うな重の上から振りかけたり料理の味付けとして使われる山椒。
一般には粉末になって瓶詰めなどで売られていますが、実は手作りすることができるのをご存知ですか?
ここでは生の山椒の賞味期限についてご説明したいと思います。
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山椒の賞味期限はどれくらい?
初夏になると、青果店などで並び始める実山椒(青山椒と呼ばれることもあります)。
葉っぱや枝などについた状態で売られていることが多いです。
私は毎年、実山椒が売っているのを見かけては必ず買って帰り、糀漬けや醤油漬けなどにして楽しんでいます。
この加工されていない状態の実山椒の期限は、野菜などと同じように考えてOK。玉ねぎなどに賞味期限が表示されていないように、山椒にも明確な賞味期限はありません。
そのまま生の状態で保存する場合は、冷蔵で3〜5日ほどです。
ゆで・アク抜きまでの処理をして、冷蔵で1週間ほど。冷凍で1ヶ月ほどです。(冷凍は実はもっと日持ちはしますが、香りが減っていきます)
ちなみに春のお料理・木の芽和えなどに使われる「木の芽」は、生の山椒の葉っぱなんですよ^^
賞味期限切れの山椒はいつまで食べられる?
基本的には、腐っていなければ食べられます。
実山椒はそのまま生で食べることは少なく、ちりめん山椒にしたり醤油漬けにしたりと、何かしらの加工を加えるもの。
実山椒を買った場合は、早めに何かしらの加工をしてしまうのが1番です^^
山椒って腐るとどうなるの?
賞味期限が決まっていない、また保存状態によっても変わってくるので、山椒が食べられるかどうかは見た目で判断しましょう。以下のようなものは、避けた方が良いものです。
①黒く変色している
②黄色くなり身を触るとぶよぶよしている
③身から汁が出ている
このようなものは腐っている可能性が高いです。
とても小さな実なので、1粒くらい誤って食べてしまっても大きな体調変化はないかもしれませんが、気をつけましょうね。
山椒の正しい保存方法は?
実山椒は正しくアク抜きをして、密閉できる保存容器に入れ冷蔵庫で1週間。
冷凍保存する場合は、ジッパー付きの保存袋に入れて空気を抜きましょう。1ヶ月程度は保存可能です。
正しいアク抜き・下処理の方法は、次の項でご説明します♪
山椒の正しい下処理方法は?
<実を加工して食べる場合>
①まず買ってきた実山椒は、枝から1粒1粒丁寧に取り外します。実を傷つけないように!
②実のまま加工して食べる分は、水でさっと洗ってから沸騰した湯に入れ茹でます。(湯が茶色くなる程度まで)
③茹で上がったら冷水にとり、そのまま水に浸して1〜3時間置きます。(アク抜き)水に浸す時間が長いほど辛味が抜けていくため、たまに味見をして好みの絡みになったらザルにあげます。
④しっかりと水を切り、上の項で説明した正しい保存方法で冷蔵または冷凍保存しましょう。
<粉山椒を作る場合>
①実を食べる場合と同じように、枝から丁寧に実を取り外します。
②ザルなどに広げて数日しっかりと乾燥させます。
③乾燥してくると自然と殻が割れ、中から種のような黒いものが出てきます。これを丁寧に取り除き、殻だけの状態にします。(細かくてとても大変ま作業ですが、種は硬くて口当たりが悪くなるので除きましょう!)
④殻をミキサーにかけ細かく砕いたら完成!荒いものを除きたい場合は、さらにふるいにかけましょう。
大変な作業ですが、市販のものより香りも強く、とてもおいしいですよ!おうち時間が長い今年こそは、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?^^
山椒の賞味期限はどれくらい?腐るとどうなるの?保存方法は?のまとめ
実山椒の賞味期限や腐っているかの見分け、下処理方法についてご説明しました。
山椒仕事はとても細かく大変ですが、何よりも美味しく、とてもおすすめです!
ぜひご参考になさってください。
<まとめ>
・緑の綺麗なものを選んで買う
・買ったそのままなら冷蔵3〜5日
・アク抜き処理をして保存容器で冷蔵1週間、冷凍1ヶ月
・黒や黄色に変色、汁が出ているものは腐っている
・ちりめん山椒や佃煮がおすすめ
・時間に余裕があれば、粉山椒にぜひチャレンジしてください!
また、いろんな調味料の賞味期限や保存方法については、こちらにまとめているので合わせて参考にしてくださいね。
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