山菜の1つであるふきは、香りがよくシャキシャキとした食感もとても良いので春になると好まれて食べるという方も多いのではないでしょうか。
そんなふきですが、たくさん貰ったり、買ってきたりすると食べきれずに保存など困ってしまうこともありますよね。
最後までダメにすることなく使い切りたいですよね。
そこで、今回はふきの賞味期限や正しい保存方法などをお伝えしていきます。
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ふきの賞味期限はどれくらい?
ふきの賞味期限はどのくらいもつのでしょうか。
それぞれ見ていきましょう。
常温保存の賞味期限
ふきは、常温保存することが可能です。
ただし、ふきは生のままでも保存できますが、日に日にアクが強くでるので、茹でてから水につけておくという方が良いでしょう。
保存方法は後ほどお伝えしますので、期限のみ先にお話しますね。
生のままの賞味期限は、1~2日
茹でたあとの賞味期限は、4~5日
冷蔵保存の賞味期限
冷蔵で保存する場合にも、生のままか茹でた後に保存するようにします。
生のままの賞味期限は、2~3日
茹でたあとの賞味期限は、5~7日
冷凍保存の賞味期限
冷凍で保存する場合には、1ヶ月程度は日持ちするでしょう。
ただしおいしく食べるのなら冷凍後2週間を目安に食べるのがオススメです。
賞味期限切れのふきはいつまで食べられる?
賞味期限が切れてしまったふきですが、食べるのはやめておいた方が良いでしょう。
特に常温で生のまま置いておく場合では、アクが非常に強く出てきてしまい苦みなども非常に強いのでとても食べられるような状態にありません。
また、冷蔵に関しても茹でてあるから大丈夫という訳でもなく、どんどん鮮度は落ちていきますし、風味なども落ちていくので食べるのはやめておいた方が安心です。
ただ、冷凍の場合には比較的大丈夫なこともあります。
期限が切れていても数日から1週間程度なら見た目に変化が少なく食べられることもあります。
食べる場合には、しっかり確認した上で自己責任で食べるようにしましょう。
ふきって腐るとどうなるの?
ふきが腐ってしまうとどのような状態になるのでしょうか。
腐ってしまったふきの状態
・全体的にふにゃふにゃしている
・全体的に茶色っぽく変色している
・悪臭がする
・カビが生える
・ネバネバした糸をひく
・みずみずしさがなくなり乾燥が著しい
・ヌメヌメしている
などが腐っている状態です。
このようなことがあれば食べることなく破棄するようにしましょう。
腐った状態はお分かり頂けたかと思いますが、逆に新鮮ものはどのようなものなのか気になると思うので合わせてお話しますね。
新鮮なふきの状態
・全体が色鮮やかな緑のもの
・筋がすくなく真っ直ぐぴーんとしているもの
・葉に張りがあり適度に固い物
・茎の太さが均一で直径2㎝程度のもの
・切り口が空洞化していないもの
などが新鮮なふきです。
ふきの正しい保存方法は?
ふきの正しい保存方法を見ていきましょう。
ふきはどの保存のときにも、下処理であく抜きをしておく必要があります。
アクがとても強いこと、またふきには、ピロリジジンアルカロイド類という水溶性の天然毒が含まれているためこの毒素を水につけてアクと一緒に流すことが大切になってきます。
あく抜きの下処理の方法
①茎と葉を切り落とす
②まな板の上に切った茎を並べる
③上から塩をかけて手で押しながら転がすように板ずりをする
④大きめの鍋にお湯を沸かす
⑤沸騰したら茎を入れて5分ほど茹でる
⑥ゆであがったら冷水につけて冷ます
⑦手で触れるくらいになったら皮を剥き筋を取る
⑧さらにあく抜きをするため冷水につけておき完成
※葉っぱの部分は軽く塩もみしてから軽く茹でて、冷水につけてあくを抜けばOKです。
こちらの動画を参考にすると下処理の仕方が分かりやすいかと思いますので是非文と合わせて参考にしてみてくださいね。
あく抜きをしっかりしたところでそれぞれの保存法を実践しましょう。
常温の正しい保存の仕方
①茹でてしっかりとあく抜きをする
②タッパーなど大きめの容器にふきを入れて水を全体が浸かるくらい入れる
③蓋をしっかりしめる
④直射日光の当たらない冷暗所に保存する
⑤1日1回しっかり水を変えればOK
冷蔵の正しい保存の仕方
①茹でてしっかりとあく抜きをする
②タッパーなど大きめの容器にふきを入れて水を全体が浸かるくらい入れる
③蓋をしっかりしめる
④冷蔵庫へ入れて保存する
⑤1日1回しっかり水を変える
冷凍での正しい保存の仕方
①茹でてしっかりとあく抜きをする
②茎を食べやすいように切り水分をペーパーなど使いしっかりと取り除く
③小分けにしてラップにしっかりと包む
④ジップロックなどの密閉袋にいれてしっかり空気を抜き封をする
⑤出来るだけ平らにして金属トレーの上にのせる
⑥冷凍庫へ入れる
⑦急速モードなければ通常モードで冷凍開始
解凍方法
解凍するときには、食べる前日あたりから冷蔵庫へ移してゆっくり自然解凍にするようにしましょう。
冷凍したものは、水分が少し出てくるのでふにゃっとした感じになってしまいますが、料理によっては、水分をしっかり拭き取ったりしてから使うようにしてみてくださいね。
ふきの賞味期限はどれくらい?腐るとどうなるの?保存方法は?のまとめ
ふきの賞味期限などご紹介しました。
・常温保存の賞味期限
生のままの賞味期限は、1~2日
茹でたあとの賞味期限は、4~5日
・冷蔵保存の賞味期限
生のままの賞味期限は、2~3日
茹でたあとの賞味期限は、5~7日
・冷凍保存の賞味期限は1ヶ月
腐ってしまったふきの状態
・全体的にふにゃふにゃしている
・全体的に茶色っぽく変色している
・悪臭がする
・カビが生える
・ネバネバした糸をひく
・みずみずしさがなくなり乾燥が著しい
・ヌメヌメしている
・ふきを保存する場合には、常温・冷蔵・冷凍どれでも大丈夫だが、どの方法も必ず下処理をしてアクを抜き、常温&冷蔵は毎日水を変えて保存する
ふきはアクが強いので手に入れたらすぐに下処理を開始して保存するとより長く楽しむことが出来るので是非参考にしてみてくださいね。
また、いろんな野菜の賞味期限や保存方法についてはこちらにまとめているのであわせて参考にしてください。
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