ミノ、ハチノス、シマチョウこれらよく聞くホルモンの種類ですが、どの部分か知っていますか?
甘みのある部位や食感がコリコリしていたり、部位によって味も大きく違って楽しいホルモン。
焼肉やもつ鍋など欠かせない食材ですよね。
そこで今回は
- ホルモンの賞味期限はどれくらい?
- 賞味期限切れのホルモンはいつまで食べられる?
- ホルモンって腐るとどうなるの?
- ホルモンの正しい保存方法は?
についてご紹介していきます。
また、いろんなお肉の賞味期限などについてはこちらにまとめているので、合わせて参考にしてくださいね。
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ホルモンの賞味期限はどれくらい?
ホルモンは、モツとも呼ばれる内臓肉のことで、主にホルモンとして出回っているのは腸や胃の部分ですが、その他の内蔵肉全般のことも、「ホルモン」と呼びます。
生のホルモンは通常賞味期限ではなく、消費期限が設定されており、非常に短いのが特徴です。
しかし、よくスーパーなどで売られている冷凍の味付けホルモンや通販販売のものは賞味期限が長く設定されています。
下に牛・豚・鳥ホルモンの生・ボイル・冷凍についてまとめましたので、参考にしてみてください。
ホルモン | 生 | ボイル | 冷凍味付け(スーパー) | 冷凍味付け(通販) |
牛 | 処理日から4〜5日(消費期限) | 4〜5日 | 半年〜1年程 | 1ヶ月〜1年程 |
豚 | 買ったその日(消費期限) | 2日 | 3ヶ月〜1年程 | 3ヶ月〜1年程 |
鳥 | 買ったその日(消費期限) | 半年〜1年程 | 1ヶ月〜半年程 |
ところでホルモンの部位の名前と特徴を知っていますか?
焼肉屋さんなどでよく見かける代表的なホルモンの部位とその特徴についてご紹介していきたいと思います。
牛
- コリコリ(大動脈)・・・コリコリとした食感が特徴で、心臓近くの大動脈の事のため、「ハツモト」とも呼ばれています。
- ハチノス(第2胃袋)・・・トリッパなど煮込み料理にも使われており、ほんのり脂の甘みが感じられふわふわした食感が特徴です。
- センマイ(第3胃袋)・・・細かなひだのサクサクとした歯ごたえが特徴で、味はさっぱりしています。
- ハラミ(横隔膜)・・・ホルモンであることを忘れそうなくらい、肉っぽい味わいが楽しめる部位で、程よい歯ごたえがありながら、ヘルシーで柔らかい部位です。
- コプチャン(小腸)・・・噛み応えたっぷりでプリプリした食感と口いっぱいに広がる甘みが特徴です。コラーゲンが豊富で低カロリーだから女性に人気の部位です。
- マルチョウ(小腸)・・・コプチャンを茹でたもので、腸を裂かずに裏返しているので脂の甘みが凝縮されています。とろけるような食感とジューシー差が特徴です。
小腸はもつ鍋には欠かせない部位ですね。
豚
- ハツ(心臓)・・筋繊維のシャキシャキした歯触りが特徴です。疲労回復や美容にも効果があるようです。
- レバー(肝臓)・・・栄養満点ですが、ちょっと癖があります。牛のレバーよりも食べやすいという声が多いようです。
- てっぽう(直腸)・・・豚の腸の中でも、もっとも味が良いとされる部分です。プルプルとした弾力を活かすには焼き加減が大事になってきます。
賞味期限切れのホルモンはいつまで食べられる?
生のホルモンの場合は消費期限が切れていれば食べない方が良いです。買った当日に食べきるようにしましょう。
消費期限とは・・・安全に食べられる期限
賞味期限とは・・・品質が変わらずにおいしく食べられる期限
消費者庁のホームページに書いてある情報によると、商品によっては賞味期限の1.2倍の期間食べられる可能性がありそうです。
ですので、牛・豚の通販の冷凍味付けホルモンで賞味期限が1年の場合
1年❌1.2=1年2ヶ月まで食べることができる可能性があるということになりますね。
ただし、食べるときに状態をよく見極めて自分の判断で食べるかどうかを決めてください。
ホルモンって腐るとどうなるの?
冷凍ホルモンや冷凍味付けホルモンを解凍したとき、臭い・見た目・味などがおかしい場合、腐っているおそれがあります。
- 臭いは・・酸っぱいおかしな臭い
- 見た目は・・・茶色っぽく変色している
- 触ると・・・ぬめり・ネバネバ・糸を引いた感じ
- 焼くと・・・変な臭いがしてくる
- 味は・・・苦い・酸っぱいなど変な味がする
ホルモンは非常に傷みやすい食材です。焼いて菌が死滅したとしても毒素が残っている場合があり、食中毒につながる恐れがありますので注意してください。
ホルモンの正しい保存方法は?
スーパーなどでもっとも入手しやすいのがレバーですね。
レバーも買った当日が消費期限のことが多いですが、美味しくいただくために持ち帰ったらすぐに水洗いをして1時間ほど水に浸して血抜きをしてください。
そうしないと臭みが出てきてしまいます。途中で何度か水換えをすることを忘れないでくださいね。
その日のうちに食べ切るのが原則ですが、血抜きした後に焼肉のたれなどに漬け込んで味付けしたものを、汁ごと保存袋に入れて、冷凍する可能です。
その場合は1、2週間以内に食べるようにしましょう。
また、もつ鍋用に小腸を生で購入することもありますよね。
買った当日に食べることが原則にはなりますが、一度で食べきれない場合は冷凍ができます。
その場合は、下茹でをして小分けの保存袋や容器に入れて薄く広げ、ステレンレスやアルミバットの上でなるべく急速冷凍をすることをおすすめします。
冷凍したもつは1ヶ月以内には食べきるようにしましょう。
解凍する時は冷凍する時とは逆で、ゆっくりと時間をかけて解凍する方が美味しいです。
冷凍庫から出し、冷蔵庫に入れて時間をかけて解凍しましょう。
急ぐ場合はレンジの解凍機能を使ってもいいですが、味は落ちてしまいます。
ただし、常温解凍をすると、傷んでしまう場合があるので避けた方が良さそうです。
ホルモンの賞味期限はどれくらい?腐るとどうなる?保存方法も!まとめ
- 生の場合は消費期限で買った当日に食べるのが良い
- 冷凍味付けホルモンだと1年程
- 腐ると味・見た目・触った感じなどに変化が出る
- もつ鍋用のホルモンは下茹で後急速冷凍をし、ゆっくり解凍することで美味しく食べられる
いかがでしたでしょうか。いろんなホルモンがありますが、好みのホルモンを美味しくいただくために参考にしてみてください。
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