夏になりビールが美味しい季節になると、おつまみの定番として見かけるのが枝豆ですよね。
おつまみとしてだけでなく、鮮やかな緑色がサラダや料理の彩りとして重宝されています。
夏が近づくとスーパーなどで枝ごと売られているところを見かけますよね。
ところが枝豆を購入してから、しばらくして料理に使うことを忘れてしまい、茶色く変色してしまったり、カビが生えてしまうことありませんか?
枝豆の賞味期限ってどのくらいなんでしょうか?
枝豆が腐った時の見分け方は?
長持ちする枝豆の保存方法はどうすればいいんでしょうか?
ここでは、そんな枝豆についての疑問にお答えします。
また、いろんな野菜の賞味期限についてはこちらにまとめているので合わせて参考にしてくださいね。
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枝豆の賞味期限はどれくらい?(生、総菜、冷凍食品)
ここからは「生」「惣菜」「冷凍食品」に分けて賞味期限をご紹介します。
生の枝豆
生のまま冷蔵庫で保存した場合、枝豆の日持ちは3〜4日です。
枝豆は枝付きの場合は、枝ごと保存した方が長く日持ちします。
枝付きのまま冷蔵庫に入らない場合は、枝ごと濡らした新聞紙に包んで、直射日光の当たらない涼しい場所に保管するといいですよ。
常温で保存すると1〜2日程度日持ちします。
枝から取って生のまま枝豆を置いておくと、美味しさが減っていくので、なるべく早く茹でるか冷凍するなどした方がいいでしょう。
惣菜の枝豆
スーパーやコンビニで売られている惣菜の枝豆の賞味期限は、2〜3日です。
小分けされてパック売りされているので、気軽に購入できるので便利ですよね。
どうしても食べきれない場合は、早めに冷蔵庫で保存するか、冷凍した方がいいでしょう。
冷凍食品の枝豆
袋入りで販売されている冷凍食品の枝豆の賞味期限は、1年半です。
一袋購入しておけば、食べたい時に適量を解凍して食べられるので、我が家でもよく利用します。
献立にもう一品という時にも重宝しますよね。
冷凍したままだと長持ちする枝豆も、解凍すると急激に痛みやすくなるので、解凍後は2〜3日のうちに食べきることをお勧めします。
賞味期限切れの枝豆はいつまで食べられる?(生、総菜、冷凍食品)
枝豆を保存しているうちに、食べることを忘れて賞味期限が切れてしまうことありますよね。
ここでは、賞味期限切れの枝豆がいつまで食べられるのか「生」「惣菜」「冷凍食品」に分けてご紹介します。
生の枝豆
保存しているうちに少し古くなった枝豆は、さやの色が茶色っぽく変色したり、外側が乾燥することがあります。
このようになった枝豆は食べられるんでしょうか?
そんな時にはさやから豆を出してみて、確認してみましょう。
豆がまだ緑色でしわしわになっていなければ、まだ食べられますよ。
さやの中身や豆が茶色くなっていたり粘り気がある場合は食べない方が安全です。
惣菜の枝豆
惣菜の枝豆は、賞味期限が過ぎたら食べるのはやめておいた方が安全です。
スーパーやコンビニで売られている惣菜には「賞味期限」ではなく「消費期限」が記載されているものがほとんどです。
《賞味期限と消費期限の違い》
賞味期限…未開封で正しく保存していた場合に、美味しく食べることができる期間。
消費期限…未開封で正しく保存していた場合に、安全に食べられる期間。
「賞味期限」であれば、多少過ぎても風味や食感が変わるだけなので食べても問題ありませんが、「消費期限」の場合は、過ぎてしまうと雑菌が増殖して腐りはじめ、食べると食中毒の危険性があります。
冷凍食品の枝豆
賞味期限が切れてから、4〜5ヶ月程度であれば問題なく食べられます。
メーカーでは賞味期限を設定する場合に、検証の結果「問題なし」とされた期間に「安全係数」をかけて賞味期限を設定されます。
《賞味期限の設定方法》
賞味期間=「品質に問題ない期間」× 0.8(安全係数)
冷凍枝豆の賞味期間が「1年半」なので「品質に問題ない期間」は「1年と10〜11ヶ月(684日)」になります。
ここから賞味期限の1年半を差し引くと「4〜5ヶ月」ということになります。
ただし、未開封での保存の場合です。
開封後の場合は、枝豆に霜がついて風味が劣化するので、もっと早く食べきった方がいいでしょう。
枝豆は腐るとどうなるの?見分け方は?
