多種多用な料理に使われ、高級感あふれる食材エビ。
旬の時期のエビはなんとも言えないくらい美味しいですね!
一般的に知られている、なんばんエビ、ボタンエビ、高級な伊勢海老。
レアな所で、ブドウエビ、トヤマエビ、天ぷらや中華などで使われるブラックタイガー、アルゼンチンエビなどたくさんあります。
この頃では、冷凍技術も進歩し格段に美味しいエビが格安で手に入るようになりました。
せっかくの美味しいエビをもっと美味しく食べるために、調理関係で働いている目線で紹介したいと思います!
ここでは.....
1. エビの賞味期限はどれくらい?
2. 賞味期限切れのエビはいつまでたべられる?
3. 食べないほうが良いエビの見分け方?
4. エビを長持ちさせる保存方法は?
を、紹介したいと思います。
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エビの賞味期限はどれくらい?
現在エビを食材として購入する場合、スーパーなどでは生、冷凍、市場や卸売りなどでは、活きた状態で購入しますが、断然冷凍のほうがより長く保存しておけます
生や活きた状態ですと、殻付きの場合1日、殻なしだと当日が限界です。
これは、商品のパッケージに表記されている賞味期限あるなしに関係なく、飲食店で提供する際の最低ラインで、美味しくかつ安全に食べることができます。
冷凍の場合は長くなり加工日、種類、どこで加工されたかによって、誤差はでますが3~6か月間冷凍保存できます。
又、業務用などの商品に関しては、1~1.5年冷凍保存できる品物もありますが冷凍の長期保存は、冷凍焼けを起こしますので、長期冷凍は避けたほうが良いと思います。
この冷凍焼けとは....エビの表面上が白く凍っているように見え、その部分だけ火が通っているように見える状態のことをいいます。
実際食べてみるとその部分だけ堅く、ガリガリした食感でとても美味しいとは言いがたいエビです。
冷凍も解凍してから翌日までが美味しく安全に食べることができます。
缶詰は1年、干しエビなどの乾物は3カ月が賞味期限と表記されています。
賞味期限切れのエビはいつまで食べられる?
エビは決して安い食材ではないので、ついつい「まだ、大丈夫!」、「まだいける」と思いがちですが、期限切れのエビは極力破棄をおすすめします。
特に、生食は避けたほうが無難です。
どうしても食べる場合は、一度冷水でさらし、熱湯でボイルもしくは蒸すなどして十分火入れをしたものを食べることをお勧めします。
だからといって、1日おいて次の日までとっておくのはやめておきましょう。
火入れをするにあたって、揚げる、焼くは生臭さがより一層増しますのでお勧めしません。
食べないほうが良いエビの見分け方?
殻付きの場合、表面が白っぽくなり殻がガサガサしてきます。
その際、匂いも臭いのでその際は破棄しましょう。
また、生の状態、火を入れた状態で表面上にぬめりが少しでもでてたらその際も破棄した方がいいです。
その日に買ってきてその日のうちに食べるからと思って長時間常温に出したものも、極力食べない方が良いでしょう。
生の状態のエビはなかなか区別が分かりずらいですが、匂い、表面の状態など少しでも違和感があったらやめてください。
室温、常温に生ものを長時間置くことで、付着する菌がものすごい勢いで増殖するので危険です。
特に、夏場での放置は食中毒の原因になりますので、決して食べないことです。
夏場に限らず食卓に出す場合は冷蔵庫から新鮮な食材を食べる分だけだすのをおすすめします。
エビを長持ちさせる保存方法は?
いろいろ方法はありますが、いくつか紹介したいと思います。
殻をむいて保存する場合
殻付きエビの場合は、殻に直接塩をまぶして塩洗いします(ゆでた枝玉に塩おまぶす感じ)
その後流水で塩を洗い流し、殻をむきます。
これをすることにより、エビの表面に付着している菌を洗い流してくれエビの色も鮮やかになり、見た目も美味しそうに見えます。
エビの匂いが出る一番の要素として、エビの尾があげられます。
エビの殻を剥いたら、本来エビの尾をとってしまうと価値は下がってしまうのですがここは長持ちさせるのにあえてとってしまいましょう。
剥いたエビの身はさっと水洗いしキッチンペーパーで水分をとって、きれいなキッチンペーパーの上に置いておくと良いでしょう。
包丁などで身を開いて中の黒いわたをとってあげることでさらに長持ちします。
冷凍する場合は、空気に触れないように、ラップなどでピッタっとくるむと良いでしょう。
その際、アルミホイルなどでさらに包んであげると、冷凍焼けを少しでも防ぐことができます。
殻付きで保存する場合
また、殻付きで冷凍保存する時、エビが丸ごと入る容器に入れ、そこに水をエビが隠れくらいまで入れ、その状態で冷凍します。
このやり方は、飲食店などでよく使われる方法で、冷凍保存する際はこれに限ります。
中華のエビチリ用に使うムキエビに関しては、卵と片栗粉を使って、冷凍保存する方法もあります。
エビの賞味期限切れ!どれくらいまで食べられる?保存方法は?のまとめ
エビの賞味期限についてご紹介しました。
- 殻付き生エビは1日、殻なしだと当日が限界
- 冷凍エビの場合は3~6か月ほど
- 賞味期限切れのエビは食べないほうが良い
- エビは一手間かけて冷凍保存すると若干長持ちする
このように、やり方次第で美味しくも、不味くもなりますが最初にお教えしたやり方を行うと、多少なりとも美味しくかつ長く保存することができます。
ぜひ試してみてください!
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