少しほろ苦く、さっぱりした酸味と甘みが美味しいグレープフルーツはゼリーやジュースにも使用されています。
国内で流通しているグレープフルーツのほとんどが輸入されており、果実が黄色いものの他、ピンクや赤い色をしたルビーと呼ばれる品種があります。
私は子供の頃、半分に切って砂糖をかけたものをスプーンでよく食べていましたが、今はその食べ方はあまり見かけなくなりました。
ですがグレープフルーツは美容に嬉しいビタミンCや疲労回復効果のあるクエン酸、肝臓につく脂肪を抑えたり便秘を解消してくれるイノシトールという栄養素が含まれているので積極的に食べたい果物です。
今回はそんなグレープフルーツの賞味期限や腐った時の特徴、場所別に適切な保存方法を詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてみて下さいね。
また、いろんな果物の賞味期限などについてはこちらにまとめているので、合わせて読んでください。
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グレープフルーツの賞味期限はどれくらい?
果物であるグレープフルーツは生鮮食品のため、加工していないものは賞味期限の記載の義務はありません。
なので今回は「日持ちする期限の目安」について説明していきますね。
グレープフルーツは常温・冷蔵・冷凍で保存することができます。
では保存場所別に賞味期限をそれぞれ見てみましょう。
【常温】:約3~6日(夏場は避ける)
【冷蔵】:約2週間
【冷凍】:約1ヶ月
グレープフルーツの状態にもよりますが、常温では約1週間ほど日持ちします。
また、冷蔵保存は出来れば野菜室へ入れて下さい。
なお、カットしたものは苦みが増す事があるので翌日には食べてしまいましょう。
グレープフルーツをまるごと保存した場合、条件によっては1ヶ月近く経っても問題なく食べられる事もあります。
もし短期間で食べきれないという方は冷凍保存もできます。その場合徐々に味や品質は落ちていくので、1ヶ月を目安に食べ切って下さい。
賞味期限切れのグレープフルーツはいつまで食べられる?
グレープフルーツは保存場所別の目安の賞味期限が過ぎても、状態によっては食べられる可能性があります。
グレープフルーツはほとんどが輸入されているため、防カビ剤が使われています。
その効果と、皮が厚いことによって割と日持ちする果物なのですが、鮮度は段々落ちていくので、美味しさや栄養面からも早めに食べた方が良いのは間違いありません。
もし手元に日にちが経ったグレープフルーツがある場合、グレープフルーツの腐った状態を知っておくことで食べられるかどうか悩まず判断できますよ。
では次の項目で腐るとどうなるかを見ていきましょう。
グレープフルーツ腐るとどうなるの?味や臭いでわかる?
グレープフルーツは傷んだり腐ってくると次のような状態に変化します。
・皮や実に白カビや黒カビが生えている
・皮が変色している(茶色など)
・果肉の水分が抜けて中身がスカスカ
・果肉が乾燥して萎びている
・異臭(柑橘の匂いがしない)
・味に違和感がある
皮や実にカビが部分的にでも生えているものは食べるのはやめましょう。
見た目は綺麗でも、切ってみると中にカビが生えている事もあるので、食べる時はカットしてからもよく見ることが大切です。
また、果肉が一部スカスカの場合はそこを取り除けば食べられることが多いですが、味に違和感がある場合は食べるのは控えて下さい。
グレープフルーツは皮ごと冷凍できる?正しい保存方法は?
グレープフルーツは先ほど常温・冷蔵・冷凍で保存できると説明しましたが、カットしたものは冷蔵または冷凍保存して下さい。
なお、冷凍保存はカットして実を取り出したものだけ保存可能です。
また、皮についている防カビ剤が気になる方は保存する前に粗塩で皮を擦って水で洗い流すと良いですよ。
洗った場合はしっかりと水気を拭き取ってから保存して下さいね。
ではそれぞれの保存方法を解説していきます。
常温(まるごと)
・グレープフルーツはかごや紙袋など通気性の良い箱に入れ、直射日光の当たらない涼しい場所で保管する。
※すぐに食べる予定がない場合や夏場は最初から冷蔵庫へ入れて下さい。
冷蔵(まるごと)
・1つずつサランラップで包むかポリ袋に入れて軽く口を閉じ、野菜室で保管する。
冷蔵(カットしたもの)
・皮ごと半分などにカットしたものは切り口をぴったりとラップで覆う。
・実を一つずつ取り出したものはタッパー等密閉容器に入れて乾燥しないようにする。
冷凍(カットしたもの)
①外皮を剥き、一房ごとに実を取り出す。
②冷凍可能な保存袋にに重ならないように平らに並べて入れ、空気を抜いて口を閉じる。
③ステンレスやアルミのトレーの上に置き、急速冷凍させる。
※急速冷凍することでより鮮度が保て、美味しく保存できます。
冷凍したグレープフルーツは解凍してしまうとパサパサになり美味しくないので、凍ったままか半解凍の状態で食べて下さい。
夏場は凍らせたグレープフルーツの実をアイスのような感覚で食べると美味しいですよ!
余った皮の活用法
グレープフルーツの皮は掃除にも使うことができます。
柑橘類の皮にあるリモネンと呼ばれる成分はグレープフルーツにも含まれており、油汚れや水垢を落とす効果があります。
皮でそのまま汚れを擦っても良いですし、少し手間を加えるだけで洗剤を作れるので試してみて下さい。
①グレープフルーツの皮を鍋に入れ、かぶるくらいの水を入れる。
②15分程煮た後火を止めて、冷めたらスプレーボトル等に入れて汚れに噴きかけ、擦る。
煮た後の皮は汚れを擦るスポンジとしても使えます。
この手作り洗剤は2週間を目安に使い切りましょう。あまり長く置いておくとカビが生えてしまいます。
グレープフルーツの賞味期限はどれくらい?腐ると味や臭いでわかる?まとめ
グレープフルーツの賞味期限の目安や保存方法を紹介しました。
まるごとでは常温で3~6日、冷蔵で2週間程保存でき、取り出した実は冷凍保存も可能です。
グレープフルーツは他の柑橘類と比べて皮が厚いため水分が抜けにくく、また防カビ剤も使われているので割と日持ちする果物です。
しかしカビがついていたり水分の抜けたもの、変色や異臭がするグレープフルーツは食べるのはやめましょう。
皮は掃除にも活用できるので、実を食べるだけではなくまるごと利用してみて下さいね。
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