「海の野菜」昆布は、ミネラルが豊富で、食物繊維も含まれています。カロリーも低いことから、ダイエットの味方としても有名ですね!
スーパーでは、出汁を取るための乾燥昆布や、味の付いた塩昆布の形で売られています。長期保存できるように、しっかり乾燥させてあるのも嬉しいポイントです!
でも、賞味期限が切れていると、やっぱり不安になりますよね?
「賞味期限切れの昆布はいつまで食べられるんだろう?」
「食べられない昆布ってどういう状態?」
「昆布の表面についている白いものはカビ?」
そういった疑問に、昆布の保存方法を交えながら、お答えしていきます。
好きなところから読む
昆布の賞味期限ってどれくらい?
昆布は、遥か昔からある保存食の一つです。
現代のように、冷蔵庫や保存容器がない中で、貴重な食べ物を長期間保存できるように、先人が編み出した知恵なのです。
とはいえ、現代には食品に関する法律があります。
昆布も賞味期限の表示があり、1年程で賞味期限を迎えます。
ですが、昆布は賞味期限が切れても食べられます!
乾燥昆布でも、塩昆布でも、カビが生えていなければ大丈夫なんです。
我が家でも、「訳あり昆布」を3年以上前に購入しました。高級な昆布の規格外のものですが、小さく折れていたり、割れていたりして、とても使いやすい状態でした。
子供の離乳食も始まる頃だったので、美味しい出汁をとりたくて購入しましたが、4歳になる頃に使い切るまで、湿気ることもなく使えました!
昆布の賞味期限は、1年に設定されていることが多いですが、実は昆布は「寝かせると旨味が増す」という特徴も持っています!
何年も寝かせた昆布程、上質な出汁がとれるため、料亭や高級料理店では、昆布の年齢にもこだわっています。
賞味期限切れの昆布はいつまで食べられる?
昆布に記載の賞味期限
「賞味期限」は「味が変わらず、美味しく食べられる期限」であり、食品の劣化を表すものではありません。
似ている表記の「消費期限」は、「安全に食べられる期限」なので、こちらは食品の劣化が始まります。すぐに食べられなくなる訳ではありませんが、期限切れの際は注意が必要です。
昆布のように、乾燥させて日持ちを良くしている食品は、「湿気」を避けて保存すれば、何年でも持たせることができます。
よって、乾燥昆布は「カビ」が生えたり、他の物の匂いが移ってしまうことがない限り、期限切れでも食べられます!
塩昆布の賞味期限
味が付いている塩昆布も、湿気に気を付けていれば長期保存できます。
塩昆布・味付き昆布は、保存用にチャックがついているものがあります。購入する際に確認すると良いでしょう。
湿気や高温で表面の調味パウダーが溶けてしまい、ベタベタになってしまうことがあります。そのような時は、早めに食べきります。
昆布出汁の取り方
昆布は、水から煮出します。
①20分以上水に浸けておいて、しっかり戻ったところで火を点けます。
②弱火~中火でゆっくり煮出し、沸騰直前で取りだします。
③出汁を取った後の昆布は、刻んで味噌汁の具・炒め物・佃煮に出来ます。
昆布って腐るとどうなるの?
表面の白い粉?
昆布には、表面に白い粉のようなものがついていますが、これはカビではありません。
「マンニット」という旨味成分です。
出汁をとる前に、昆布を洗っている方はいませんか?
昆布を洗うと、この「マンニット」が流されてしまい、美味しさが半減します。
表面の汚れが気になる時は、硬く絞った濡れ布巾で優しく拭いてあげましょう。
昆布のカビ
昆布にもカビが生えます。
カビが生えると、匂いで明らかに分かります。
昆布は、もともと表面に白い粉「マンニット」がついているため、白カビが生えても見分けづらそうですよね?
「怪しいな?」と思ったら、その部分の臭いをかいでみてください。
昆布の正しい保存方法は?
湿気を避ける
先程お話ししたように、昆布に「湿気」は天敵です!
冷蔵庫や冷凍庫も、乾燥しているイメージはありますが、昆布の保存には向いていません。
なぜなら、冷蔵庫はドアの開閉の度に温度が変動します。また、昆布を使うために冷蔵庫内から出す度に、温度差で結露がつきやすくなります。
湿気を避けられれば、年間を通して室温で保存可能です。
梅雨時に心配であれば、乾燥材を一緒に入れると安心です。
保存容器に移す
乾燥昆布って、大きい状態で売られていることが多いですよね?でも、そのままでは場所も取りますし、袋をキレイに閉じれないので、湿気が入らないか心配です。
なので、昆布を買ってきたら保存容器に移しましょう!
タッパーや密封容器に入れるのがおすすめです。
この時、使いやすい大きさに切っておけば、使いたい時にすぐに出せて便利ですし、使いやすいということは、頻繁にフタを開けますよね。
頻繁に使っていれば、「使い掛けで忘れていた!まだ食べられる?」と不安になる可能性も下げられます。
買ったものの、面倒でたまにしか使わない状態にならないことが、食品を無駄にしないためのポイントの一つです。
なお、鍋やみそ汁の出汁で使いやすいのは、5センチ幅です。保存容器や、使用頻度の高い鍋の大きさを見ながら、小さめにカットしましょう!乾燥昆布は水で戻すと大きくなります。
100均で売られている乾燥材を一緒に入れておけば、湿気対策も万全です。
適さない保存容器
昆布の保存には、金属製の容器は避けましょう。
昆布は臭い移りしやすい食品です。何らかの原因で容器が錆びた時、昆布に臭いが移ってしまいます。
また、香りが強いものの近くも避けた方がいいですが、密封容器であればそれほど心配はいりません。
簡単大豆昆布
大豆の水煮で、既にした味がついたものが売られています。それに乾燥昆布をキッチンバサミで細かく切りながら混ぜてしばらく冷倉庫に入れておけば、大豆のおかずが出来あがります!
混ぜて放っておくだけで出来ますし、味も薄めなので、サラダにトッピングしてドレッシングで味を調えることもできます。
日持ちもする、便利な常備菜としておすすめです!
①大豆の水煮1袋を保存容器にあける。
②乾燥したままの昆布をキッチンバサミで細かく切りながら保存容器に入れる。
③軽く混ぜて、大豆の水分で昆布が戻るようにする
④冷蔵庫で30分以上置けば完成
まとめ
日持ちのする幹部つの一種、昆布は、賞味期限が記載されているものの、消費期限はありません。
しかし、正しく保存出来ていないとカビてしまうのも事実です。
湿気対策をして、美味しく昆布を食べましょう!
・昆布は賞味期限が切れても食べられる
・使いやすい大きさにカットして保存容器に入れて保存する
・冷倉庫や冷凍庫には入れない
・塩昆布や味付き昆布は、チャック付きのものを買うのがおすすめ
コメントを残す