砂糖には、色々な種類がありますよね。
普段の料理には、上白糖や三温糖を使うことが多いのですが、たまにグラニュー糖を使うので購入します。
でもお菓子作りで使ったとしても、大袋一袋はなかなか使い切れず、、、
しかもコーヒーなどのドリンクには甘みを入れない派なので、数年使い切れずに棚に置かれていたりします。
砂糖って、たまに固まっていたりしてるけど、賞味期限は大丈夫?保存方法はどうすればベストなの?について少しご紹介したいと思います。
ぜひ参考にして下さいね。
また、いろんな調味料の賞味期限についてはこちらに詳しくまとめているので、合わせて読んでください。
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グラニュー糖の賞味期限はどれくらい?
・グラニュー糖に賞味期限はありません。
砂糖や塩には、実は賞味期限はありません。
賞味期限の表示義務がないのです。
砂糖は長期保存しても『品質の変化が極めて少ないもの』として、期限表示を省略することができます。(食品表示基準)
砂糖には、ごくわずかしか水分が含まれておらず、糖度が高いためそのままの状態では微生物や細菌が繁殖しにくいのです。
そのため賞味期限の表示がなく、基本的にはいつまでも使うことができます。
ちなみに、サトウキビの煮汁を煮詰めて作られる『黒糖』は、賞味期限の表示の義務はないものの、メーカーの独自の判断で、6ヶ月~2年ほどの賞味期限が設定されているものがあります。
風味が変化した場合を考慮しての判断だそうです。
他にも、ガムシロップは約1年くらいの賞味期限とされており、パッケージなどの外装に期限が記載されています。
賞味期限切れのグラニュー糖はいつまで食べられる?
・基本的には何年経ったものでも食べることができます。
グラニュー糖には賞味期限がないので、賞味期限切れになることはなく、保存状態がきちんとされていれば、いつまででも大丈夫です。
これは、メーカーによっても変わりませんし、袋入りのものでも、スティックシュガーでも同じです。
しかし、保存状態が悪かったり、何かしらの要因が加わると、グラニュー糖も使えなくなることもあります。
以下のような場合は、食べるのはやめましょう。
・湿気て溶けだしている。(傷んでいる可能性あり)
・部分的に色が変わっている。(外から何かがしみ込んで汚染された可能性あり)
【*全体的に変色している場合は、大丈夫です。】
状態を見極めて、傷んでいるか、使えるかどうかの判断をして下さい。
グラニュー糖って腐るとどうなるの?
・グラニュー糖は腐りません。
グラニュー糖には、ほとんど水分がありません。
しかも吸湿性があるため、微生物がはいりこんだとしても浸透圧で微生物の水分を奪ってしまうほどです。
なので、菌が繁殖できず、グラニュー糖は腐らないとされています。
小麦粉などの粉類は虫やダニが付いていると、賞味期限切れの目安にもなりますが、グラニュー糖の中に虫が入り込んでいたとしても生きていられず、グラニュー糖が腐ることはないのです。
でも、生きていないとはいえ、虫の入ったグラニュー糖は食べるのは嫌ですよね。
虫が入らないように密封容器での保存をしましょう。
グラニュー糖は腐らないと言われてはいますが、以下の場合は使うのは控えましょう。
・部分的に色が変わっている。
・湿気て溶けている。
グラニュー糖の保存方法は冷蔵庫がベスト?
・常温でOK
・冷蔵庫や冷凍庫の保存は適していない。
コンロなどの火の周りや、湿度が高い所を避けた場所での常温保存で大丈夫です。
冷蔵庫や冷凍庫が保管に適していない理由として挙げられる点は
・冷蔵庫や冷凍庫のにおいが移る。
・冷やした後、常温に戻ると結露して湿気てしまう。
・常温保存が可能なので、冷凍、冷蔵する必要がない。
冷蔵、冷凍保存ができなくはないですが、温湿度差の激しい環境は適していません。
そして、保存するうえで避けたい環境は、次の3つです。
・湿度や温度の変化が大きい
・においの強いものの近く
・虫が入り込むことができる
湿度やにおいの影響を受けないようにするためには、未開封でも開封後でも関係なく、密封できる容器で保存する必要があります。
なぜなら、グラニュー糖など砂糖の袋には、実は小さな穴が開いているため、購入した袋のままでは保存には適していないのです。
輸送や陳列の際に袋が破裂するのを防ぐため、空気の逃げ道として小さな穴が開けられているようで、完全密封がされていないそうです。
袋の空気の逃げ道から、虫が入ってこないようには設定されているようですが、未開封であっても密封できる容器に入れて保存することが望ましいです。
常温で、温湿度差の少ない場所で、密封して保存しましょう。
ちなみに、、、余談ですが
グラニュー糖に比べて、水分が多く糖度も低い『黒糖』はカビが発生することもある為、冷蔵庫で保存したほうがいいそうです。
砂糖が固まった場合の対処方法
密封保存していても、砂糖が固まってしまうことがあります。
その場合の対処方法もご紹介しますね。
グラニュー糖・粉砂糖
・簡単にほぐれるので、スプーンや手などで押して砕きましょう。
・電子レンジで加熱
【グラニュー糖200gの場合、500ワットで1分加熱】
*加熱しすぎると、グラニュー糖が溶けてしまうので、様子を確認しながら行いましょう。
上白糖・三温糖
・霧吹きで、ごくごく少量の水を吹き付けてから、蓋をして3~4時間程度放置する。
【水をかけすぎると、砂糖が溶けてしまうことがあるので気を付けて下さい。】
・食パンを容器の中に入れる。
【食パンを入れてから5~6時間経ったら、食パンは取り出しましょう。そのままにしておくと、カビが生える可能性があります】
粉砂糖
お菓子などで使われる粉砂糖。わざわざ買わなくても、実はグラニュー糖で代用できます。
グラニュー糖をミキサーにかければできます。
ミキサーがなければ、すり鉢でもOKです。
(水分があると作れません。しっかり乾いたミキサーやすり鉢を使ってください。)
直ぐに使わない時や、湿気が気になる場合は、全体の5%程度のコーンスターチを入れて下さい。
(市販品の粉砂糖には、湿度調整のためコーンスターチが入っているものが多いです。)
グラニュー糖の賞味期限はどれくらい?腐るとどうなる?保存方法は冷蔵庫?まとめ
グラニュー糖には、賞味期限も消費期限もありません。
基本的には腐らず、状態が良ければ、開封・未開封に関わらず、何年経っていても使えます。
ですが、湿気て溶けだしてきている。部分的に変色している。(全体的に変色している場合は問題ない)
このような場合は、傷んでいる可能性があるので、使わないほうが良いです。
保存は、温度変化の激しい冷蔵、冷凍庫での保存は適してません。
開封、未開封によらず、密封できる容器にいれ、常温保存しましょう。
疲れた時などに甘いものを食べると、癒されますよね。食べすぎはよくないですが、グラニュー糖を使った料理で安心してホッと一息つくのも大事な時間ですよね。
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