インスタントラーメンは、保存食として常備している方も多いでしょう。
大雨や洪水のように、いつ起こるか分からない災害に備えておくのは大切なことです。
しかし、賞味期限が長いからと言って油断していませんか?戸棚の奥のインスタントラーメンは、賞味期限が切れていませんか?
非常用食品を久しぶりに確認してみたら、「賞味期限切れのインスタントラーメンが出てきた!」という経験をした人もいるでしょう。
「安かったから買ったけど、よく見たら賞味期限が短い!」ということもあります。
今回は、「賞味期限が切れたインスタントラーメンは、いつまで食べられるのか?」についてお話していきます!カップ麺と袋麺の賞味期限は違いますので、ぜひ最後まで読んで、確認してください。
また、いろんなレトルト食品やインスタント食品の賞味期限などについてはこちらにまとめているので、合わせて参考にしてくださいね。
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賞味期限切れのインスタントラーメンはいつまで食べられる?
インスタントラーメンの賞味期限
インスタントラーメンに記載されている「賞味期限」とは、「美味しく食べられる期限」を示しています。一方、「消費期限」は「安全に食べられる期限」です。
賞味期限が切れたからと言って、すぐに食べられなくなる訳ではありません。
賞味期限を決めるための検査として、時間経過ごとにインスタントラーメンに変化がないか検査していきます
。カップ麺は製造から6カ月、袋麺は8カ月が経過した時点で、異常が無ければそれ以降の検査は省略できます。
検査の結果出た日数に、「安全係数(0.7~0.9)」という数字を掛け算して、検査で出た日数よりも少ない日数が「賞味期限」として記載されています。
これは、日本即席食品工業組合のガイドラインによって決められており、各メーカーが守っているので、安心してください!
賞味期限が切れても食べられる?
では、賞味期限が切れてしまったインスタントラーメンはいつまで食べられるのでしょうか?
ネットで検索してみると、実際に賞味期限の切れたインスタントラーメンを食べた人が多くいることが分かりました。
かく言う私も、2~3カ月賞味期限が過ぎたものを食べたことがあります。
期限切れカップラーメンを食べた人が多いので、その情報をまとめると、大きく4つに分かれます。
・半年前のカップ麺は大丈夫だった
・2年前のカップラーメンは臭かったから捨てた
・2年前のカップラーメン食べたけど平気だった
・賞味期限が昨日までのカップ麺食べたらお腹を壊した
概ね、2年が境目のように感じましたが、インスタントラーメンの賞味期限は、日数よりも開けた時の状態を見て判断する方がよさそうです。
食べないほうが良いインスタントラーメンの見極め方は?
インスタントラーメンのカビ!?
今回調査して分かったのが、「カップ麺にもカビが生える」ということです。
2年経っても食べられた人と、昨日までの賞味期限で食べられなくなっていた人では、保存状態が違いました。
ずっと高温多湿を避けて保存していた人は、お腹を壊す確率が低かったのです。ただ、インスタントラーメンは油で揚げて作っていますので、油の劣化で臭いがしたり、麺が硬くなる等、美味しくはないそうです。
一方、食べられない状態だった人は、夏場の車内にずっと置きっぱなしだったそうです。
このように、保存方法で日持ちは大きく変わります。食べる前には、臭いや様子を確認しましょう。
食べられないインスタントラーメンの見分け方はこちらです!
・開けた時に異臭がする
・湿っぽい、カビの臭いがする
・麺が乾いて変色している
・虫がわいている
カップ麺や袋麺、ノンフライタイプでも、同様に見分けることができます。
ただし、カップやパッケージに穴が開いていたり、カップが濡れてカビている場合は、賞味期限内でも腐っている可能性が高いので、注意してください。
私は、袋タイプのインスタントラーメンで、端の方の色が違ったことがあるのですが、賞味期限から1カ月程経っていて、色の変わった部分はほぐれにくく、硬かったのを覚えています。
一般的なインスタントラーメンの賞味期限はどれくらい?
カップ麺であれば6カ月、袋麺では8カ月が、製造日からの賞味期限です。
袋麺に入っているスープの素やかやくも、外袋に記載されている賞味期限と同じになります。
密封されているスープや具は、賞味期限を過ぎてもある程度日持ちしますが、空気が入っているかやくは湿気てしまいますので、麺の上にあける前に臭いや乾燥具合を確かめてください。
粉末スープも、かやく同様湿気てしまうことがあるため、保存に気を付けましょう。
スープが出切らないと、味の薄いラーメンになってしまいます。
カップ麺では、既に火薬が入っていてお湯を注ぐだけで作れるものが多いですが、カップの下の方は空洞になっているのをご存知ですか?
下に空洞があるということは、空気も入っているので、袋麺よりも賞味期限が短く設定されます。
インスタントラーメンの保存方法は?
間違った保存方法
皆さんは、買ってきたインスタントラーメンはどのように保管していますか?
「ほぼ毎日食べる」という人は、常に出しやすいところに置いているでしょう。
しかし、保存食として、またはストックとして買った場合は、注意が必要です。
以下にポイントをまとめましたので、ご覧ください!
・箱ごと床に置いている
→低いところに埃や湿気が溜まります
・台所の戸棚
→シンク下は、お湯を流すこともあり湿気の温床です。炊飯器の上記や電子レンジ、トースターを使う際に出る熱でも、湿気の原因になります
インスタントラーメンの保管に適しているのは、「高温多湿を避けた」場所です。食品ストック用のスペースがある場合はそちらに、特にない場合は、定期的に掃除をする場所に置いたり、たまに場所を移動するようにしましょう。
置きっぱなしのまま放っておくのはお勧めできません。
臭い移り
昔、賞味期限内にもかかわらず臭いがするということで、インスタントラーメンの保存に注意事項が追加されました。
それは「匂いの強いものと一緒に保管しない」です。
特にカップ麺は、紙やプラスチックで出来た容器にそのまま入っています。
長期間匂いの強いものと一緒に置いておくと、目に見えない穴から内部に匂いが入り込んでしまい、麺やかやくに付いてしまうのです。
湿気を避けようと、除湿剤を棚に入れたのでしょう。はたまた、会社のロッカーに予備として入れていたのかもしれません。
除湿剤の香りがついてしまい、食べられなくなったという人が多くいました。
当時、ニュースでも取り上げていたので、覚えている方も多いかと思います。
インスタントラーメンに限らず、食品の保存方法は、表示をよく見て確認しましょう!
インスタントラーメンが賞味期限切れ!いつまでなら食べても大丈夫?のまとめ
日持ちがして、すぐに食べられる便利なインスタントラーメン。
正しく保存して、なるべく賞味期限内に食べましょう!
もしも、万が一の時、賞味期限の切れたインスタントラーメンしかなかったら、以下のポイントをチェックしてから食べてください。
・パッケージやカップに穴が開いていないか
→空いていたら要注意!
・ふたを開けて、異臭はしないか
→劣化した油の臭いは要注意・カビ臭は捨てる
・中身に虫はわいていないか
→虫がいたら数にかかわらず捨てる
・どこで保存していたか思い出す
→高温多湿の場所だったら捨てる
※賞味期限切れの食品を食べる際は自己責任です。
賞味期限が切れた食品は、賞味期限内のものと比べて変化が無いか、よく確認して食べると安心ですね!
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