「くずきり」と言えば、夏には冷たい涼菓子として、冬は鍋やスープの具材にもできる人気の食材ですね。
本来は葛の根から取ったでんぷんを材料にした本葛粉を使用したものですが、さつまいもから取るでんぷんを使用したくずきり(もどき)もよく見かけるようになりました。
つるっとのど越しが良いので、夏バテで食欲がない時や風邪気味の時にも、高カロリーなくずきりは手軽にエネルギー源を補うことができます。
おやつにと買っておいたくずきりを冷蔵庫の中に入れっぱなしで食べるタイミングを逃してしまったり、鍋の具材として開封したくずきりをどうやって保存したらいいのか迷ったことはありませんか?
そこで、くずきりは賞味期限が切れてしまっても食べられるのか?
おすすめの保存方法などをまとめましたのでご紹介しますね。
好きなところから読む
くずきりの賞味期限はどれくらい?
くずきりには生くずきりと乾燥くずきりがあります。
生くずきりは黒蜜などをかけてそのまま食べられたり、軽く茹でるだけで調理できるので手軽に使えますよね。
生くずきりの賞味期限は未開封で約70~90日となっています。
開封後の生くずきりは出来れば当日中に、なるべく早く食べきった方が良いでしょう。
乾燥くずきりは水分がしっかり抜けているので傷みにくく、賞味期限は未開封で約2~3年と長くなっています。
開封後は正しく保存しておけば約30日間は保存が可能です。
一旦開封してしまうと、空気中の湿気や虫が侵入したり風味の劣化も早まるので、保存方法に十分気を付けて賞味期限にかかわらずできるだけ早く食べきるようにしましょう。
賞味期限切れのくずきりはいつまで食べられる?
賞味期限切れのくずきりが棚の中から出てきた!
こんな経験はありませんか?
賞味期限を過ぎてしまったくずきりは食べても大丈夫なのでしょうか?
まず賞味期限とはどうやって決められているのかというと。
賞味期限とは?
・傷みにくい商品に表示されている
・「美味しく食べられる期限」なので、期限が切れたからといって食べられないというわけではない
・表示されている期間の約1.4倍までは賞味しても大丈夫な設定とも言われている
(例) 賞味期間が90日間ある場合、【90日×1,4=126日】ということで、賞味期限後約36日は食べることはできるという計算になる
未開封の状態で賞味期限が少し切れているくらいであれば、食べられないことはないようです。
でも「美味しく食べられる期限」は過ぎているので風味やもちもち食感は劣化してしまいます。
実際に食べても問題ないのでしょうか?
こないだ冷蔵庫で発見された賞味期限切れのくずきりですが…
いけるいける(゚∀゚)モンダイナイ pic.twitter.com/NDgUX6zZsg— 藤宮(とうぐう)ケイ (@kei_tohgu) July 4, 2018
ふと甘いものが食べたくなり、冷蔵庫物色。昨年8月の賞味期限切れの、くずきり発見。私の胃腸は負けませんー!!(笑)
— 九谷さなぼ (@37bo3) January 15, 2018
食べても大丈夫という意見が多かったのですが、中にはお腹の調子が悪いという意見も少しありました。
保存状態やその時の体調にもよりますので、臭いや見た目に異常は無いかしっかり確認してからあくまでも自己責任で判断をしてから賞味してくださいね。
くずきりって腐るとどうなるの?
長期間保存ができるくずきりですが、あまりに保存期間が長かったり、保存していた環境が悪かった場合は傷んでしまいます。
くずきりが傷んでしまうとこのような状態が見られるので参考にしてみてくださいね。
・封入液が濁ったり泡立つ
・袋が膨らむ
・粘り気がある
・カビが生える
・異臭がする
このような異変が見られた場合は食べると危険なので、残念ですが処分をしましょう。
くずきりの正しい保存方法は?
くずきりはどうやって保存すると美味しさが保たれるのでしょうか?
保存方法のポイントはこちらです。
生くずきり
開封前
・10℃以下 冷蔵庫で保存
開封後
・封入液か水に浸して密閉できる容器に入れる
・冷蔵庫で保存
くずきりは開封前も開封後でも冷凍保存には適していません。
冷凍すると特に食感が悪くなってしまいますが、万が一冷凍してしまった場合は自然解凍か流水解凍してから調理すると良いでしょう。
乾燥くずきり
開封前
・直射日光や高温多湿の場所を避ける
・常温(15~25℃)で保存
開封後
・密閉できる容器か保存袋に入れて保存
・なるべく空気を抜く
・常温(15~25℃)で保存
乾燥くずきりは湿気に弱く匂い移りしやすいので、置き場所には気を付けてくださいね。
くずきりの賞味期限はどれくらい?腐るとどうなる?保存方法も!のまとめ
保存期間
【生くずきり】
未開封で70~90日
開封後は1日程度
【乾燥くずきり】
未開封で2~3年
開封後は約30日
腐った状態
・封入液が濁ったり泡立つ
・袋が膨らむ
・粘り気がある
・カビが生える
・異臭がする
保存方法
【生くずきり】
・10℃以下 冷蔵庫で保存
・開封後は封入液か水に浸して密閉できる容器に入れる
【乾燥くずきり】
・直射日光や高温多湿の場所を避ける
・開封後は密閉できる容器か保存袋に入れて保存
・常温(15~25℃)で保存
うっかり忘れてしまいがちなくずきりですが、春夏秋冬それぞれの季節で違った楽しみ方ができるので、正しく保存して美味しくいただきたいですね。
コメントを残す