枝豆が腐ると次のような変化が出てきます。
《枝豆が腐るとどうなる?》
・異臭がする。
・豆やさやがネバネバする、糸をひく。
・カビが生えている。
・さやや豆が黒、または茶色に変色している。
ただし、もともとさやや豆が黒っぽい品種があります(だだちゃ豆や黒豆の枝豆など)。
一般的な枝豆の品種で、このような状態になっていたら腐っている可能性が高いので、捨ててしまった方が安全です。
枝豆の長持ちする保存方法は?
生のまま冷蔵保存しても3〜4日しか日持ちしませんが、冷凍すると1ヶ月ほど日持ちするようになります。
冷凍方法には「生のまま冷凍」と「茹でてから冷凍」と2通りの方法があります。
冷凍方法の違いにより、それぞれに特徴があります。
《冷凍方法それぞれのポイント》
生のまま冷凍
・冷凍する前の手間があまりかからない。
・料理に使ったときに本来の食感が残りやすい。
茹でてから冷凍
・解凍後すぐに食べられて便利
お好みにより冷凍方法を使い分けてくださいね。
《生のまま冷凍保存する》
- 枝からさやを切り取る。
- さやごと枝豆を軽く水洗いして汚れやゴミをとる。
- 水気をしっかり取る。
- さやが平たくなるようにジップ付き保存袋に入れ、空気を抜いて封をする。
- 冷凍庫で保存する。
料理に使うときには冷凍のまま茹でるだけで解凍できますよ!
茹でる時には水に対して4%の塩(水Lに大さじ2強くらい)を入れると丁度良い塩加減になります。
茹で時間は3〜4分ほど。
ザルにあげて水に晒さずに冷ますと、水っぽくならずに美味しく仕上がりますよ。
《茹でてから冷凍保存する》
- 枝豆をさやごと軽く水洗いする。
- さやの両端をハサミで切り落として塩もみする。
- お湯1Lに対し大さじ2強の塩を入れて、3〜4分ほど茹でる。
- ザルにあげて水をよく切り、荒熱がとれるまで冷ます。
- 冷めたらジップ付き保存袋に入れて平たく伸ばし、冷凍庫で保存する。
解凍するときには、使う分だけ取り出して、自然解凍すれば食べられるので便利ですね!
まとめ
いかがでしたか?
枝豆の賞味期限、腐るとどうなるか、長持ちする保存方法についてご紹介しました。
・枝豆の賞味期限はどれくらい?
生(枝ごと)…冷蔵庫で3〜4日、冷暗所なら1〜2日。
惣菜…2〜3日程度。
冷凍食品…1年半。
・賞味期限が切れたらいつまで食べられる?
生(枝ごと)…さやが変色したりシワシワになっていても、中身の豆が緑色でキレイであれば食べられる。
惣菜…消費期限表示なので、過ぎたら食べない方が安全。
冷凍食品…4〜5ヶ月程度過ぎても食べられる。
・枝豆が腐ると、異臭や、粘りがでたり、豆が茶色っぽくなったり、カビが生える。
・冷凍保存すると1ヶ月ほど日持ちする。
枝豆の旬は7月から8月です。
枝豆に限らず旬のものは味が濃くて美味しいですよね。
旬の時期に大量に手に入れて、食べきれずに残ってしまっても、新鮮なうちに冷凍すれば長い間美味しさを楽しめますね。
ぜひ、ご家庭でも長持ちする保存方法を試してみてくださいね!
枝豆を使ったこんなユニークで美味しい料理もあるので、ぜひ参考にしてください。
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