長芋の賞味期限について、皆さんはどのくらい知っていますか?
野菜である長芋には、賞味期限はありませんが、腐らないという訳ではありません。
腐れば見た目も変わりますし、異臭もします。
この記事では、長芋の賞味期限や食べられるかどうかを見分けるポイントをご紹介します!
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長芋の賞味期限はどれくらい?(生、真空パック)
長芋を始め、野菜に賞味期限の表記はありません。
それは、保存状態や収穫時の状態によって日持ちが変わるからです。
そのため、長芋も食べられるか食べられないかは、自分の目で判断するしかありません。
生の長芋の賞味期限
・カットされていなければ常温で保存できる
・カットして売られている長芋は、当日中に切ったりすりおろしたりして冷凍する
・常温でも2週間~1カ月の日持ち
・冷凍庫でも1~2カ月以内に食べきるのがベスト
普通のスーパーでは、なかなかお目にかかれませんが、産直に行けば、1本丸ごとの状態で売られている長芋を目にすることがあるでしょう。
スーパーでは、皮つきでカットされた長芋が、パッキングして売られているようです。
長芋は、カットする前なら常温でも2週間~1カ月保存できるので、ゆっくり使うこともできます。
真空パックの長芋の賞味期限
真空パックの長芋は長持ちしそうなイメージがありますが、賞味期限は約2週間です。
ところで、長芋って炭酸ガスを出すってご存じですか?
真空パックの場合は長芋の炭酸ガスの逃げ道がないので、長芋自身が出した炭酸ガスを再び吸うことでピリピリとした食感になることがあります。
なので、真空パックの長芋は買ってきたらすぐに封を開けて、新聞紙で包んで保存するのがおすすめです!
賞味期限切れの長芋はいつまで食べられる?
賞味期限は、過ぎたからといってすぐに食べられなくなることはありません。
しかし、落としてしまったり、重いものの下敷きになったり、ダメージを受けてしまうと傷み始めが早くなります。
また、高温の車内など、涼しい場所を好む長芋にとって、不向きな場所に置かれていた場合も同じです。
「賞味期限から何日まで大丈夫」と一概には言えませんので、長芋の状態を見て判断しましょう!
長芋が腐ると臭いでわかる?見分け方は?
長芋は、皮がカビたり、腐ったりします。見た目で食べられないものの区別ができるので、覚えておくと良いでしょう!
忘れられた長芋
実家から貰った長芋を、新聞に包んだまま忘れており、梅雨を迎えたことがありました。
湿度と温度差、折れていた部分があったため、気付いた時には半分ほど食べられない状態でした…。
皮にカビも生えていましたし、茶色く変色して柔らかくなっていました。
ぐしゃっと崩れる状態だったので、傷んでいる部分は切り落として、無事な部分だけ食べました。
カビが生えていたことを考えると生では怖いので、野菜と炒めて食べたのですが、後で農林水産省のサイトでカビ毒の怖さを知ってからはカビが生えた食品は食べないようにしています。
食品にかびが生えているかどうかは肉眼で確認できる場合もありますが、かび毒が含まれているかどうかは見た目ではわかりません。かびそのものは加熱などにより死滅しますが、かび毒の中には比較的熱に強く、通常の加工・調理では十分に減少しないものもあります。このため、一度かび毒に汚染されてしまうと、食品からかび毒を取り除くことは困難であり、食品を通して微量のかび毒を摂取してしまう可能性があります。そのような可能性をできるだけ低くするために、農産物や食品にかび毒を作るかびが発生しないよう適切に管理することが重要です。
参照:農林水産省
腐った長芋の特徴
長芋は、連作障害で病気になることもあり、切らないと異常であることが分からないこともあります。
食べられない長芋
・中が茶色や黒に変色している
・中心部分がピンク色の部分がある
・柔らかくなっている
・腐った臭いがする
皮目や、皮と実の間がピンク色になっていることがありますが、それは食べられるんです!
