桜餅の葉っぱって何の種類?食べる食べない?ないときの代用品も!

一気に春を感じられる和菓子と言えば桜餅ですよね。

良い香りに、甘塩っぱいあの味はもはや春の代名詞とも。

そんな桜餅ですが、葉っぱに疑問をもつ方って結構いませんか?

本当に桜の葉なのか?

どんな桜なのか?

そもそも葉っぱは食べるのか?などなど疑問に思うことは多々ありますよね。

そこで、今回は桜餅の葉っぱに注目して、葉っぱの種類や食べられるかどうかなど詳しくお伝えしていきます。

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桜餅の葉っぱって何の種類?

桜餅の葉っぱって何の種類?食べる食べない?ないときの代用品も!

桜餅の葉っぱはどのような桜の種類のものを使っているのでしょうか。

現在、桜餅に使われている桜の品種は、オオシマザクラというものです。

オオシマザクラは、伊豆半島で多く栽培されており、その中でも静岡県松崎町で生産されているものが国内で70%も占めているそうです。

ですので、ほぼ使われているのは松島町産の葉っぱということになります。

 

では、なぜ桜餅にはオオシマザクラが使われているのでしょうか?

オオシマザクラが使われている理由

・葉っぱが大きい

 

・葉っぱが柔らかい

 

・桜の香りが最も引き立つ品種

 

・葉の表面に毛がほとんどなくツルツルしている

 

・食べやすい

など、このような理由があるからです。

 

ちなみに、葉っぱはそのままでは使いません。

必ず塩漬けをします。

塩漬けすることで、クマリンという成分が生成されてあの独特な桜の良い香りが出てくるのです。

 

桜餅の葉っぱって食べることできるの?

桜餅の葉っぱって何の種類?食べる食べない?ないときの代用品も!

桜餅の葉っぱを食べる人、食べない人それぞれいますが、そもそも桜餅の葉っぱは食べることが出来るのでしょうか。

食べている人も居るとおり、桜餅の葉っぱはお餅と一緒に食べることが出来ます。

基本的に、食べられるのですが、食べる・食べないは個人の自由でOKです。

葉っぱは塩漬けされているので、若干しょっぱさを感じてしまったり、時間が経ったものや葉っぱによっては筋が残って硬くなってしまったものもあるので、その時の状況や気分で食べたり、食べなかったりを選択すると良いかと思います。

 

ちなみに、なぜ桜餅には葉っぱが巻かれているか知っていますか?

いくつか理由があるので、合わせてお話していきますね。

桜餅に葉っぱが巻かれている理由

①お餅を乾燥から防ぐ

お餅は乾燥に弱い食べ物です。

乾燥してしまうと一気に劣化が進んでしまい食べられる期間が短くなってしまいます。

そこで、乾燥を防ぐため塩漬けした桜の大きな葉っぱを使ってお餅を包むようになったのです。

 

また、桜の葉を巻くことで抗菌作用も発揮するので衛生的な面でも一役買っているようです。

 

②春らしい桜の香りを楽しむため

桜餅は、見た目や香りなど春らしさを楽しむための和菓子とも言えます。

生の桜の葉っぱでは、ニオイがお餅に移ることはありませんが、しっかり塩漬けすることで香りが発生して、お餅に良い桜の香りが移るため、一気に春を感じられる食べ物と変化するのです。

 

③塩味と甘味のバランスを引き立てるため

塩漬けされた桜の葉を使うことで、中の甘い餡子をさらに引き立てる効果があるので、味のバランスを整えるという意味でも葉っぱが使われているのです。

 

桜餅の葉っぱがないときの代用品でおすすめは?

桜餅の葉っぱって何の種類?食べる食べない?ないときの代用品も!

手作りで桜餅を作ろうとしたときに、肝心のオオシマザクラの葉っぱが手に入らないこともあるかと思います。

オオシマザクラが本来なら望ましいですが、他の物でも代用出来るのでしょうか。

 

もし、代用するならやはり同じ桜が良いでしょう。

桜餅のあの風味や香りを出すにはやはり塩づけの桜の葉は重要です。

 

代用でオススメなのは、八重桜の葉っぱが良いでしょう。

 

それもなければ、多く咲いているソメイヨシノの葉っぱでも可能です。

 

結果的に、どの品種でも桜であればOKです。

 

桜の葉っぱを手作りで塩漬けする方法もお伝えしておきますね。

とても簡単なので、比較的すぐに作れますよ。

 

桜の葉っぱの塩漬けの作り方

①キレイめな桜の葉っぱを用意する(穴あきや虫食いなど葉は止めましょう)

②水を使って汚れなどをキレイに取り除く

③大きめの鍋にお湯を沸かす

④葉っぱを入れて1分ほど茹でる

⑤茹で終わったら火を止める

⑥ボウルなどに冷水を入れてそこに葉っぱを入れて数秒冷す

⑦水気をしっかり切り、キッチンペーパーなどで葉っぱに残った水分をしっかり取る

⑧タッパーなどの密閉容器に塩をまんべんなく振る

⑨葉っぱを敷き詰めてその上に塩を振りかける

(※葉っぱが多い場合には、塩→葉っぱ→塩→葉っぱの順にミルフィーユ状に並べる)

⑩葉っぱの上にレモン汁またはお酢を大さじ1程度かける

⑪葉っぱの上にラップをしっかりとかける

⑫ラップの上に重し(水の入ったペットボトルなど)をのせて10日ほど冷暗所でつける

⑬10日ほどで重しを外して葉を取り出しラップで1枚ずつ包んで冷蔵庫へ保存して完成

※冷凍保存も可能です。

 

出来上がった桜餅に葉っぱを巻くときには、そのままだとしょっぱいので、15~20分ほど水につけるか、熱湯をサッとかけて塩抜きを少ししてから使うようにしてみてくださいね。

 

ちなみに、近くに桜がない場合や手作りが大変という場合には、ネット通販などでも購入可能です。

 

人工で出来た桜の葉っぱもあり!?

どうしても桜が手に入らない、衛生的に気になるという場合には、人工に作られた桜の葉を代用で使うのもありです。

桜の香りは移りませんが、もともと葉っぱを食べないという人やなんとなく桜の香りが苦手という人にでも桜餅風を楽しむことが出来ますよ。

 

桜餅の葉っぱって何の種類?食べる食べない?ないときの代用品も!のまとめ

桜餅の葉っぱについてご紹介しました。

・桜餅に使われている桜の品種は、オオシマザクラの葉っぱ

・桜餅の葉っぱは食べることは可能

・桜餅の葉っぱ・オオシマザクラの葉が手に入らないときには、どの桜でもOK

・味は変わってしまうが、見た目だけなら人工の葉っぱを代用するのもOK

桜餅は葉っぱがあってこその味です。

おいしい桜餅を食べるならやはり塩漬けされた葉っぱを使うと良いので、是非今回の記事を参考に手作りしたり、購入して食べたりしてみてくださいね。

また、桜餅の豆知識ついてはこちらにまとめているのであわせて参考にしてください。

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