銀杏は、イチョウの木になる実の種の部分で、くるみやピスタチオと同じ「ナッツ類」に分類されます。
イチョウの実は、潰すと臭くなり敬遠されますが、夏の緑色から、鮮やかな黄色に色付くイチョウの木は、秋の訪れを感じさせてくれます。
茶碗蒸しに入っているイメージが強いですが、塩ゆでにしたり、炊き込みご飯にしたりと、色々な食べ方があります。
最近では、真空パックになったものが売られていることもあり、手軽に手に入るようになりました。
でも、買っても一度に使い切ることはできませんよね?
一度に大量に食べると、中毒を起こす場合があるので、2~3回に分けて食べたいところですが、銀杏の賞味期限ってどれくらいなのでしょうか。
また、銀杏はどうやって保存するのが正しいのでしょうか?
「冷凍はできるのか」
「殻は付いたままの方がいいの?」
「腐ったときは見分けられる?」
そういった疑問について、私が調べたことをお伝えしていきます!
好きなところから読む
銀杏の賞味期限ってどれくらい?(殻付き、殻なし)
賞味期限か消費期限か
皆さんは、「賞味期限」と「消費期限」の違いはご存知ですか?
賞味期限…表示している通りに保存した時、味に変化がなく美味しく食べられる期間
消費期限…表示している通りに保存した時、安全に食べられる期限
まずは、この2つの違いを覚えておきましょう!これから食品を買う時に、役立ちます。
いいですか?
「賞味期限は美味しさが保障されている期間」
「消費期限は安全が保障されている期限」
ですよ!
殻付き銀杏の賞味期限
銀杏は、殻付きの方が長期保存出来ますが、それでも冷凍庫で1カ月程度です。
食べられないこともないのですが、乾燥しすぎて美味しくありません。
保存状態によっては、カビが生えたり、実が柔らかくなって腐ってしまいます。
殻が付いたままでは、カビが生えている場合以外、食べられるか判断出来ませんので、何個か殻を剥いてみましょう。
紙袋と電子レンジで簡単に剥けます。
殻なし銀杏の賞味期限
殻を剥いた状態で売られている銀杏もあります。通販では冷凍で販売されていることが多いですね。殻を剥く手間がかからないので、便利です!
ただし、殻を剥いて茹でたものを真空パックにしているタイプですので、開封後は日持ちは短くなります。すぐに使わない分は、小分けにして冷凍保存しましょう。
殻なし銀杏の賞味期限は、解凍後3~5日、冷凍庫に入れたら2~3カ月以内に食べます。それ以上冷凍しておくと、乾燥してパサパサになってしまい、美味しくありません。
銀杏って腐るとどうなるの?
腐った銀杏は、大きく二つに分かれます。
①殻にカビが生えている
②乾燥して実が縮んでいる
殻にカビが生えている時は、中の実にカビがついていないか確認しましょう。銀杏の殻に、黒い点々がついていても、それはカビです。
殻を割ってみて、中の実にも黒い点々が見られたらアウトです。カビています。
また、見た目は変化がなくても、殻を割ってみたら実が小さくなっていることもあります。
水分が抜けきっている状態ですので、食べられません。
殻付きの状態で振ってみて、「コロコロ」音がするのは、実が縮んでいる時です。
また、殻を割ってから気付く傷みもあるので、時間が経った銀杏を食べる時は、食べる直前にもチェックしてください。
・実が柔らかい
・銀杏の特徴的な臭いがさらにキツくなっている
黄色い銀杏より、緑色銀杏の方が新鮮です。
銀杏の正しい保存方法は?
銀杏の保存は、常温で可能です。
しかし、長期間保存したい場合は、調理して冷凍しましょう。
殻付きのまま冷凍することもできますが、日持ちは1カ月程度とそれほど長くありません。
使いやすさを考えても、一番のおすすめは「下処理してから冷凍庫」です!
銀杏の冷凍保存の仕方について、説明します。
①殻を剥く
②塩を入れたお湯で茹でるor塩をまぶして炒める
③完全に冷まして、使いやすい量に小分けにして冷凍保存する
Point!
フリーザーバックに平たく入れて、凍ったら一度手でバラバラにほぐしておくと、一粒ずつ調整しやすくなります。
銀杏の殻の剥き方
①銀杏の殻に、殻割り器等で割れ目を入れます。
②紙袋に入れて電子レンジで1分~1分半程加熱します。
③弾ける音がしたら取りだします。
④火傷に注意して、一つずつ殻を剥いていきましょう。
⑤茹でたり、炒ったりしている間に薄皮も剥けてきます。
銀杏の大量消費アイデアを知りたい!
銀杏は、お酒のおつまみや茶わん蒸しのイメー強いですが、炊き込みご飯もおすすめです!
細かく刻んで、つくねや肉団子に混ぜても、香りのアクセントになって美味しいです。ただし、銀杏は存在感があるので、入れ過ぎに気を付けましょう。「多すぎた!」と思ったら冷凍します。
銀杏は何個食べていいの?
銀杏は、食べ過ぎると中毒症状を起こします。
吐き気、嘔吐、下痢、発熱といった症状がでます。
一日の目安量は
子供…4~7粒
大人…40粒以下
がおすすめです。
大人の40粒は、かなり多いと思いますが、子供の5粒前後はすぐに食べてしまいます。
私の家でも、子供たちが銀杏にハマり、たくさん食べたことがありました。幸い、特に体調に変化はありませんでしたが、皆さんも気を付けてください。
まとめ
銀杏の賞味期限とその保存方法について、いかがでしたでしょうか?
銀杏はナッツ類なのに、意外と賞味期限が短いんですね。
ただ、賞味期限が切れても食べられないことはありません。
味が劣るくらいで、賞味期限から5日くらいまではほぼ食べられるでしょう。
銀杏の賞味期限と保存について、以下にまとめます!
・銀何は常温で保存可能
・殻付きでも冷凍庫で保存できる
・1カ月以上保存しておきたい時は、殻を剥いて茹でたり炒めたりして、ずぐに食べられる状態にしてから冷凍庫で保存する。3カ月位で食べきる。
・腐った銀杏は、実にカビが生えている
銀杏を拾ってきたり、いただいたりする銀杏ですが、せっかくですから無駄にはしたくありませんよね。
上手に保存して、最後まで美味しく食べてください!
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