牡蠣は海のミルクとも呼ばれているくらい栄養が豊富に含まれています。
牡蠣を大人だけで食べるのではなく子どもにも与えてみたいと思う方もいたり、子どもから催促されてしまったという経験がある方もいることでしょう。
しかし、牡蠣は食あたりしやすいイメージがありますし、子どもに与えても大丈夫だろうかと心配にもなりますよね。
そこで今回は、牡蠣を子どもに与えて良い時期やアレルギーの有無、注意点などご紹介していきます。
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牡蠣は何歳から食べさせていいの?
牡蠣を与えて良い年齢は離乳食時期からOKとなっています。
必ず加熱はしてくださいね。
目安は離乳食後期の9ヶ月以降からです。
ただし、離乳食時期から使える食材ではあるのですが、無理に食べさせる必要はありません。
というのも・・・
・アレルギーや食中毒が出やすい
・十分な加熱が必要
・弾力があるので、月齢が低い子は噛みきれなかったりすり潰せない
など少し難点がある食材だからです。
また、小さい子ほど消化器官が未熟であり、万が一何かあったとしたら症状も大きく出てしまう可能性があります。
月齢が低いときには、牡蠣そのものを与えるのではなくて出汁などをとったりエキスを楽しむ程度が良いかもしれません。
最後は親(与える人)の判断になってしまいますが、3才以降でも与えるのは全く遅くありませんし、何ならもう少し大きくなってからでも大丈夫ですので、与えるときの注意点だけは守りましょう。
牡蠣でアレルギー症状が出ることある?
牡蠣は、アレルギーが出やすい食材です。
食あたりの症状と似ているケースがありますが、実はアレルギーだったなんてことがあります。
トロポミオシンというタンパク質の一部が牡蠣によるアレルギーの原因とされています。
牡蠣によるアレルギーは加熱してもそのアレルゲンは消失しないのでアレルギーとして出やすいですし、牡蠣そのものだけでなく、オイスターソースなど牡蠣の成分が含まれているもので起こりやすくなっているので注意が必要です。
牡蠣で起こるアレルギー症状
・蕁麻疹
・発赤、発疹
・口腔内の痒み、腫れ、違和感
・腹痛、下痢
・吐き気、嘔吐
などの症状が起こります。
特に症状が出やすいのは蕁麻疹などの湿疹や発赤です。
口の周りだけでなく、身体全身に出ることがほとんどです。
また、下痢や嘔吐などが起こるので食あたりと間違ってしまう場合がありますが、牡蠣で起こるアレルギーと食あたりの違いを簡単に説明すると・・
アレルギー:食べて1~2時間くらいで症状が出るので潜伏期間はない
毎回食べる度に症状が出る
食あたり:潜伏期間があり下痢などの症状が遅れて出る
下痢や嘔吐などでが主で蕁麻疹は出ない
などの違いがあります。
また、アレルギーの場合には重度になると呼吸困難感や血圧低下、意識消失などアナフィラキシーショックを起こして命の危険性があることもあるので、大人だけでなく子どもも注意が必要です。
ひょんなことから牡蠣アレルギーだとほぼ確定してしまいしょんなりしている。私は牡蠣を好きなのに。牡蠣を食べてはいけない。食べると体がかゆくなる。悲しい。
— bubudog (@bu_budog) September 10, 2021
昼ごはんにガパオライス食べたが、オイスターソースが入っていた
それが原因か謎だが牡蠣アレルギー説ある私は体が火照って体が重たくなって呼吸が浅くなったような気がした— 直帰 (@bbbbbescount) August 30, 2021
牡蠣アレルギーの僕😭😭😭😭
見てるとうまそうなんだけど食べたら蕁麻疹でてお腹壊すのよね🥲 https://t.co/vr90ZwG56U— 雅(まさ)🍣 (@MASAHERO_photo) August 22, 2021
牡蠣は離乳食に使える?おすすめレシピは?
先ほども冒頭近くでお話ししましたが、牡蠣は離乳食から使うことが出来ます。
9ヶ月の後期から使えるので、少しオススメのレシピをご紹介していきますね。
牡蠣の出汁入りおかゆ
材料:ご飯100g、水200cc、牡蠣1個、醤油適量
①牡蠣を良く洗いぬめりや汚れを取る
②鍋にご飯と水を入れる(ご飯は冷たくても温かくてもどちらでもOK)
③牡蠣を入れ火にかける(中火)
④軽く混ぜながら沸騰させる
⑤沸騰したら弱火にして15~20分ほど煮る(ときどきかき混ぜる)
⑥牡蠣を取り除く
⑦ご飯を器によそい、お好みで醤油を1滴かけて混ぜて完成
※牡蠣の身を与えたい場合には、取りだしたものを細かく切り刻んで与えてもOKです。
牡蠣シチュー
牡蠣を小さい子どもに与えるときの注意点は?
牡蠣を子どもに与える時には注意することがありますので、必ず守るようにしてくださいね。
①最初に与えるときには出汁などにして身は与えない
初めて与えるときには、身を与えず、出汁などを取る形で食べるようにしてください。
身は牡蠣のエキスを食べてアレルギーなど症状が出ないことを確認してから試すようにしてください。
②しっかりと加熱をする
牡蠣は中までしっかり火を通さないと食あたりする危険性が高くなります。
必ず中心部まで加熱するようにしてください。
中まで火を通すのは難しいときには、細かく刻むなど工夫してみてくださいね。
③小さい月齢の子には身は小さく切るなど工夫する
比較的貝の中でも柔らかいですが、それでも弾力はありますし、小さい子ほどかみ切ることが出来ないので必ずその子に合わせて小さく切るなど対応してください。
④必ず近くで観察して異変があったら中止して対応する
牡蠣は先ほどもお話ししましたが、アレルギーや食あたりしやすい食材です。
必ず近くで見て、食べてからも経過を観察して異常があれば病院へ受診するなど対応するようにしてくださいね。
牡蠣は何歳から食べさせていい?アレルギーの心配は?離乳食レシピおすすめも!のまとめ
牡蠣を子どもに与えて良い時期などご紹介しました。
・牡蠣は離乳食後期9ヶ月以降から与えても良いが無理はしない
・牡蠣はアレルギーを起こしやすい食材
牡蠣で起こるアレルギー症状
・蕁麻疹
・発赤、発疹
・口腔内の痒み、腫れ、違和感
・腹痛、下痢
・吐き気、嘔吐
・離乳食におすすめのメニューは、牡蠣の出汁入りおかゆ、牡蠣シチュー
・牡蠣を小さい子に与える時の注意点
①最初に与えるときには出汁などにして身は与えない
②しっかりと加熱をする
③小さい月齢の子には身は小さく切るなど工夫する
④必ず近くで観察して異変があったら中止して対応する
牡蠣は9ヶ月頃から与えることが出来ますが、アレルギーなどが出やすいので慎重に試す必要があります。
大丈夫だと分かればミネラルや鉄などの栄養が豊富なのであまり怖がらず注意点を守りつつ是非与えてみてくださいね。
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