玉ねぎはさまざまなお料理に重宝する食材のひとつですね。
風通しの良い冷暗所で保存すると2か月ほど持つといわれている玉ねぎ。
大量に買って保存している方も多いのではないのでしょうか。
長期保存できるとはいっても、気がついたら芽が出てきてしまったり、切った後に冷蔵保存したら、しなっとなってしまったり・・。
そうなる前に「冷凍保存」がとても便利です。
ただ、水分を多く含む玉ねぎなので、解凍した時にぶよぶよになってしまいそうですよね。
でも、正しい冷凍と解凍をすれば、料理にすぐ使えて時短にもなるんです。
ここでは、玉ねぎの冷凍保存について詳しくお伝えします。
・玉ねぎを冷凍保存するとまずくなるの?栄養はどうなる?
・玉ねぎの冷凍保存方法は?丸ごと・みじん切り・すりおろし全部OK?
・冷凍玉ねぎを解凍したらぶよぶよに!解凍のコツや注意点は?
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玉ねぎを冷凍保存するとまずくなるの?栄養はどうなる?
冷凍保存というと長い期間保存はできるけど、味が落ちてまずくなったなんてことありますよね。
野菜の場合は新鮮野菜に比べると栄養価も落ちてしまうような気がします。
そんな疑問を詳しく調べてみました。
玉ねぎに含まれる主な栄養素は以下になります。
・硫化アレル ・ケルセチン ・食物繊維 ・アリシン ・ビタミンB1 ・カリウム ・オリゴ糖
玉ねぎ特有の栄養素があり、中でも「硫化アレル」と「ケルセチン」は体に良いとされています。
硫化アレル・・・血液をサラサラにする効果あり。玉ねぎを切った時、目にしみるのはこの成分が原因です。
ケルセチン・・・抗酸化作用が高く、血液中の悪玉コレステロールも酸化を抑えて、血圧や血糖値を下げる効果があり。
ママ
嬉しいことに、冷凍してもこれらの栄養は失われることはありません。
ママ
まずくなるどころか、さらに甘くなるという、うれしい効果があります。
玉ねぎの辛味成分が冷凍することにより壊されて、甘みが凝縮され、味もしみやすくなるのです。
ただし、解凍後は玉ねぎのシャキシャキ感はなくなって、筋っぽい感じになってしまうので、サラダには不向きになります。
飴色の玉ねぎは通常、時間をじっくりかけて作るのが一般的ですが、冷凍した玉ねぎを使うと5分で作ることもできます。
次に、冷凍保存方法を詳しくお伝えします。
~栄養価が高い玉ねぎの選び方~
・ふっくらと丸くてツヤツヤしている
・先端がキュッとしまっていて固いもの
・ズッシリと重たいもの
・外皮がしっかりと乾いて薄茶色なもの
玉ねぎの冷凍保存方法は?丸ごと・みじん切り・すりおろし全部OK?
カットして保存
冷凍保存方法は調理をしやすい形にカットして保存するのが一般的です。
カットの種類としては、みじん切り、くし形切り、薄くスライスなどがあります。
冷凍保存の手順は以下のようになります。
1、カットしたら、ペーパータオルなどで水分をしっかり拭き取る
2、使いやすい分量に小分けにして空気を抜いて、保存袋に入れる
3、薄く平らにして冷凍保存する
以上の手順をなるべく時間をおかず、すぐ冷凍するのが良いでしょう。
切ってから保存まで時間をおいてしまうと、玉ねぎの匂いがキツくなり、冷凍庫内が臭くなってしまいます。
玉ねぎすりおろし
カットしてから冷凍する手順と同じ方法でできます。
保存袋ではなく、製氷皿に小分けにして保存すると調理しやすいです。
この際、蓋をするのを忘れずに。
丸ごと冷凍
冷凍玉ねぎをすりおろすと、目にしみにくいというメリットがあります。
また、丸ごとスープにいれると、甘みがでて美味しいスープが出来上がります。
冷凍保存の手順は以下のようになります。
1、玉ねぎの皮を剥いでから、上と下の部分を切り落とす
2、切り落とした上下に十字に1センチの切り込みをいれる(味がしみこみやすくなる)
3、ラップで包み保存袋にいれて冷凍保存する
3時間くらいで自然解凍できますが、切りづらくなってしまうので、切って使う調理には丸ごと冷凍はおすすめしません。
加熱後に冷凍保存
調理したものをしっかり冷ましてから、カットした玉ねぎと同じ手順で冷凍保存します。
すでに調理してあるので、調理をするときはそのまま使えてとても便利です。
いずれの方法でも冷凍保存した場合、1か月以内に使い切るようにしましょう。
冷凍玉ねぎを解凍したらぶよぶよに!解凍のコツや注意点は?
冷凍玉ねぎを解凍したら、ぶよぶよになってしまったなんてことはありませんか。
玉ねぎは水分を多く含むので、解凍するとその水分が出てしまうのが原因です。
正しい解凍方法をすると、この水分が出るのを抑えることができます。
調理別に解凍方法をご説明します。
焼く、炒める場合
冷凍の状態でフライパンに入れて調理します。
飴色玉ねぎを作る時もこの方法で美味しく作れます。
煮込む場合
冷凍の状態で使えます。
シチュー、カレーなど作る手順で、他の食材を炒めるときに凍ったままの状態で入れて調理します。
種として使う場合(ハンバーグ、オムレツ等)
冷蔵庫に移し、半日おいて半解凍してから使います。
時間がない時は電子レンジで解凍する方法もあります。
この場合、使う分を耐熱容器に入れ、ふんわりとラップをして加熱します。
解凍機能を利用するか、一番低い温度で加熱すると良いでしょう。
~やってはいけない解凍法~
水にさらしての解凍は水っぽくなってしまうだけでなく、栄養も逃がしてしまいます。
玉ねぎみじん切りは冷凍保存するとまずくなる?栄養は減る?解凍のコツも!のまとめ
玉ねぎの冷凍保存についてまとめてみました。
・玉ねぎを冷凍保存すると甘みが増す
・冷凍しても栄養価は変わらない
・冷凍保存方法は丸ごと、みじん切り、すりおろし可能
・煮込み料理、炒め物は冷凍のまま調理できる
・ハンバーグなどの具に使う場合は、半解凍してから使う
・水にさらしての解凍はしないこと
冷凍しても栄養価は変わらず、甘みもさらにアップするメリットだらけの玉ねぎ。
そのままゴロゴロと保存しているだけではもったいないですね。
お料理のついでに少し多めに切ってもよいですし、まとめて保存用に切って冷凍保存してみてください。
必要な時に切らずにすぐに使えるので、とても便利です。
時短調理だけでなく、お料理のうまみを足すちょっとした隠し技にもなりますよ。
体に良い栄養たっぷりの玉ねぎを、毎日の食卓に大活躍させてください。
また、玉ねぎに関する豆知識はこちらにまとめているのであわせて参考にしてくださいね。
毎日の料理、たまには時短したい!新鮮で安心な食材を使いたいという方は、こちらもチェックしてくださいね(*^-^*)
私も愛用しています!

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