夏野菜の代表と言えば、トマト、きゅうりと並んで思い浮かべるのが「ピーマン」ですよね。
もとは夏に収穫のピークを迎える野菜ですが、最近ではハウス栽培のものも増えて、年中スーパーに並んでいるのを見かけます。
「料理に使おう!」と買ってきたピーマンを結局使わずに、野菜室に置きっぱなしにしてしまい、気がつけばシワシワになってしまってた…という経験ありませんか?
こんな疑問を解決するためにピーマンの賞味期限はどれくらいなのかについて調べてみました。
腐ったときの臭い・見た目・色の変化や見極め方、長持ちする保存方法についてもしっかり学べますよ(^_-)-☆
また、いろんな野菜の賞味期限についてはこちらにまとめているので合わせて参考にしてくださいね。
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ピーマンの賞味期限はどれくらい?
新鮮なピーマンなら常温(冷暗所)で保存して約1週間、冷蔵庫(野菜室)での保存だと約2週間ほど日持ちします。
ピーマンの保存に適した温度は10℃前後。
真夏の暑い時期には冷暗所といえども10℃は軽く超えてしまうような場所なら、冷蔵庫の野菜室に保存した方がいいでしょう。
ところで、新鮮なピーマンってどうやって見分けるんでしょうか?
新鮮なピーマンの見分け方
収穫したてのピーマンには、こんな特徴があります。
スーパーで選ぶ時の基準として、参考にしてみてください!
・ヘタがみずみずしくてキレイ。
・全体的に濃い緑色。
・皮に張りとツヤがある。
ピーマンのヘタが乾燥していたり、黒っぽく変色しているものは収穫から時間が経っています。
ヘタは枯れてなくて綺麗なものほど新鮮と言われています。
ピーマンの実に色ムラがなく、均一に濃い緑色のものを選びましょう。
古くなったものは実に白っぽい班が出てきて、カビが生えていることがあります。
また、実に張りと艶があるものが新鮮です。
実の表面の皮がよれたり、しなびているものは古くなっています。
ピーマンって腐るとどうなるの?
ピーマンは他の野菜に比べて水分量が低いので、比較的日持ちする野菜です。
けれど、長い間忘れたまま放置していた場合、腐ってしまうことがあります。
腐ったピーマンは次のような変化が出てきます。
《見た目》
・茶色っぽく変色している。
・カビが生えている。
・種が黒く変色している。
《臭い》
・生ゴミのような臭い。
《味》
・酸味がある。
ピーマンの表面から水分が抜けて、多少シワシワになっているものは食べられますが、色が変色しているものは腐っているので、捨ててしまった方が安全です。
生のピーマンを長持ちさせる保存方法は?
通常の保存方法であれば、冷蔵庫で2週間程度日持ちするピーマンですが、ひと手間を加えることで、同じように冷蔵庫で保存しても3週間程度まで日持ちを延ばすことが出来ますよ。
ひとつづつラップで包んで冷蔵保存
通常、スーパーから買ってきたピーマンは3個から4個が入った袋入りのことが多いですよね。
冷蔵庫に保存する時には「袋のまま保存」ということがほとんどでしょう。
ですが、ピーマンを袋から出して、ひとつづつラップに包み、ポリ袋にまとめて、さらに口をゆるく閉めて保存すれば、さらに日持ちするようになりますよ!
ところで、どうしてラップに包むだけで日持ちがするようになるんでしょうか?
これは、ピーマンから発生する「エチレンガス」が影響しているため。
包まずにまとめて袋に入れていると、それぞれのピーマンがお互いのエチレンガスの影響で成熟しすぎて、腐りやすくなってしまいます。
エチレンガスとは?
エチレンガスは、野菜や果物が熟しやすくなる成分です。
エチレンガスを発生させる果物として知られているのが、りんごです。
りんごとバナナを近くに置いておくと、バナナが腐りやすくなることでも知られています。
この性質を利用して、まだ熟していないキウイとりんごを一緒に置いて、美味しくさせるという方法に使われることがあります。
ピーマンって冷凍保存できる?
さらに長く日持ちさせたい時におすすめの方法が、冷凍保存です。
冷凍保存すると、約1ヶ月間保存することが出来ます。
《冷凍保存の方法》
・生のピーマンを料理に使いやすいようにカットする(短冊切り、みじん切りなど)。
・ピーマンの水気をキッチンペーパーなどで、しっかりと拭き取る。
・ジップ付き密閉袋などに、なるべく重ならないように入れる。
・冷凍庫で凍らせる(熱伝導率のいいアルミ製のトレイなどの上で冷凍すると、早く凍らせることができます)。
料理に使う時には、冷凍のまま使いましょう。
冷凍すると、ピーマンが柔らかめの食感になるので、火の通りも早く便利ですよ。
炒め物や、煮込み料理、スープに使うのがオススメです。
ピーマンの賞味期限はどれくらい?腐るとどうなるの?のまとめ
ピーマンの賞味期限、腐るとどうなるのか、長持ちする保存方法、および冷凍方法についてまとめました。
- ピーマンは常温保存なら1週間、冷蔵庫の野菜室の保存なら2週間日持ちする。
- ピーマンが腐ると、変色したり、種が黒くなるなどの変化が出てくる。
- 冷蔵庫で保存する時には、ひとつづつラップで包んで保存すると、より長持ちする。
- 冷凍保存すると、食感が変わってしまうが、火が通りやすくて料理しやすい。
夏野菜の定番「ピーマン」。
たくさん買ってきて食べきれなくなっても、この保存方法を使えば、腐らせることなくピーマンを消費することが出来そうですね。
ぜひ、お家でも試してみてください!
また、ピーマンを冷凍保存したときの栄養などについては、こちらに詳しくまとめているのであわせて参考にしてくださいね。
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