これから寒い時期になると、根菜が美味しい季節になりますよね。
レンコンはあのシャキシャキ感が最高で、煮物でも、サラダでも何にでも結構大活躍してくれるので、出始めると購入する方も多いのではないでしょうか。
そんなレンコンですが、みなさんは正しく保存出来ていますか?また使おうとしたときに色が変わっていたりして腐っているのではと不安になったりしていませんか?
そこで、今回はレンコンの賞味期限や正しい保存方法などお伝えしていきます。
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レンコンの賞味期限はどれくらい?
レンコンの賞味期限ですが、レンコンの状態や保存方法などでも変わってくるので、それぞれの目安をご紹介していきますね。
一節丸ごとレンコンの場合
常温:約1週間程度
冷蔵:約1~2週間程度
冷凍:約1~2ヶ月程度
カットされているレンコンの場合
常温:約1~2日程度
冷蔵:約3日~5日程度
冷凍:約1ヶ月程度
※一節丸ごともカットされているものも常温で保存は可能ですが、基本的に常温で保存は冬の寒い時期のみです。
ただし、冬の寒い時期に暖房などをいれて室内の温度が上がってしまうようなら出来るだけ冷蔵か冷凍保存するようにしてくださいね。
夏の終わりから秋にかけて出る新レンコンは期限が短いので注意
ちょうど今の時期、夏の終わりから秋にかけて出回るレンコンは新レンコンと言って、通常のレンコンより水分を多く含んでいて、柔らかくアクも少ないのでとても食べやすいのですが、日持ちはあまりしません。
冷蔵で保存しても2日くらいが期限の目安になってくるので、新レンコンの場合には買ったらすぐに調理して食べてしまうことをオススメします。
賞味期限切れのレンコンはいつまで食べられる?
賞味期限の切れたレンコンは食べるのは止めましょう。
レンコンは非常に傷みやすい野菜です。
万が一腐っていたレンコンを食べてしまうと、ボツリヌス菌という土壌など自然界に多く含まれている菌が原因の食中毒を引き起こす可能性があります。
ボツリヌス菌は熱に弱いので80℃以上の加熱を30分程度、または85℃に到達した時点で30分経過すると弱まりますが、感染してしまうと、下痢や嘔吐などの消化器症状以外にも、倦怠感、めまい、視力障害、呼吸困難などが出現しやすく、重症化すると命の危険もあるので、怖い食中毒なのです。
ですので、期限を過ぎたものは、食べるのは止めるようにしてくださいね。
レンコンって腐るとどうなるの?見分け方は?
レンコンは傷みやすい野菜とお話しましたが、実際腐ってしまうとどのような状態になるのでしょうか。
腐ったレンコンの状態
・全体的に色が黒くなる
・カビが生える
・悪臭がする
・全体がヌメヌメする
・固さがなく全体的に柔らかくドロドロしてくる
・口にすると苦い
など、1つでも当てはまったら腐っている可能性が非常に高いので口にしないようにしてください。
ぱっと見腐って居るように見えるけれど食べても大丈夫なもの!
実は、レンコンは食べられるものでも、色の変色が容易に起きやすいので、これは大丈夫なのかなと迷うことも多いのです。
ですので、ここでは食べても大丈夫な色の変化について少しお話しますね。
皮に黒や茶色いポツポツがある場合
中身はなんともないのに、皮が黒や茶色っぽくなっていることがあります。
これは、黒しぶと言われるものなので、特に問題はありません。
ただし、中を切って黒い部分があったり、穴の中が黒い場合は腐っている可能性が高いので中身もしっかり確認してくださいね。
ピンクや紫色っぽくなっている場合
ピンクや紫になっているときには、レンコンに含まれるタンニンやポリフェノールといった成分が反応して起こっているので、腐っているわけではないので、食べることは可能です。
ただ、どうしても気になる場合には、その部分だけそぎ落としてもOkです。
れんこんの変色についてはこちらにまとめているので、合わせて参考にしてくださいね。
>>れんこんが変色して黒いのは食べれる?防ぐ方法や原因も詳しくご紹介!
