唐辛子といったら、乾燥したもの「鷹の爪」でおなじみの調味料です。
お料理にちょっといれて辛味を出したり、他の食材を引き立て役にと大量に使うことはめったにありませんよね。
そんな唐辛子、乾燥してるし、辛いから腐ることはないような気がして、そのままずっと保存してたりしませんか?
わたしは、ある時、かなり賞味期限が過ぎていた唐辛子を発見してしまいました。
唐辛子が賞味期限切れたらどうなるの?と初めて不思議に思いました。
今回、永遠に保存できそうな唐辛子について詳しく調べてみました。
また、唐辛子は生のものもあります。
乾燥唐辛子との違いを比べながら、生唐辛子も合わせてご紹介します。
・唐辛子の賞味期限はどれくらい?
・賞味期限切れの唐辛子はいつまで食べられる?
・唐辛子って腐るとどうなるの?
・唐辛子の保存方法は?冷凍もできる?
また、いろんな調味料の賞味期限についてはこちらに詳しくまとめているので、合わせて参考にしてくださいね。
好きなところから読む
唐辛子の賞味期限はどれくらい?
乾燥唐辛子の賞味期限
乾燥唐辛子の状態ごとに分けて賞味期限を調べてみました。
- 丸ごと1本・・・1年
- 輪切り・・・半年~1年
- 粉末・・・1年(未開封)
輪切りのものは1本のものに比べると空気に触れている面が多いため、少し賞味期限は短くなります。
生唐辛子の賞味期限
生唐辛子の場合は
- 冷蔵・・・1週間
- 冷凍・・・3か月~半年
自分で乾燥させて保存もできます。
この場合、しっかり中の種まで乾燥させないとカビが生える原因になるので、少し手間がかかるかもしれません。
唐辛子の一番辛い部分は?
種子を付けるワタのような部分です。種自体はそんなに辛くないのですが、辛いのが苦手な場合はワタごと種も一緒に取り除くと良いでしょう。
賞味期限切れの唐辛子はいつまで食べられる?
唐辛子は乾燥しているので、湿気さえ気をつけていれば賞味期限が多少過ぎても食べれるようです。
賞味期限が切れて半年くらいは大丈夫だったという意見もあるようです。
ただし、風味や鮮やかな色が特徴である唐辛子は時間が経つと少しずつ劣化していきます。
食べる前に確認をしてみてください。
色が薄くなっていたりしたものは、風味も弱くなってきていて、すでに古くなっている証拠です。
調理に使うのはやめておきましょう。
唐辛子の辛味成分「カプサイシン」の効能
辛味成分のカプサイシンは、その香りが胃液の分泌に働いて、消化促進や食欲増進に良いと言われています。また、発汗作用や新陳代謝を活発にするので、美容効果も注目されています。
唐辛子って腐るとどうなるの?
なかなか腐りそうにない唐辛子ですが、いつかは腐ります。
劣化をして、唐辛子の美味しさを十分に味わえない時期がきます。
腐る前にまずは見た目の変化が見られます。
色・・・真っ赤な唐辛子がオレンジ色っぽくなり、次第に茶色っぽくなります。
乾燥唐辛子というより、枯れた草木のようになります。
この状態ではもうすでに風味はありません。
また、完全に腐ってしまった場合、
・カビが生えている
・虫が湧いている
・蜘蛛の巣のような糸に覆われている
・ほこりっぽい臭いと味がする
このような状態になったら、迷わず破棄しましょう。
唐辛子の保存方法は?冷凍もできる?
乾燥唐辛子
冷蔵保存は湿気が多くなる可能性があるので、おすすめしません。
常温での保存が最適とされています。
~常温保存方法のポイント~
・密閉袋、密閉容器に入れる
・湿気が少ない乾燥したところ
・日光が当たらないところ
湿気がないところ=カビが生えにくい
乾燥状態を保つことが大切です。
また、冷凍保存もできます。
~冷凍保存のポイント~
・密閉袋にできるだけ重ならないように入れて密閉する
・自然解凍、流水解凍、またはそのまま加熱料理に使える
解凍後は、乾燥させたものより柔らかくて食べやすくなります。
辛味をしっかり出して食べたい場合は乾燥のまま、柔らかく食べたい場合は冷凍の物とお料理によって使い分けて食べることもできます。
生の唐辛子
保存方法は冷蔵と冷凍ができます。
冷蔵・・・密閉袋に入れてチルド室で保存します。1週間ほど保存可能。
冷凍・・・できれば1本ずつラップで包んで保存すると良いでしょう。3か月~半年保存可能。
赤とうがらしと青とうがらし
青いものは未熟な状態で、熟成すると赤いとうがらしになります。
青とうがらしは生で使うと辛く、赤とうがらしは加熱すると辛味が増します。
また、丸ごとよりも細かく刻んだ方が辛味が強くなります。
唐辛子の賞味期限はどれくらい?腐るとどうなる?保存方法は冷凍も可能?のまとめ
唐辛子の賞味期限についてご紹介しました。
・乾燥唐辛子の賞味期限は1本そのままの場合、1年保存可能。
・生唐辛子は冷蔵の場合、1週間保存、冷凍すると半年保存可能。
・賞味期限切れでも食べられないことはないが、風味は弱くなっていく。
・腐るとカビが生え、ほこりっぽい臭いと味になる。
・乾燥唐辛子は常温保存が最適である
・乾燥、生唐辛子ともに冷凍保存ができる
乾燥唐辛子は1年もの長い期間、しかも常温で保存できるのは嬉しいですね。
生唐辛子は乾燥に比べて短い賞味期限でした。
激辛ブームもあったりと、唐辛子も多様化されています。
少量ずつですが、和洋中と全てのお料理に使われる調味料では欠かせない食品です。
保存方法によって、幅広いお料理に使い分けてみてくださいね。
これからの季節、体を温めるお料理の隠し味にしてはいかがでしょうか。
コメントを残す