日本の食卓には欠かせない煮物のひとつ「ひじきの煮物」
メインのおかずを引き立ててくれたり、栄養満点で切干大根と同様に昔から日本人になじみのある和食のお惣菜ですが、自宅で作ると作ると案外量が出来てしまうもの。
しかも食卓に並ぶのは少量ずつのため、なかなか減らず、ご自宅で作る機会も減ってしまっているのではないでしょうか。
もちろんスーパーのお惣菜も美味しいのですが、せっかくなので自宅でことこと煮込んでみませんか?
今回は「ひじきの煮物」は一度作ったらどのくらい持つのか、たくさん食べるにはどんなアレンジ方法があるのか、じっくりと見ていきましょう。
乾燥ひじきの賞味期限や腐ったときの見極め方、保存方法についてはこちらにまとめているので、合わせて参考にしてくださいね。
また、いろんな料理の賞味期限などについてはこちらにまとめているので、合わせて参考にしてくださいね。
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ひじきの煮物の賞味期限はどれくらい?
スーパーで透明パックのお惣菜(工場や店舗で作られたもの)を購入した場合、透明パックではなくレトルトパックを購入した場合、自宅で作った場合、それぞれご紹介します。
1.透明パックの場合
一般的には各店舗に納品されてから2~3日が期限だと言われています。
お惣菜は「消費期限」と表記されていて、保存は要冷蔵(10℃以下)がほとんどです。
たまに常温のお惣菜もありますが、その場合は当日中になります。
2.レトルトパックの場合
こちらも透明パックと同様に冷蔵保存がほとんどですが、日持ちは格段に長くなり180日程度だと言われています。
ただ開封後はお早めにお召し上がりくださいと記載されています。
具体的な日にちは明記されていませんが、開封後は当日~翌日以内に食べきってしまうのが良いでしょう。
3.自宅で作った場合
一般的には冷蔵庫で保管し、3~4日以内には食べきるのが良いとされています。
ただ最近は作り置きおかずのやり方が色々なところで紹介されていたり、冷蔵庫ではなく冷凍庫での保管も出来ますので、それによって期限は変わってきます。
作り置きおかずとして衛生面を意識した場合は冷蔵で5日間くらい、冷凍は1か月間くらいを目安に保存をおすすめします。
ただ入れる食材によっては冷凍に向かなかったり、風味が劣化したりしますので、出来れば2週間くらいで早めに食べるようにしましょう。
ひじきの煮物って腐るとどうなるの?
ところで・・・皆さん、ひじきの煮物を腐らせてしまったことはありますか?
あまり見たくない光景ですが、ひじきの煮物に限らずおかずが腐ると以下のような状態がみられます。
- 見た目が若干白っぽい(カビが生えている)
- 異臭がする
- 酸い匂いがする
- 糸を引いている
腐った状態を見ると、それはもう、とてもとても悲しい気持ちになります。
特に自分が作ったおかずだったり、食べようと思って開けたタイミングだと余計に・・。
また捨てた後もごみ箱から異臭がしてとてもじゃないですが耐えられませんので、そうならないように正しく保存し、早めに食べるようにしましょう。
ひじきの煮物の正しい保存方法は?
自宅で作った場合、最大の難点は保存方法だと思います。
たくさん作ることが出来たので保存して食べようと思っても、気付かぬうちに菌の温床になってしまうことも・・・。
そうならないためには、如何に「清潔な状態で保存出来るか」が重要になります。
1.冷蔵庫で保存した場合(作り置きおかず)
清潔な「箸」で取りましょう。
作り置きをし、食べたいときに食べられるのはとても良いことですが、例えば他の料理に触れた箸、味見をした後の箸などで作り置きおかずを触ってしまうと、そこから細菌が繁殖してしまいます。
必ず清潔な箸を使用して取り分けましょう。
タッパーの蓋の水滴を取る
例えば粗熱が取れていない状態でタッパーの蓋をし冷蔵庫に入れてしまった場合、湯気が蓋に水滴として付いてしまい、衛生的によくありません。
また取り分ける際の温度変化によって水滴がつくこともありますので、しっかりと拭いてあげるようにしましょう。
温度変化をなくす
温度が変化すると菌が増えやすくなってしまいます。
例えばレンジした煮物をそのまましばらく食卓に置いて、残ったからまた冷蔵庫に入れて、そのまま数日・・・なんてしてしまうと、知らないところで菌が増えてしまいます。
食べられる量だけ取り分けて、残りはすぐ冷蔵庫に戻すようにしましょう。
2.冷凍庫で保存した場合
冷蔵保存の場合と同様にまずはしっかりと粗熱をとりましょう。
その上で、極力空気を抜いて、水分を少なくして保存してください。
空気が入っていると風味が飛びやすかったり、霜が付きやすかったり、解凍後にべちゃっとしやすくなってしまいます。
もしお弁当で使用するのであれば、小分けのカップに入れて保存すると冷凍のままお弁当箱に入れることも可能です。
朝の時短にもなり、保冷剤代わりにもなりますのでおすすめです。
一つ注意ですが、こんにゃくは冷凍保存するとぐにぐにとした独特の食感になります。
冷凍保存したこんにゃくが肉のように感じるという話もありますが、水分が抜けてスカスカになってしまうこともあるため、冷凍保存する場合はこんにゃくを入れずに作るか、こんにゃくを抜いて保存することをおすすめします。
余ったひじきの煮物の活用方法は?
たくさん作ってしまって、もう煮物としては飽きちゃったな・・・なんてときは、ひじきの煮物をアレンジしておいしく食べましょう!
おすすめはポテトサラダ
ひじきの煮物は和風だしもしっかり入っているため、蒸したじゃがいもとマヨネーズ、ひじきの煮物だけで十分においしい和風ポテトサラダが出来ます。
アクセントに生の玉ねぎやかつおぶしを入れるのもおすすめです!
コロッケ
蒸したじゃがいもとひじきの煮物を混ぜて、衣をつけて揚げるだけで健康的なメインおかずに大変身です。
子供さんもこれならパクパク食べてくれます!
ハンバーグ
和風ハンバーグでひじきを使うことがあると思いますが、戻した乾燥ひじきをそのまま使用すると臭みが残りやすくなります。
ひじきの煮物を使えば下味の手間もいらないので時短になりますね。
旨味も十分、美味しい和風ハンバーグの完成です。
五目寿司
五目寿司のシャリは人参やレンコンを入れたりしますよね。
そこでぜひひじきの煮物を混ぜてみてください、トッピングの具材がなくても美味しい五目寿司の出来上がりです。
汁気が残っていると予想外にべちゃついてしまいますので、しっかりとひじきの煮物の汁気を切ってから使用してくださいね。
ひじきの煮物の賞味期限はどれくらい?腐るとどうなるの?のまとめ
ひじきの煮物の賞味期限や腐るとどうなるのか、保存方法についてご紹介しました。
- お惣菜のひじき煮・・・2~3日
- レトルトパックのひじき煮・・・180日
- 手作りのひじき煮・・・3~4日
- ひじき煮は腐っているかは見た目と臭いでチェック!
- ひじき煮は粗熱を取って清潔な状態で冷蔵または冷凍保存がおすすめ!
ひじきは栄養豊富な食材で、例えばカルシウムや鉄分が多く含まれています。
これらは骨粗しょう症や貧血予防に重要な栄養素のため、女性には非常にうれしい食材です。
昔から日本の食卓に欠かせない料理ですので、保存方法や活用方法をしっかりと学んで積極的に作るようにしましょう!
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