ごまがペースト状になったものを練りごまと呼びますが、その便利さからドレッシングや料理のアクセントとして使う方も多い食材かと思います。
練りごまは市販でも売られていますし、自分でも作ることが出来るのでいつでもおいしく食べることが出来ます。
そんな練りごまですが、いりごまがペースト状になっているので自然とごまから出る油がしみ出して混ざり合っているため日持ちがしなかったり劣化が早いイメージがありますよね。
そこで今回は、練りごまの賞味期限や傷みの目安、正しい保存法などをお伝えしていきたいと思います。
また、いりごまやすりごまについてはこちらに詳しくまとめているので、合わせて参考にしてくださいね。
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練りごまの賞味期限はどれくらい?
練りごまは、パウチパックや瓶詰めで売られていることが多いかと思います。
メーカーなどの違いはありますが、どのくらい期限がもつでしょうか。
開封前と開封後では違いがあるので、それぞれ見ていきましょう。
開封前の賞味期限
未開封のものは、1年から長いと2年程度持つでしょう。
開封後の賞味期限
開封後はぐっと期限が短くなります。
2週間~4週間程度が期限となっています。
開封してしまうと、酸化が始まって劣化が進んでしまうので短くなってしまいます。
手作りの練りごまについて
先ほど冒頭でも練りごまは、手作りでも作れるとお話しました。
本当に簡単でいりごまとごま油、そしてフードプロセッサーやミルミキサーなどがあれば出来ます。
もちろん撹拌機械がなければ、すり鉢があれば出来ます。
ここまで説明したので、一応作り方も流れで説明するので、興味があるかたは参考にしてみてください。
手作り練りごまの作り方
①いりごま100gとごま油大さじ1をフードプロセッサーに入れる
②蓋をしめて撹拌する
③途中蓋をあけて周りについたごまをゴムべらなどで中央に集め戻す
④再び蓋をして撹拌する
⑤③④を繰り返していると段々ごまから油分が出てきて塊ができるので撹拌を続ける
⑥塊が出来た後も回し続けると段々滑らかになってきてペーストが完成する
⑦お好みの固さ、滑らかさになれば練りごまの完成!
大体撹拌、目安は5~6分ほどです。
実は、手作りの物はごま油を入れていますが、市販のものは入っていないものがほとんどです。
ごま油は入れなくてもごまから油が出てくるのですが、家庭用のフードプロセッサーの強さであると撹拌が不十分の場合がほとんどなので、足して滑らかにすることで手作りでも練りごまが出来るという訳なのです。
また、フードプロセッサーなどがない場合には、ごますり鉢に少なめにごまを入れてひたすら擦る作業を繰り返すと、練りごまが出来るのでごま油はほとんど使用せずに完成するかと思います。
そして、本題に戻って手作り練りごまの賞味期限ですが、2日程度でしょう。
市販の物より油をたくさん使うので、より酸化が進んでしまうため、手作りの物は作ったらすぐに使い切るぐらいのスタンスでいた方が良いでしょう。
賞味期限切れの練りごまはいつまで食べられる?
賞味期限が切れてしまった練りごまですが、期限が切れてしまったものは未開封、開封に限らず口にするのは止めておいたほうが良いでしょう。
というのも、やはり酸化が関係しているからです。
ペースト状のねりごまは、原型であるいりごまより油が出ている状態なので、どうしても酸化が進んでしまいます。
酸化してしまったものは、身体にとっては害のあるものですし、味なども美味しくはありません。
せっかく健康のためにごまを摂取するのに、かえって不健康を助長させてしまうのなら食べないほうが安心で安全です。
練りごまって腐るとどうなるの?
練りごまは酸化しやすく、劣化しやすいとお話してきましたが、実際に腐ったときにはどのようになるのでしょうか。
腐った練りごまの状態
・鼻につくような酸っぱいニオイがする
・油の臭いニオイが強烈になる
・分離しているものが混ぜても分離したまま
・カビが生える
・白く固まる
などの状態になります。
他の種類のごまに比べて腐っている状態は見分けが付きやすいかと思うので、上記のような状態が1つでも当てはまる場合には、速やかに破棄するようにしましょう。
練りごまの正しい保存方法は?
練りごまの保管方法ですが、実は正しい方法は1つです。
未開封、開封後とも同じです。
それは、冷暗所保存です。
冷蔵庫などのほうが冷えるし、腐りにくいのでは?と思いますが、実は練りごまの場合、冷たい冷蔵庫で保存すると、ごまの油分が冷えて固まってしまったり、分離して固まったものが白く濁ってしまったりします。
また、冷蔵庫から出し入れをしたときや、冷蔵庫の開閉などで起こる温度差によって結露が発生してしまいカビが生えてしまうなんていうこともあります。
こういった理由もあって、冷暗所で保存するのが一番なのです。
ちなみに、冷暗所で保存していても、時間が追うことに分離が始まってしまいます。
分離自体は自然なことなので、特に問題もなく解決することもできます。
もし、分離してしまったら、スプーンを使ってゆっくりとかき混ぜていくと分離が解決されます。
パウチパックなどに入っているものなら、パックの外から軽く手で押し混ぜるようにするか、固いようだったら、湯煎で人肌程度の40℃くらいに軽く温めてからもみほぐすようにすると、簡単に混ざり合います。
もし、分離が解決せず、何度行っても戻らない場合には、劣化しているので食べるのは止めて破棄してください。
練りごまの賞味期限はどれくらい?腐るとどうなる?保存方法は?のまとめ
練りごまの賞味期限についてご紹介しました。
・開封前の賞味期限は1年~2年
・開封後の賞味期限は2週間~4週間
・手作りの賞味期限は1~2日
腐った練りごまの状態
・鼻につくような酸っぱいニオイがする
・油の臭いニオイが強烈になる
・分離しているものが混ぜても分離したまま
・カビが生える
・白く固まる
・練りごまの保存方法は開封前も開封後も冷暗所保存
練りごまはどうしても油分が多くなってしまうので、劣化が早く進んでしまいます。
正しく保存しつつ出来るだけ早めに食べきることが重要なので是非今回の記事を参考にしてみてくださいね
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