じゃがいもはどれくらい日持ちするのかご存知ですか?
ここでは、じゃがいもの賞味期限はどれくらいなのか?常温・冷蔵・冷凍・野菜室、どれが最適なのか?腐った時の見分け方もご紹介しましょう!
また、いろんな野菜の賞味期限についてはこちらにまとめているので合わせて参考にしてくださいね。
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じゃがいもの賞味期限はどれくらい?(冷蔵庫、常温)
野菜に賞味期限はありません。
1個1個、状態も違いますし、買ってから冷蔵庫に入るまでの時間によっても前後します。
千切りキャベツや、洗わずに食べられるカット野菜、下処理済みの冷凍野菜など、加工されているものは消費期限が書かれています。
冷蔵庫保存
まず、冷蔵庫での保存はおすすめしません。
冷蔵庫は乾燥していますので、じゃがいもの水分がどんどん抜けていき、美味しくなくなってしまいます。
どうしても皮を剥いて保存したい場合は、冷凍保存にしましょう!
常温保存
じゃがいもの保存場所は、「冷暗所」で「風通しのいいところ」が適切です。
じゃがいもは、光に当たると芽が出てきます。
じゃがいもの芽には、「ソラニン」という毒があり、腹痛や吐き気を引き起こす他に、重症になると意識障害がおこります。
ソラニンは、加熱しても死なない毒なので、調理前に必ず確認しましょう!
賞味期限切れのじゃがいもっていつまで食べられる?
じゃがいもの賞味期限は、日数が決められていません。
食べられるかどうかの目安としては、「芽が出ている」「緑色になっている」状態になる前までです。
逆に、このような状態になったら食べるのは止めた方がいいです。
風通しの良い涼しい場所であれば、長期間保存も可能ですが、最近の住宅ではなかなか難しいので、こまめに状態を確認して見極めましょう。
じゃがいもは腐るとどうなるの?判断の基準は?
腐ったじゃがいもって見た目で分かるんでしょうか?
誰でも簡単に見分けられるポイントがあるので、ご紹介します。
食べられないじゃがいも
・緑色になっている
・芽が出ている
・茶色や黒色になり、腐っていて形が崩れる
先ほども書いたように緑色になっている部分には毒があります。
光が当たると緑色になってしまうので、保存の仕方や保管場所に注意しましょう。
また、芽にも毒があるので、芽が生えている部分はしっかりと深めに切り落としましょう。
芽が生えている周辺の実の部分にも、食中毒の症状を起こす成分が移っているからです。
そして、実の部分が茶色や黒色になり、指で押せてしまうくらいに柔らかくなっているじゃがいもは食べられません。
本当は食べられるじゃがいも
パッと見、食べられるか不安になりますが、本当は食べられる状態のものがあるので、ご紹介します。
皮がしわしわになっている
柔らかい
皮にカビが生えている
買ったまま忘れていたじゃがいもが出てきたことはありませんか?
私はあります。
触ってみたところ腐っている訳ではないのに、手で曲げられるくらいしなったことがあります。
包丁で切ってみたところ、中身は普通のじゃがいもで食べられそうだったので、いつも通り調理してみました。
調理後崩れてしまったり、変なにおいがしなかったので、普通に食べ切りました。
また、頂いた土付きのまま置いておいたら、皮にカビが生えてしまったことがありましたが、皮をむいて洗った状態ではいつものじゃがいもと変わらなかったので、美味しく頂きました。
一見、食べられるか不安になる見た目のときもありますが、まずは皮を剥いて洗って、状態を確認するといいでしょう。
明らかに黒く腐っていて、手で押してグシャッとなる状態のものは捨てた方がいいです。
じゃがいもの正しい保存法は?土は洗うべき?
保存場所
じゃがいもを冷蔵庫で保存している人はいませんか?
じゃがいもは土の中で育ち、光を嫌う野菜です。
「冷暗所」といっても、冷蔵庫の場所によって温度も違いますし、冷蔵庫を空けるたびに電気が着いて明るくなるのは、避けたいポイントです。
一番は、「使う量だけ買う」ことです。余分に買って腐らせてしまってはもったいないですからね!
ただ、頂き物や、直売所での箱売りもありますので、そんなときのために正しい保存方法を知っておきましょう。
常温保存
じゃがいもは、風通しの良い暗い場所での保存が最適です。
日光だけでなく、家の電気の明かりでも「メラニン」という毒が生成され、緑色に変色します。
なるべく、開閉の少ない場所に置きましょう。
また、光を防ぐために新聞紙で軽く包むのもオススメですし、内側がアルミシートになっている保冷バックでも、光を防げるのでオススメしています!
冷凍保存
「うちは湿気がこもり易いから…」
「うちは2人家族だから、すぐには食べきれない!」
「ずっと置いておくのはやっぱり不安…」
そんな時にオススメなのが、冷凍保存です!
使いやすい大きさ、形に切っておけば、すぐに使えて時短にもなります。
①じゃがいもの皮を剥き、キレイに洗う
②使いやすい大きさに切ったり、スライスしたりする。
③水にさらして、表面のでんぷんを軽く洗う。
④冷凍保存用袋に入れて、なるべく平にして冷凍する。
⑤2時間くらいで一度出して、手でほぐすと使いやすく冷凍できる。
※大きく切り過ぎないように注意します!
※水気はしっかり切りましょう!
※③の工程は省いても大丈夫
土つきで保存する方法
畑で採れたじゃがいもをいただくこともあるかもしれません。
土がついたままのこともあるでしょう。
庭があれば、土の中で保存することも出来ます!
①深めに穴を掘って、そこに直接じゃがいもを入れます
②上から土をかぶせて、光が届かないように土を盛ります。
※夏でも土の内側は涼しいので、野菜の保存に向いているんです。
庭が無い場合は、ビニール袋に入れず直接新聞紙で包んで保存してください!
ビニール袋の中に湿気がこもってしまうと、カビの原因になります。
新聞紙であれば、適度に水分を吸ってくれるので日持ちがよくなります。
じゃがいもの賞味期限ってどれくらい?冷蔵庫と常温では違う?のまとめ
じゃがいもは、色々な料理に使えて、大人から子供まで好まれる野菜の一つです。
上手に保存して、美味しく最後まで食べましょう!
皮が緑色になっている部分は食べられない
カビが生えているのが表面の皮だけなら食べられる
柔らかくなったじゃがいもも食べられる
芽の周辺には、食べると危険な成分が作られています。多めに取り除きましょう。
皮がカビたり、しなる事はありますが、切って状態を各確認してから捨てるか判断しましょう。
じゃがいもの豆知識についてはこちらにまとめているのであわせて参考にしてください。
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