ゼリーやババロア、プリンにムース。
その他にも、デザートだけではなく、様々な料理にも使われるゼラチンですが、寒天で固めたものとも違って、つるんとした口当たりでなめらかで、食欲がない時や、夏場に冷やして食べても美味しいですよね。
さっと溶かして冷やし固めて、ゼリーも気軽に作れる粉ゼラチン。
気軽ではあるのですが大量には作らないので、我が家では一度に使い切れない食材の一つでもあります。
使い切れてない粉ゼラチン、そのまま保存していて大丈夫なのでしょうか?賞味期限は切れていても使えるの?
そんな粉ゼラチンの賞味期限や、保存方法などをご紹介したいと思います。
良かったら参考にして下さいね。
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粉ゼラチンの賞味期限はどれくらい?
・製造後、未開封で5年
日本ゼラチン・コラーゲン工業組合では、未開封で5年としています。
以前は、3年とされていたそうですが、長期保存に関するデータを検討し、5年経過しても品質に問題がないことが確認されたため、変更されたそうです。
ただ、賞味期限の設定は、最終的には各製造メーカーが決めるので、5年より短いものもあります。
そのため、市販されているものには、2~3年となっているものが多かったです。
ゼラチンはコラーゲンから抽出された動物性たんぱく質です。
コラーゲンは水に溶けないが、加熱し構造を分解することにより、溶けやすい水溶性のたんぱく質に変わります。これがゼラチンです。
温めると溶け、冷やすと固まる。『ゾル化・ゲル化』を可逆的に行える。
この性質を、料理・お菓子作りだけではなく、医療品、工業用品、写真用ゼラチンがあるなど、様々な分野でゼラチンは活用されています。
食用ゼラチンには、3つの形状があります。
・板ゼラチン(1枚の重量が一定なので、枚数で計量できて便利。)
・粉ゼラチン(グラム数を調整しやすく、少量計量する時に便利です。)
・顆粒ゼラチン(ふやかす必要がなく、手間がいりません。)
粉ゼラチンが、よく一般的に使われているようです。
賞味期限切れの粉ゼラチンはいつまで使える?
賞味期限がきれて、2~3年経っていても使えそうです。
ゼラチンは、劣化しにくい食品です。
ですが、10年以上過ぎていると、未開封でも固まってしまうことが多いようです。
調べてビックリしたのですが、固まってはいるが、10年以上過ぎたゼラチンを普通に使って食べた。しかも体調も崩さず大丈夫だった。という人は多いようでした。
ゼラチンは長期保存が可能です。
理由としては次の事が挙げられます。
・油脂、糖などたんぱく質以外の成分の含有量が少ないため、酸化や変色しにくい。
・水分活性が低く、乾燥しているので、劣化や雑菌の繁殖がしにくい。
【もちろん、直射日光・高温多湿を避けた適切な環境下で保存した場合です。】
しかし、個人差や保管状況など、色々あります。
長期保存が可能とは言いましたが、あくまでも自己責任となります。
固まっていたり、あまりにも年月が経過したものは食べるのはやめた方が良いと思います。
粉ゼラチンって腐ることあるの?
腐ったり、使えないほど劣化するという事はなさそうです。
ですが、開封後のゼラチンは
・カビが生える
・虫がついてしまう
・異臭がする
・変な味がする
このような変化が起こりやすくなります。
一度開封すると、湿気を吸いやすく劣化が早まります。
状態に違和感を感じる場合は、使わずに廃棄するようにしましょう。
ゼラチンの使い方
あらかじめ、ゼラチンの量の5倍ほどの水でふやかして使用します。
熱いお湯にいれるのはNGです。(熱湯で溶かすと、ゼラチンが変質して固まりにくくなります。)
60度くらいの時が一番良く溶けます。
15cc~20ccの水にゼラチン5gぐらいを振り入れるようにして溶かすのが、ダマになりにくいコツです。
ゼラチンを先に、ボール等に入れておいて、後から水を注ぐと、ダマになりやすく失敗のもとになります。
粉ゼラチンの正しい保存方法は?
*未開封の場合
・常温保存
・直射日光、高温多湿を避ける
*開封後の場合
・密封して保存
・湿度が高い、ジメジメした場所に置かない
・早めに使い切る
『開封後は冷蔵保存』などの指示はないようです。
しかし、NGなものは以下の通りです。
・50度以上の場所での長期保存
・直射日光(紫外線)に当てる
・きちんと密封せず、湿気の多い場所での保存
・揮発性の高い有機溶剤(例えば石油など)と一緒に保存
このような環境を避ければ、常温保存で大丈夫なようです。
しかし、一度空気に触れると、空気や湿気に含まれる雑菌がついて劣化する可能性があります。
開封後は、できるだけ早く使い切るようにしましょう。
適切な保存場所がない場合は、冷蔵庫や冷凍での保存がいいかもしれません。
冷蔵・冷凍保存のときの注意点
・庫内の湿気を吸いやすい
・湿気と一緒に雑菌がつく可能性がある
・庫内のにおい移りなどする可能性がある
・開け閉めなどでの温度変化で、結露が出てカビが生える可能性がある
これらを防ぐためにも、なるべく小分けにして、しっかり密封できる容器や保存袋にいれましょう。
一度ふやかしたゼラチンを余らせてしまった場合、常温では劣化が早いです。
なるべく空気に触れないように、ラップをして、冷蔵庫で保管し、早めに使うようにしましょう。
小分けになっているゼラチンも市販されていますので、少量づつ使いたいときは、小分けタイプを使うのもおススメですよ。
粉ゼラチンの賞味期限はどれくらい?腐ることってあるの?保存方法も!まとめ
ゼラチンは長期保存が可能です。
未開封で5年が賞味期限です。
腐ることはなさそうですが、開封後は湿気や空気に触れ、劣化していきます。
・カビが生える
・虫がつく
・変なにおいがする
・味がおかしい
このような場合は、食べるのはやめて廃棄するようにしましょう。
保存方法は、直射日光、高温多湿を避ければ、常温で大丈夫です。
しかし、開封後は、空気や湿気に触れ、劣化していく可能性がありますので、きちんと密封できる容器や保存袋に入れて保存しましょう。
冷蔵、冷凍でも保存はできますが、庫内のにおいが移らないように小分けにして、密封して保存しましょう。
ゼラチン(コラーゲン)を摂取して、お肌もぷるぷる。なんてなったら嬉しいですよね。
効果は、人それぞれだとは思いますが、冷やして固めて簡単に料理できるゼラチン。
ぜひ、色々活用してみてください。
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