長芋も、リンゴと同じ原理で、酸化により変色します。
すってすぐに、茶色やピンクになることもありますが、早い時期に収穫された長芋はこういったことが起こります。
成長途中で収穫され、貯蔵されたものは、調理時に変色をおこしやすくなるのです。
実は食べられる長芋
・切ってすぐは変色していなかった(白かった)
・皮だけカビている
・異臭がしていない
・切り口が乾いている
切り口が乾いているものは、切ってから時間が経っているということです。
スーパーで買う時には、鮮度を見極める基準にするといいでしょう。
変色の防ぎ方
長芋の変色は、ポリフェノールが影響しています。
酢水に浸けると、時間が経っても白いままです!
500mlの水に酢を大さじ2混ぜて、酢水を作ります。皮を剥いて食べやすい形に切った長芋を、5~10分程浸けておきましょう。
長芋を大量に買ったりもらったりしたら
いくら気を付けていても、長芋を大量に買ったりもらったりして万が一腐らせてしまったらもったいないですよね!
だけど定番のメニューしか思いつかない・・・という方はスマホアプリがおすすめです。
食材名で検索するといろんな料理の作り方が出てくるので、私も毎日のように使っています(*^-^*)
長芋の保存はすりおろして冷凍がベストなの?
とろろにして冷凍するのは、我が家の定番です!
解凍しても水っぽくなりませんし、調理しても食感に変化もありません。
私はいつも、電子レンジで急いで解凍してしまうので、少し火が通った状態で、ホクホク感も楽しめるとろろを食べています。
長芋の冷蔵保存
使う分だけ切って、残りは冷蔵庫に入れている人も多いのではありませんか?
その場合は、切り口にピッタリとラップをしておきましょう。
皮を剥いた状態ですと、酸化して変色する可能性が高いので、数日中に使い切る予定の時でも、皮は剥かずにいた方がいいです。
浅漬けにした長芋は、冷蔵庫で保存して、毎回清潔な箸で取りだしましょう。
長芋の冷凍保存
長芋の保存で、一番おすすめなのが冷凍保存です!
長芋ってヌルヌルしていて、正直皮を剥くのが面倒ですよね…。
なので、用途別に切った状態で保存するのがおすすめです。
一本丸ごとあるなら、半分はすりおろし、残りは輪切りや角切りなど、食べやすい・使いやすい形にします。
しかし、厚く切り過ぎると解凍に時間がかかるので、調理するシーンを思い浮かべながら切りましょう!
すりおろしなら、解凍もすぐにできますし、お好み焼きに混ぜるのも楽ちんです。
とろろそばにするのもいいですね!
千切りなら、サラダにのせても美味しく食べられます!
長芋の賞味期限ってどれくらい?腐ると臭いでわかるの?のまとめ
長芋の賞味期限や腐るとどうなるのか、保存方法についてご紹介しました。
・長芋は腐ると茶色や黒に変色し、柔らかくなる
・腐ったにおいがする時は食べられない
・長芋の中心部分部分がピンク色になっているのは病気によるものの可能性が高い。取り除けば食べられる
・腐った部分を取り除けば食べられる
・皮が赤やピンクになっているのは、酸化によるもの。または早い時期に収穫されたために起こるもので食べられる
・切ったり、すり下ろしたりした後の変色は食べられる
・すり下ろしたり、千切りにして冷凍保存できる
たまには時短したい!新鮮で安心な食材を使いたいという方は、こちらもチェックしてくださいね(*^-^*)
私も愛用しています!

また、長芋に関する豆知識はこちらにまとめているので、合わせて参考にしてくださいね。
カビがはえてしまったらカビからカビ毒というものが食品に移ってしまうらしいです。
しかもカビ毒は加熱しても死滅しにくいのでお腹を壊す原因になってしまうとの事も。
長芋に限らずカビがはえてしまった食品は食べない方が良いです。
おかめさん
コメントありがとうございます!
すぐに調べてみたら、農林水産省のサイトにカビ毒の怖さについて書かれてあり、記事の内容も修正しました!
貴重なアドバイスをいただきありがとうございましたm(__)m