手軽に手に入る魚の中でも特に人気なぶり!冬になるとぶりの旬がやってきます。
冬のぶりは脂がのって美味しく、しかも安くなるため冬にぶりを食べない手はありません!
刺身で食べてもよし!切り身は焼いても煮てもよし!冬に美味しそうなぶりがスーパーマーケットで見かけるとついつい買ってしまいますよね?
でも、買ったはいいけどぶりの賞味期限や保存方法を正しく知っていますか?
今更人に聞けないというあなたのために、今回はぶりの賞味期限や腐るとどうなるか、刺身、切り身の保存方法をお伝えします!
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ぶりの賞味期限はどれくらい?
一般的に食品には賞味期限と消費期限のどちらかが設定されています。
農林水産省によると、おいしく食べられる期限が賞味期限で、過ぎたら食べないほうがいい日付が消費期限ということです。
基本的に腐りやすい、傷みやすい食品には消費期限が設定されます。
ぶりのような鮮魚は痛みやすく日持ちしないため、賞味期限ではなく消費期限が設定されています。
では、実際にぶりの賞味・消費期限はどれくらいなのでしょうか?
まず、これらの期限は誰が決めるのでしょうか?
実は賞味・消費期限は何日だと法律で決まっているわけではないんです!
食品の賞味・消費期限は、製造者、加工者が決めることになっています。
つまり、ぶりを切って加工した業者が設定するのです。
私が以前勤めていたスーパーマーケットは鮮度にこだわりのあるスーパーでしたので、他社よりも消費期限を短く設定していました。
消費期限だけで賞味期限は設定されていないものがほとんどですが、早いうちに食べるに越したことはありません。
一般的にぶりの刺身や切り身だと2日、味付けのものだと3日の消費期限が設定されていますが、消費期限の前日あたりが賞味期限と言っていいでしょう。
賞味期限切れのぶりはいつまで食べられる?
どの食品も消費期限内に食べることをお勧めしますが、どうしても期限切れの食品が冷蔵庫から発見されることもありますよね。
私もよく期限切れの食品を食べていいのか捨てるべきか悩むことがあります。
特に肉や魚のような生鮮食品は食中毒の不安もあり、判断に迷います。
それでは、ぶりの場合はどうでしょうか?
ぶりも生鮮食品なので、特に夏場は期限が切れたぶりを食べるのは避けましょう。
1年のうち、6月〜8月に食中毒の件数が増加するようです。
でも、せっかく買ったのに捨てるのなんてもったいない!だなんて思いませんか?
どうしても廃棄せずに期限切れのぶりを食べたい場合は、生食を避け、必ず火や湯で加熱調理してから食べてください。
加熱調理することで、細菌が死滅し、食中毒のリスクが抑えられます。
しかし、なるべく期限内においしく食べるのが一番です。
買い物の時は期限をよく確認し、計画的に冷蔵庫の中身を使いましょう。
ぶりって腐るとどうなるの?
ぶり等の鮮魚は期限を過ぎると腐ってしまいます。
でも実は期限を過ぎなくても腐ってしまう場合もあるんです!
お金を払って買ってきたのに腐って食べられなくなったら嫌ですよね。
そこで、ここでは魚が腐るまでの過程と腐っているかの見分け方をご紹介します!
魚は死後、生きている時のように柔らかいのですが、時間の経過とともにかたくなります。
これを死後硬直と言います。その後、硬直していた魚は柔らかくなり、腐敗へと進みます。
基本的に、死後硬直までの魚を鮮魚と言い、食べるのに適した時期とされています。
死後硬直後の身が柔らかくなった魚は腐敗が進んでいるため、身が崩れ異臭を放ちます。
また、見た目での判断として、
- 身が柔らかい
- 目が濁っている
- 表面が乾燥している
などの特徴が見られる魚は鮮度が悪く、腐敗が進んでいる可能性があります。
買い物の際はこれらのポイントを注意して見てみましょう!
ぶりの刺身や切り身の正しい保存方法は?
スーパーマーケットでせっかくぶりを買っても、自宅での保存が適切でなければ美味しく食べることはできません。
正しい保存方法を覚え、安全に美味しくぶりを食べましょう!
保存で大事になるのは温度です。魚は低温での管理が基本になります。
魚に付着している細菌の活動は5度以下または70度以上でかなり抑制されます。
そのため、冷蔵庫での保管は必須、冷蔵庫の中でも、まだ暖かいものの近くに置くのは避けましょう。
スーパーマーケットで購入してから家の冷蔵庫に入れるまででも注意が必要です。
暖かいお惣菜と一緒の袋に入れてしまっては細菌の活動が活発になってしまいます。
面倒かもしれませんが、暖かい惣菜は魚や肉などの鮮度が重要な商品とは別の袋に入れて持ち帰りましょう。
また、切り身は冷凍保存にも適しています。
冷凍保存する際は、切り身どうしがくっつかないように一枚ずつの保存をオススメします。
冷等したものは生色には向かないので、加熱調理をすることをオススメします。
フライパンでの調理の際は、水や料理酒を使うとうふっくらした焼き上がりになるので、是非お試しください!
ぶりの賞味期限はどれくらい?腐るとどうなる?刺身の保存方法も!のまとめ
今回はぶりの賞味期限や腐るとどうなるか、保存方法をお伝えしてきました。
- ぶりの刺身や切り身だと2日、味付けのものだと3日の消費期限
- ぶりの身が柔らかい、目が濁っている、表面が乾燥している場合は腐敗が進んでいる
- ぶりは冷蔵庫での保管は必須、切り身は冷凍保存にも適している
これから冬になるとぶりは旬を迎えます。
1年を通して12月がいちばんぶりの売れる時期なんです!
お刺身だけでなく煮物や焼き物、お鍋の具材にもぴったりですので、ぶりを食べて寒い冬を乗り越えましょう!
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