ピーナツって美味しいですよね!
食べ始めたら手が止まらず、ついつい食べ過ぎてしまいます。
しかし、ちょっと古いものや、開封してしばらく経ったものは風味が悪くなりがちです。
そこで今回は、ピーナツの賞味期限はどれくらいなのか、腐るとどうなるのかについてまとめてみました。
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ピーナツの賞味期限はどれくらい?(未開封、開封後)
普段よくスーパーなどで見かける素煎りや味付きのピーナツは、主に中国やアメリカなどから輸入した乾燥落花生を、煎ったり揚げたりして作られています。
乾燥落花生とは、収穫した落花生を天日などで干して乾燥させたもののことです。
収穫したての落花生は水分が多いので、そのままでは日持ちがせず、遠くまで出荷することができません。ですので、収穫をしたらしっかり天日で乾燥させます。
そうすることで傷みにくくなり、世界中に輸出したり、一年中いつでもピーナツを食べることができるようになるのです。
この乾燥落花生は、冷暗所で保管すれば1年程度日持ちします。
しかし、煎ったり揚げたりすると熱が加わるので、加工したものは保存期間が短くなります。
素煎りや味付きのピーナツの賞味期限
<未開封>3〜6ヶ月程度。
開けていなくても、高温状態に置いているとピーナツの油が変質してしまうので、直射日光が当たる場所や、暑すぎる場所での保存は避けましょう。
<開封後>開封すると、湿気たり、ピーナツの油がどんどん酸化していきます。
しっかり封をして密閉し、2週間程度で食べきりましょう。
また、産地周辺の一部地域では、収穫時期に乾燥させていない生の落花生が売られます。
生の落花生は、日持ちが冷蔵庫に入れても2、3日と非常に短いのですが、塩ゆでにして食べるとホクホクして、普段の乾燥したピーナツとはまた違う美味しさがあるそうです。
全国どこででも買えるわけではないので、見かけたらぜひ味わってみたいですね!
賞味期限切れのピーナツはいつまで食べられる?
賞味期限は、美味しく食べられる期間の目安なので、期限が切れたからといってすぐに食べられなくなるわけではありません。
ピーナツは高温や酸素、湿気に弱いので、真空パックにしたり、乾燥剤や脱酸素剤を封入するなど、メーカーの方でもより長く風味を保つように工夫がされています。
ですので、高温になるような場所で保管したり、袋に穴が開くようなことがなければ、期限が切れても1ヶ月程度なら食べることができるでしょう。
それ以上期限が切れると、だんだん油が酸化してきて風味が悪くなっていきます。
そうなると、食べても美味しくないですよね。。
ピーナツって腐るとどうなるの?
次のような状態のピーナツは、体に悪いので食べるのをやめましょう。
・油臭い、嫌な匂いがしている
・カビが生えている
ピーナツの約50%は油分で、リノール酸やオレイン酸がたっぷり含まれています。
それらの油は、コレステロールの上昇を抑えてくれる嬉しい働きをするのですが、酸化すると逆に体に有害な物質に変化してしまいます。
食べると吐き気、胸焼け、下痢などを起こすので、古い油の匂いがするときは食べるのをやめましょう。
開封後、しっかり封をしていないと湿気を吸ってしまい、食感が悪くなるばかりか、カビがつきやすくなります。
カビが生えたものは、少量でも食べない方が良いでしょう。
ピーナツといえば、アフラトキシンというカビ毒が有名ですね。
天然物で最も強力な発ガン物質と言われていて、輸入ピーナツにみられます。
規制値があり、輸入時に検査をされているのですが、一粒ずつ全てを検査することは不可能ですよね。。。
少量のアフラトキシンを長期間食べ続けると、慢性毒性が起きると言われていますので、次のようなピーナツも食べるのを避けた方が無難です。
・カビが生えているもの
・虫食いがあるもの
・苦味のあるもの(飲み込まず、吐き出しましょう)
・未熟なもの
ピーナツの保存は冷蔵それとも冷凍?
すぐに食べきれる場合は、しっかり空気を抜いて密閉すれば常温保存で大丈夫です。
ただし、夏場など暑く、湿気の多い季節は常温では劣化が進みやすくなるので、冷蔵庫に入れた方が良いでしょう。
また、大量にある場合や、今すぐには食べない場合は、冷凍庫での保存がオススメです。
頻繁に出し入れを繰り返すと劣化させてしまうので、一回で食べきれる量に小分けし、しっかり密封してから保存しましょう。
※冷蔵庫や冷凍庫から出したら、しばらくそのまま室温になじませましょう。
すぐに封を開けると、急激な温度変化で結露が生じてしまい、食感が悪くなってしまいます。
まとめ
以上、ピーナツの賞味期限はどれくらい?腐るとどうなるの?についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
・素煎りや味付きのピーナツの賞味期限は3〜6ヶ月程度
・開封後は2週間程度
・賞味期限が切れても、1ヶ月程度は食べられる
・油臭い匂いがするもの、カビが生えたものは食べない
・より劣化を防ぐには、冷蔵もしくは冷凍保存がオススメ
保存方法に気をつけて、より長くカリッと美味しいピーナツを楽しみたいですね。
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