夏が近づくとスーパーの野菜売り場で見かける「オクラ」。
軽く茹でるとサクッとした食感と粘りがおいしい夏野菜の定番ですよね。
でも、買ってきて冷蔵庫に入れていても、すぐに黒っぽく変色してしまい、腐ってしまうことありませんか?
黒っぽくなってしまうと食べられないのでしょうか?
ここでは、オクラの賞味期限、腐るとどうなるのか、そして長持ちする保存方法についてご紹介します。
また、いろんな野菜の賞味期限についてはこちらにまとめているので合わせて参考にしてくださいね。
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オクラの賞味期限はどれくらい?
オクラは冷蔵庫の野菜室で保存した場合、3~5日ほど日持ちします。
保存に適した温度は10℃前後なので、冬など寒い時期なら冷蔵庫ではなく常温でも保存できますが、気温が上がる春~夏、秋にかけては冷蔵庫の野菜室で保存することをおすすめします。
また夏野菜のオクラは、5℃以下の低温で保存すると低温障害により傷みやすくなるので、冷蔵庫(4℃以下)は保存に向いていません。
保存するなら、冷蔵庫の野菜室(約6℃)がいいでしょう。
オクラは表面に傷がつくと黒くなってしまいます。
これはオクラに含まれる豊富な鉄分が傷口から染み出して酸化するため。
傷がつかないように、キッチンペーパーや新聞紙に包んでから保存するといいですよ。
新鮮なオクラの見分け方
せっかく買うなら新鮮で美味しいオクラを選びたいですよね!
収穫したての新鮮なオクラにはどんな特徴があるんでしょうか?
《新鮮なオクラの特徴》
・全体的に緑色が濃いもの。
・産毛がしっかりと残っているもの。
切り口など部分的に黒っぽくなっているものは、収穫してから時間が経っているので避けましょう。
また、大きすぎると成長しすぎて筋ばっていることがあるので、7~8cm以内の小ぶりなサイズの方が美味しく食べられます。
賞味期限切れのオクラはいつまで食べられる?
冷蔵庫の野菜室に長く保存していると、オクラから水分がなくなってシワシワになったり、黒っぽく変色してくることがありますよね。
「ちょっと傷んでいるけれどまだ食べられるオクラ」と「腐ってしまって食べられないオクラ」はどうやって見分ければいいでしょうか?
《まだ食べられるオクラを見分けるポイント》
表面は黒っぽく変色しているが、切ってみると中身はきれい。
少し水分が抜けて柔らかくなっているが、中身はきれい。
食べられるか、食べられないかを見極めるポイントは中身の状態です。
見た目が黒っぽく、水分が抜けて元気が無くなっているようでも、切ってみて中身の種が白くきれいであれば、まだ食べられますよ!
食べる時には、黒っぽくなっている部分を包丁で削いでから食べるといいでしょう。
オクラは腐るとどうなるの?
それではオクラが腐るとどんな変化が出てくるんでしょうか。
《腐ったオクラの見分け方》
・オクラの表面にぬめりが出てきている。
・表面だけでなく中身も変色して、種が茶色になっている。
・生ゴミのような匂いがする。
・水分が抜けすぎてぐにゃぐにゃになっている。
このようになっていたら、オクラは腐っています。
食べずに捨てた方が安全ですよ。
オクラのおすすめ保存方法は?冷凍もできる?
冷蔵庫の野菜室で保存するときに少し工夫をするだけで長く日持ちするようになります。
またオクラは冷凍保存も可能ですよ。
冷蔵庫で保存する場合
少量の水を入れた容器に入れて冷蔵庫の野菜室で保存すると、7~10日ほど日持ちします。
《保存方法》
・ビンに少量の水を入れる。
・袋から出したオクラをヘタが下になるように立てて入れる。
・ビンの蓋を閉めて野菜室で保存する。
冷凍保存する場合
オクラは冷凍保存すると1か月ほど日持ちするようになります。
生のままでも、茹でてからでも冷凍保存できますが、どちらの場合も下処理が必要です。
《冷凍前の下処理》
・オクラに少量の塩をかけて、まな板の上で転がして板ずりします。
・ヘタの周りのガクを包丁で削り取ります。
このように下処理をしておくことで、オクラの表面に生えている産毛が取れて、食感や見た目がよくなります。
茹でてから保存する場合は10~15秒くらいサッと茹でる程度で大丈夫です。
使いたい料理が決まっている場合は、ちょうどよい大きさにカットして保存しましょう。
《冷凍方法》
・ジップ付き保存袋に料理1回分に使用する量のオクラを入れる。
・早く凍らせるようにできるだけ平たく伸ばして、空気を抜いてシールする。
・冷凍庫にいれて保存する。
解凍すると水分と一緒に栄養分が流れ出てしまいます。
料理に使う時には、解凍せずに冷凍のままスープや炒め物に入れると、栄養分を無駄にすることなく食べられるのでおすすめですよ。
オクラの賞味期限はどれくらい?腐るとどうなるの?まとめ
オクラの賞味期限や、古くなったオクラの見分け方、腐るとどうなるのか、長持ちする保存方法についてご紹介しました。
- オクラの賞味期限は3~5日(冷蔵庫の野菜室で保存した場合)。
- 古くなったオクラは黒っぽく変色したり柔らかくなるが、切ってみて中身の種がきれいであれば食べられる。
- オクラが腐ると表面にぬめりが出て、種も変色し、異臭がするようになる。
- 冷蔵庫では、オクラはヘタを下にして立てて保存すると長持ちする。
- 冷凍保存すれば1か月ほど日持ちするようになる。
夏野菜の定番であるオクラ。
体によいとされる栄養素が豊富で、日常的に取り入れたい野菜ですよね。
少しでも長く日持ちするように、ここでご紹介した保存方法を参考にして、オクラの美味しさを少しでも長く楽しめるようになるといいですね!
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