クランベリーは赤い小さな実をつける果物です。
日本ではドライフルーツやジャムなど加工品は見かけることがありますが、生のクランベリーは希少でほとんど出回ることはないので、生のものは見たことがないという方が多いかと思います。
普段手に入れることが難しいものほど、知らないことがたくさん。
そこで、今回は生のクランベリーの賞味期限や正しい保存方法をお伝えしていきます。
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クランベリーの賞味期限はどれくらい?
クランベリーの賞味期限は保存状況によってことなってきます。
常温保存の場合
クランベリーは常温保存は出来ません。
クランベリーは暑さにとても弱い果物です。
逆に寒いところにはめっぽう強く、氷点下の温度でも腐ることないのです。
そもそも、クランベリーはヨーロッパ北部やアメリカ北部など寒いところに自生している低木ですので、寒い方が得意な植物なのです。
ですので、生のクランベリーを気温の高い場所に置いておくとすぐに傷んでしまうので、常温での保存は向かないのです。
冷蔵保存の場合
冷蔵保存の場合ですが、2~3日ほどしか日持ちしません。
冷蔵で保存してもあまり日持ちしないので、早めに加工するか、冷凍保存などへ移した方が鮮度を保ったまま保存することが出来るでしょう。
冷凍保存の場合
冷凍保存の場合ですが、2~6ヶ月程度日持ちします。
冷凍すると割かし長い期間日持ちするのですが、冷凍庫の環境などで若干異なってきますし、鮮度を気にするのであれば、冷凍しても早めに消費することをオススメします。
賞味期限切れのクランベリーはいつまで食べられる?
賞味期限の切れてしまったクランベリーですが、常温・冷蔵保存の場合には食べられないと思って良いでしょう。
というのも、やはりクランベリーは温度の高いところでは傷みが早いですし、冷蔵庫で冷していても冷凍庫の開閉などが多ければ庫内の温度が上がってしまったりするので、あまりよい環境とは言えません。
傷んでいる可能性が十分に考えられますし、期限が切れたあとは食べない方が良いでしょう。
ただし、冷凍の場合には、賞味期限が切れたとしても多少大丈夫なこともあります。
あまりにも、冷凍焼けなどで霜が降りているというときには無理ですが、見た目になんともなければ、期限切れ後数日~1ヶ月程度は大丈夫でしょう。
あくまでも目安ですので、必ず確認と自己責任で御願いします。
クランベリーって腐るとどうなるの?
クランベリーが腐ってしまうとどのような状態になるのでしょうか。
腐ったクランベリーの状態
・カビが生える
・赤い実が白っぽくなる
・実がべちゃっとする
・鼻をつくような悪臭がする
・ネバッとした糸をひく
などの状態が見られます。
特に、分かりやすい変化で言うと実の色の変化ですかね。
新鮮なクランベリーは赤くつやつやとした色が特徴的ですが、傷み始めるとその色が落ちて白っぽくなってきます。
実もハリがなくなりシワっとしてくるので、少しでもおかしいと思ったら速やかに破棄するようにしてくださいね。
クランベリーの正しい保存方法は?
クランベリーの保存方法ですが、冷蔵または冷凍です。
それぞれの正しい保存の仕方についてお話していきますね。
冷蔵保存の仕方
①パックなどに入っているクランベリーを取りだし、傷んでいるものがないか確認する
②ザルに入れて流水でよごれなどを落として水気を切る
③キッチンペーパーなどでさらに水気を切る
④ジップロックなどの密閉袋に小分けにしてクランベリーを入れる
⑤しっかり空気を抜いて封をして、冷蔵庫へ入れて完成
冷蔵庫で保存するときには、出来るだけ小分けにしてクランベリーの重なりをなくすようにしてください。
また、乾燥させないようにしっかりと袋にいれて密閉するようにしましょう。
冷凍保存の仕方
①パックなどに入っているクランベリーを取りだし、傷んでいるものがないか確認する
②ザルに入れて流水でよごれなどを落として水気を切る
③キッチンペーパーなどでさらに水気を切る
④ジップロックなどの密閉袋に小分けにしてクランベリーを入れる
⑤出来るだけ重ならないようにして空気をしっかり抜き封をする
⑥平らになるようにして金属トレーの上に乗せて冷凍庫へ入れる
⑦急速モードなければ通常モードで冷凍開始して完成
冷凍するときも小分けにして出来るだけクランベリーが重ならないようにするのがポイントです。
そして、鮮度を保つのであれば早めに冷凍を選択するというのもコツです。
解凍方法
クランベリーは凍ったまま使えますので、解凍する必要はありません。
もし解凍するのであれば、半解凍程度にとどめてください。
完全に解凍するとべちゃっとしてしまいます。
ここで1つ豆知識
実は、クランベリーは生のままで食べるのには適していません。
というのも、生のクランベリーは酸味がきつくえぐみもありとてもおいしいとは言えません。
ですので、一般的に生のクランベリーは、砂糖を加えてジャムやジュースなど加工して食べられているのです。
また、日本でおなじみのクランベリーと言えば、ドライフルーツなどなので、生のまま保存するより加工して保存する方がクランベリーにとっては良いことなのです。
クランベリーの賞味期限はどれくらい?腐るとどうなる?保存方法も!のまとめ
クランベリーの賞味期限などご紹介しました。
・常温保存は出来ないので日持ちしない
・冷蔵保存の場合の賞味期限は2~3日
・冷凍保存の場合の賞味期限は2~6ヶ月
腐ったクランベリーの状態
・カビが生える
・赤い実が白っぽくなる
・実がべちゃっとする
・鼻をつくような悪臭がする
・ネバッとした糸をひく
・クランベリーの保存方法は冷蔵や冷凍で行うがより長期的にするなら冷凍がオススメ
・生のクランベリーは食べることが出来ないので加工してからの保存も良い
クランベリーは生のものは希少なので手に入れることは難しいかもしれませんが、ある程度知っておくことは良いことだと思うので、是非今回の記事を参考にしてクランベリーってこんな果物ということを知ってもらえれば良いかと思います。
また、いろんな果物の賞味期限などについてはこちらにまとめているので、合わせて参考にしてくださいね。
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