電子レンジは料理をしたり、食べるときに温めたりとても高頻度に使う家電ですよね。
毎日使っていると、いつか何かしらの不具合が出てもおかしくはありません。
しかし、電子レンジが壊れたり寿命がくるときはどのような症状が出てくるのでしょうか。
そこで今回は電子レンジの寿命や症状、買い替え時期の目安などお伝えしていきます。
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電子レンジの寿命は何年くらい?
電子レンジの寿命ですが、メーカーなどの違いにもよりますが、おおよそ10年と言われています。
ただし、それ以上使えることもあって、最長20年も持つなんてこともあります。
また、逆に多機能のオーブン付き電子レンジなどは、10年も持たずに3~5年ほどしか持たないということもあります。
電子レンジの寿命はマイクロ波を出す部分で決まる!?
電子レンジが食品を温めることが出来るのは、マイクロ波という特殊な電波を照射することで可能となっています。
そして、このマイクロ波を出す事が出来るのが、マグネトロンというもので電子レンジのいわば心臓部とも言われています。
このマグネトロンがあることで食品が温められるのですが、大体どのレンジでも1000~2000時間ほどの寿命があり、もう少し分かりやすくすると、毎日1日に3分ほどすると、10~20年ほど持つと計算出来るのです。
マグネトロンが壊れてしまったり、調子が悪いと電子レンジは機能として使えなくなってしまうので、寿命がきたということになります。
電子レンジ寿命のサインや症状は?
電子レンジが寿命がきてしまったときのサインや症状はどのようなものなのでしょうか。
1.食品が温まらない
何回温めようとしても、食品が温まらない場合には、マグネトロンが故障しているか寿命がきている可能性があります。
心臓部であるマグネトロンが動かないことには電子レンジとしての機能は使うことが出来ません。
2.電源が入らない
コンセントの抜きさしや、ドアの開け閉めなどをしても全く電源が入らない時には、電子基板がダメになっているでしょう。
3.ボタンが押せない
こちらもドアの開け閉めやコンセントの抜き差しをしてもダメな場合には、接触不良もしくは寿命がきている可能性があります。
4.途中で止まる
途中で止まったりする場合には、マグネトロンが寿命に近づいている証拠です。
5.焦げ臭いニオイや火花が出る
使い方を間違っていないのに、焦げ臭いニオイや火花がでるようなら寿命の可能性が高いです。
使い続けると火災の原因になるので、使うのは止めてコンセントプラグは外しておきましょう。
ちなみに、よく使い方で間違えるのがアルミホイルです。
アルミホイルは電子レンジで使うことは出来ません。
アルミホイルを間違えて入れてしまうと、パチパチ音がしたり火花が散る原因となります。
電子レンジの買い替え時期の見極め方は?修理できる場合も?
電子レンジを買い換えたりすることもあるでしょう。
具体的に必ず買い換えたい時期、そろそろ買い替えの時期などそれはいつなのか見極め方を少しお話していきます。
1.寿命の症状が出た時
先ほど上記で説明した寿命の症状が出た場合には、必ず買い替えか必要になってくるでしょう。
症状が出た時点で使い続けると、寿命をさらに短くしてしまったり故障の原因になるので注意しましょう。
2.使用年数が5年以上経過したとき
そろそろ買い替えの時期に差し掛かるのが使用してから5年以上経過したときです。
というのも、5年くらい経てば今使ってる電子レンジは型落ちしていて部品なども生産終了している可能性も出てきます。
ちなみに、製造してから8年くらいはメーカーでも部品を保存していることもありますが、全ての機種でそうとは限らず5年を目安に考えておくと安心です。
10年くらいが寿命ですが、5年を経過すると寿命がきてなくても故障などを考えたときに修理などに出せない場合なども考慮しておくことがあるので、買い替え時期の目安の1つとなるでしょう。
3.修理に出す方が高く付くとき
このあと少しお話しますが、修理に出すことでレンジが復活することがありますが、修理箇所によってその値段はかわってきますし、複数ある場合には、買い換えた方が修理代より安くすむことがあります。
そうした場合には、潔く買い換えるというのも1つの手でしょう。
もちろん修理も可能!?
まだまだ寿命がきていない場合や故障箇所が少ない場合などもちろん修理可能な場合があります。
保証期間内ならもちろん無料で直してもらうことが出来ます。
保証対象外だとしても実費で直すことが出来ますが、そのお値段は正直ピンキリですが比較的高めです。
・電源などの基板類は1万円~2万円程度
・マグネトロンやセンサーは6千円~2万円程度
壊れやすい部分のほんの一例ですが、大体このような値段で修理が出来るでしょう。
修理したいときには、メーカーのホームページなどから問い合わせするなどしてみてくださいね。
電子レンジを長持ちさせるお手入れ方法は?
電子レンジをより長持ちさせるためにはどのようにお手入れをするのが良いのでしょうか。
1.電子レンジを使う度に庫内をきれいに拭き取る
電子レンジを使うと必ず汚れが付いてしまいます。
目に見えない汚れなどが付着したり、大々的に汚したままそのままにしておくと汚れが固まってしまって汚れが落ちないだけでなく、レンジ自身の不具合が起きやすくなってしまいます。
使ったあとはさっと水拭きしてからから拭きするだけで大丈夫なので、使う度に庫内を拭き取るようにしましょう。
2.頑固汚れには蒸しタオルを使って取り除く
既に固まってしまった汚れなどは、水蒸気を与える事で落ちやすくなります。
方法はとても簡単です。
①汚れても大丈夫なタオルに水をつけて軽く絞り庫内に入れる
②電子レンジで2~3分ほど温めホットタオルを作る
③タオルが触れる程度にまで冷めるまで電子レンジを開けずに放置する
④タオルが触れるようになったら庫内をタオルで拭けば完成
3,さらに頑固な汚れやニオイには重曹を使う
蒸しタオルだけでは汚れが落ちないことがあります。
より頑固な汚れを確実に落とすのであれば、重曹を使ってみましょう。
①耐熱容器に重曹大さじ1と水を入れて軽く混ぜとかす
②電子レンジに入れて5分ほど温める(沸騰による吹きこぼれに注意)
③扉を開けずに15分ほど放置
④耐熱皿を取り出して、濡れた布巾などで拭き取り、最後に乾いた布巾で水分を拭き取り完成
長持ちさせるには、とにかく毎日の拭き取り掃除が大切です。
電子レンジの寿命はどれくらい?買い替え時期の目安や長持ちさせる方法は?のまとめ
電子レンジの寿命などご紹介しました。
・電子レンジの寿命は約10年
・多機能のものなどの寿命は3~5年
電子レンジの寿命のサインや症状
1.食品が温まらない
2.電源が入らない
3.ボタンが押せない
4.途中で止まる
5.焦げ臭いニオイや火花が出る
電子レンジの買い替えの時期の見分け方
1.寿命の症状が出た時
2.使用年数が5年以上経過したとき
3.修理に出す方が高く付くとき
電子レンジを長持ちさせるためのお手入れの仕方
1.電子レンジを使う度に庫内をきれいに拭き取る
2.頑固汚れには蒸しタオルを使って取り除く
3.さらに頑固な汚れやニオイには重曹を使う
電子レンジは比較的長持ちする家電ですが、使い方次第ではぐっと寿命も短くなってしまいます。
使ったら直ぐ拭くという習慣を身につけるだけで大分違ってくるかと思うので、是非清潔を心がけるようにしてみてくださいね。
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