いた皿うどんの麺をトッピング。
ごまドレッシングが合いますよ!
具材をアレンジ
定番の五目ではなく、具材をいろんな種類のキノコにアレンジ。
あんかけともよく絡んでとっても美味しいです!
皿うどん(揚げ麺)の賞味期限はどれくらい?腐るとどうなる?保存方法も!のまとめ
いかがでしたか?
揚げ麺は、見た目や調理前の臭いでは腐敗に気付きにくいものの、腐敗したものを食べると下痢・嘔吐など酷い食中毒を起こします。
そうならないためには、賞味期限を守るのが良いですね!
- 揚げ麺の賞味期限は3ヶ月〜1年
- 賞味期限切れの皿うどんは食べない方が良い
- 腐敗は見た目では分からない
- 加熱前の臭いも判断がしづらい
- 加熱後、塗料のような油の酸化した臭いがする場合は食べない
- 未開封の皿うどんは、冷暗所で保管する
- 包装タイプにも注目
以上を踏まえて、安全な食事にしましょうね!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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