レンコンの保存方法は?冷凍もできる?
レンコンの保存方法はどのようにした方がよいのでしょうか。
基本的にオススメするのは、冷蔵か冷凍ですが、一節丸ごとのものなら冬の寒い時期だけですが、常温も可能なので、3パターンの方法をご紹介していきます。
常温で保存する場合
れんこんは乾燥に非常に弱いので乾燥対策が重要です。
キッチンペーパーを水で濡らしたものをレンコンに巻き付けて、それをビニール袋などに入れます。
暖房などで気温に変化を受けず、風通しの良い場所にレンコンを立てて保存するようにします。
冷蔵で保存する場合
レンコンが1本丸ごとかカットで冷蔵の仕方が変わるので、そこも合わせてチェックしてみてください。
1本丸々冷蔵する方法
①キッチンペーパーを水で濡らしてレンコンに巻き付ける
②ビニール袋などに①を入れる
③野菜室にレンコンを立てた状態で入れて完成
カットしたものを冷蔵する方法
レンコンをカットしたときに冷蔵する方法は2つあります。
ラップを使った方法
①カットしたレンコンにしっかりと空気を遮断するようにぴったりラップをする
②①をジップロックなどの密閉袋に入れてしっかり空気を抜き封をする
③野菜室に立てた状態に入れて完成
水につける方法
①タッパーなどの保存容器にカットしたレンコンを入れる
②レンコンがしっかり覆われるくらいの水を入れる
③タッパーの蓋をしっかり閉めて冷蔵庫に入れる
④1日おきに水をしっかり変える
水につけることで、乾燥や変色から守ることが出来るのですが、水を入れ替える手間や水につけることで、栄養素が流れ出てしまうので、水につける場合には、出来るだけ早めに食べるようにしてくださいね。
冷凍で保存する場合
冷凍で保存する場合には、冷凍する前に変色を防止させることと、カットして下ゆでしておくと解凍後に調理しやすいのでオススメです。
その方法で説明していきますね。
①鍋に半分くらい水をいれて、そこに大さじ1程度のお酢を入れて軽く混ぜる
②レンコンの皮を向き、好みの大きさにカットして①に入れる
③鍋を火にかけて沸騰してから3分ほど茹でる
④ザルにあげて水分を切りレンコンを冷ます
⑤水分が切れ冷めたら、ジップロックなど保存袋にレンコンを入れて空気を抜き封をする
⑥出来るだけ平らにして金属トレーの上に置き冷凍庫に入れる
⑦急速モードがあれば急速でなければ通常で冷凍して完成
解凍方法
解凍する場合には、使いたい半日前ぐらいから冷蔵庫でじっくり解凍させてください。
また、解凍しなくてもそのまま料理に使う事も可能なので、その調理法に合わせて実践してみてくださいね。
レンコンの賞味期限はどれくらい?腐るとどうなるかの見分け方や保存方法も!のまとめ
レンコンの賞味期限などご紹介しました。
・一節丸ごとレンコンの賞味期限は、常温:1週間・冷蔵:1~2週間・冷凍:1~2ヶ月
・カットレンコンの賞味期限は、常温:1~2日・冷蔵:3日~5日・冷凍:1ヶ月
腐ったレンコンの状態
・全体的に色が黒くなる
・カビが生える
・悪臭がする
・全体がヌメヌメする
・固さがなく全体的に柔らかくドロドロしてくる
・口にすると苦い
・レンコンの保存は冷蔵か冷凍がオススメ
・カットしたレンコンは冷蔵法が2つある
・冷凍する場合には、色変色防止&茹でることで解凍後に時短出来るので楽
スーパーなどではカットされたものが多かったりするので、すでに購入するときに色が変わっていたりすることもあるので、早めに食べるか正しく保存するようにしてくださいね。
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