ピクルスってお洒落ですよね!お店できれいに瓶詰めされているのを見ると、ついつい手に取ってしまいます。
見た目も鮮やかなピクルスは、自宅で手作りされている方も多いのではないでしょうか?
正しく保存すれば、自家製のピクルスでも長期保存が可能です。そのため、常備菜として作り置きしている人も多いでしょう。
ただ長期保存といっても、いつまで食べられるか、気になりますよね?
「腐ったらどうなるのか?」あらかじめ分かっていれば安心です。
このページでは、市販のピクルスと自家製ピクルスの賞味期限・消費期限についてお話します。
最近では、「ピクルスの素」や「ピクルスの酢」も売られていますので、まだ作ったことがないという人も、これを機に自家製ピクルスに挑戦してみてはいかがでしょうか?
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ピクルスの賞味期限ってどれくらい?(自家製、市販のもの)
市販のピクルスは、漬けこみ液も具材も、きちんと殺菌処理されているため、賞味期限も長く設定されています。
一方、自家製のピクルスは、作り方によってはあまり日持ちしません。作ってすぐに食べ切ることを想定して作っている場合はいいのですが、タッパーに液と具材を漬けこんでいるだけの状態ですと、すぐに傷んでしまいます。
それでは、市販品と自家製のピクルスの賞味期限について、それぞれ見てみましょう!
賞味期限と消費期限
まず、賞味期限と消費期限の違いについて解説します。
「賞味期限」とは、その食品を正しく保存したとき、美味しく食べられる期間を示します(未開封の場合)。
「消費期限」とは、その食品を正しく保存したとき、安全に食べられる期限を示しています(未開封の場合)。
ピクルスは、長期保存を目的として作られている、漬け物の一種なので、「賞味期限」が記載されています。賞味期限が過ぎたからといって、食べて体調を崩すというものではありませんが、酸味が強くなったり、野菜の食感が柔らかくなったりと、食味に変化が現れます。
自家製ピクルスの賞味期限
ピクルス液の材料は、「酢・砂糖・塩」です。お好みで唐辛子やローリエ(香草)を入れたり、お酢の種類を変えたりします。
ピクルスの漬けこみ液は、一度加熱して砂糖を溶かします。電子レンジでも溶けるのですが、日持ちを長くするためには、漬けこみ液も殺菌すべきなので、火にかけましょう。
保存容器も煮沸消毒します。ピクルスにする野菜も、煮沸します。
長期保存用に、こういった準備をしておけば、作ってから冷蔵庫で1年以上の保存が可能です。
取りだす際は清潔な箸を使って、雑菌が入らないようにすれば、開栓後も1カ月は美味しく食べられます。
また、市販の「ピクルスの素」を使って作っても、1カ月は日持ちします。メーカーによっては、「煮沸し直せばもう一度ピクルスを作れます」と記載されていることもありますので、表示はよく読んでください!
市販のピクルスの賞味期限
市販のピクルスの賞味期限は、数カ月~1年になっています。漬けこみ液の材料や、具材によっても変わってくるので、バラつきがあるんです。
こちらも、賞味期限が過ぎても食べられますし、漬け込み液・具材・保存容器もしっかり煮沸消毒されていますので、未開封であれば1~2年経っても食べられます。
ただし、容器のフタに穴が空いていたり、開栓しかけたりしていた場合、空気に触れて雑菌が繁殖している可能性もあるので、カビていないか・具材が傷んでいないか確認しましょう。
賞味期限切れのピクルスっていつまで食べられる?
賞味期限が切れたピクルスは、未開封であれば1年経っても食べられます。
ピクルス液の主材料である「お酢」が持つ静菌作用によって、雑菌の繁殖を抑えることが出来るからです。
賞味期限が切れていることによって、具材の食感が柔らかくなったり、酸味がより強くなっていることがあります。
「酸っぱい方が好き!」という方も多いので、あえて長期間漬けたままにしておく人もいます。
賞味期限が切れたピクルスは、「腐っていなければ食べられる」んです!
ピクルスって腐るとどうなるの?
長期保存可能なピクルスですが、腐ることももちろんあります。
以下の状態になると食べられませんので、注意してください!
・ピクルスの漬け込み液がカビている
・表面に白い膜が張っている
・漬け込み液が濁っている
・具材が柔らかく、形が崩れている
ピクルスは、腐るとまず漬け込み液に変化が現れます。
濁ったり、カビが生えてきたりして、見た目ですぐに判断できるので、賞味期限が1年近く過ぎている時はチェックしてください!
また、漬けてある具材が傷んでいると、柔らかくなり形が崩れます。具材が傷んでいては、食べられませんので、諦めて捨ててください。
ピクルスの正しい保存方法は?
最初にお話ししたように、ピクルスは、正しく保存すれば1年以上食べられます。
ポイントをおさえたので見ていきましょう!
自家製と市販品の共通ポイント
ますは、自家製のピクルスと市販のピクルスに共通している、「日持ちするポイント」のご紹介です!
・1~2カ月で食べきれないことが予想される時は、小分けのピクルスにする
→食べきれずに捨ててしまうくらいなら、確実に食べきれる量を買いましょう。自家製ピクルスの場合は、使い切れる量で小分けにして作ることをおすすめします。
・容器から取り出す際は、毎回清潔な箸を使う
→雑菌の侵入、繁殖を防ぐために、「清潔」を心掛けましょう。
・開封後は1~2カ月で食べきる
→開封後のピクルスの日持ちは1~2カ月です。具材や保存方法によって変わるので、食べる前に傷んでいないかチェックしましょう。
自家製ピクルスの正しい保存方法
ピクルスを作る時は、「漬け込み液・具材・保存容器」を煮沸します。
保存容器とフタ
→沸騰したお湯で3分以上煮沸して冷まします。ビンの内側に水滴が残らないように、口を上に向けておきます。
漬け込み液
→80度以上で1分以上温める。沸騰させ過ぎると酸味が飛んでしまうので、火にかけ過ぎないでください。冷ましてから使います。
具材
→沸騰したお湯で1分程煮沸します。茹で過ぎると、シャキッとした食感がなくなってしまい、野菜からも水分が出てきてしまうため、傷みやすくなるので注意しましょう。
全て粗熱が取れてきたら、雑菌が繁殖しないうちに漬けます。
保存容器に、なるべく隙間ができないように具材を入れて、漬け込み液を静かに流し込みます。
フタをしっかり閉め、ビンの口を逆さまにして沸騰したお湯に入れます。脱気をすることで、保存容器の中の空気を抜くのですが、フタの中央が凹んでいれば大丈夫です。
お湯から出したあと、冷めるまで逆さまにしておきましょう。
まとめ
ピクルスは、作る時にも彩りよく詰められれば、とってもお洒落になります!
ビンに入っているので、小さいものは持ち運びできますし、お花見やピクニックのような行楽でも、野菜が摂れます。お酢の静菌作用によって、お弁当のおかずにもおすすめです。
・ピクルスは腐るまで食べられる!
・自家製も市販品も、清潔に扱えば開栓後も1~2カ月食べられる!
・カビが生えた・膜を張ってる・具材が型崩れしているのは傷んでいるサインです。捨てましょう。
まずは、市販の「ピクルスの素」から始めてみてください!徐々に自分好みの味になるように、作っていくのも楽しいものですよ!
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