ビーツという野菜を知っていますか?
紫色をしていて一見するとカブのように見えますが、カブとは違い、甜菜糖の原料となる甜菜という仲間の野菜です。
料理ではロシア料理のボルシチなんかによく使われる野菜です。
味は甜菜の仲間だけあって甘みがあり、とても食べやすいものとなっています。
そんなビーツですがもちろん日本でも容易に手に入り調理することは可能です。
そこで、今回はビーツの賞味期限や正しい保存方法をお伝えしていきます。
好きなところから読む
ビーツの賞味期限はどれくらい?
ビーツの賞味期限は保存方法によって異なってきますので、それぞれ見ていきましょう。
常温で保存した場合の賞味期限
常温保存した場合には、2~3日ほどの日持ちとなるでしょう。
ただし、ビーツは高温多湿が苦手な野菜ですので、梅雨時期や真夏など時期によっては常温保存が出来ないことがあるので、他の方法で保存するようにしましょう。
冷蔵で保存した場合の賞味期限
冷蔵庫で保存した場合ですが、葉と根の部分では賞味期限が異なってきます。
葉の部分は2~3日ほど、根の部分は約1週間ほどの日持ちとなっているでしょう。
葉と根は分けて保存した方が良いので保存方法に関しては後ほど説明していきますね。
冷凍で保存した場合の賞味期限
冷凍庫で保存した場合ですが、1~2ヶ月ほどの日持ちとなっています。
ただし、冷凍庫内の環境なども考慮すると、冷凍してから1ヶ月以内に食べきるのが良いでしょう。
賞味期限切れのビーツはいつまで食べられる?
賞味期限が切れてしまったビーツですが、常温の場合食べるのは止めておいた方が良いでしょう。
特に、葉付きで保存してある場合には葉が根の栄養や水分を吸い取ってしまうので、傷みが早くなってしまいます。
また、先ほどもお話ししたとおり、常温保存した場合には乾燥に弱いので期限が切れるころには劣化が進んでいて、食べられる状態にないというケースもあります。
しかし、冷蔵や冷凍の場合には、期限が切れたあとも直ぐにダメになることはないでしょう。
目安ですが・・・
冷蔵は期限切れ後、根のみ2日ほど
冷凍は期限切れ後、1~2週間程度
ちなみに冷蔵の場合、葉は期限以内に食べきらないと萎れてしまうので必ず期限を守るようにしましょう。
また、食べると決めたときには必ず状態を確認して、自己責任でかつ何かあったら直ぐに食べるのを止めて破棄してくださいね。
腐った状態を見極めるために、下記の状態も参考にしてみてください。
ビーツって腐るとどうなるの?
ビーツが腐ってしまうとどのような状態が見られるのでしょうか。
腐ってしまったビーツの状態
・色が茶色や黒っぽく変色する
・ぶよぶよと柔らかくなる
・水分が抜けてシワシワになる
・変な色の水分が出てくる
・カビが生える
・ヌメヌメしていて糸を引く
・鼻をつくような悪臭がする
・食べると舌がピリピリしたり、苦みやエグミを感じる
などの状態が見られます。
ビーツの正しい保存方法は?
ビーツの保存は常温、冷蔵、冷凍の3パターンで出来ますが、常温は季節的に出来ないときもありあまりオススメはしないので、今回は冷蔵と冷凍の正しい保存方法を説明していこうと思います。
冷蔵保存の仕方
①葉付きのものは葉を切り落とす
②葉と根を別々に新聞紙に包む
③ビニール袋やポリ袋にそれぞれ入れて軽く口を閉じる
④野菜室に入れて完成
葉付きのビーツは必ず切り落として別々に保存するようにします。
先ほどもお話ししましたが、くっついたまま保存すると葉が根の水分や栄養を吸い取ってしまい傷みが早くなってしまうので、注意しましょう。
また、乾燥に弱いので乾燥を守るために新聞紙で包んでからポリ袋などに入れると良いでしょう。
冷凍保存の仕方
冷凍保存するときには、下ゆでをしてから保存します。
下ゆではちょっと時間がかかりますが、色の鮮やかかを残したり独特のニオイを消したりすることが出来ます。
まずは、下ゆでの方法からお話ししていきましょう。
下ゆでの方法
根の茹で方
①ビーツをよく洗う
②大きめの鍋にお湯を沸かす(1Lほど)
③沸騰したらお酢を大さじ1入れ軽く混ぜる
④ビーツを皮付きのまま鍋に入れて弱火で25分ほど茹でる
⑤茹で上がったらゆで汁につけたままの状態で触れる程度まで冷ます
⑥冷めたら手で簡単に皮が剥けるので剥いて完成
葉の茹で方
①大きめの鍋にお湯を沸かす
②お湯が沸いたら小さじ1程度の塩を入れる
③葉を入れて30秒ほど茹でてザルにあげて冷まし水分もよく切り完成
下ゆで後の冷凍の仕方
①皮を剥いた根と、茹でた葉は食べやすい大きさにカットする
②ラップでそれぞれを小分けにして包んだあとジップロックなどの密閉袋に入れて封をする
③金属トレーの上に乗せて冷凍庫へ入れる
④急速モードなければ通常モードで冷凍開始した完成
解凍方法
凍ったビーツは解凍する必要はありません。
冷凍したビーツは、スープなどの煮込み料理に適しているので、そのまま料理に入れて使うと味が染みこんで美味しいですよ。
ビーツの賞味期限はどれくらい?腐るどうなる?保存方法も!のまとめ
ビーツの賞味期限などご紹介しました。
・常温での賞味期限は、2~3日
・冷蔵での賞味期限は、葉の部分は2~3日ほど、根の部分は約1週間
・冷凍での賞味期限は、1~2ヶ月程度
腐ってしまったビーツの状態
・色が茶色や黒っぽく変色する
・ぶよぶよと柔らかくなる
・水分が抜けてシワシワになる
・変な色の水分が出てくる
・カビが生える
・ヌメヌメしていて糸を引く
・鼻をつくような悪臭がする
・食べると舌がピリピリしたり、苦みやエグミを感じる
・ビーツの保存は冷蔵または冷凍保存をする
・冷蔵保存の場合には葉と根を分けて乾燥に注意し、冷凍の場合には下ゆでしてから保存する
ビーツの保存を正しく行うことで、劣化を防ぎ賞味期限を延ばすことが出来ます。
ですので、今回紹介した方法を是非試してみてくださいね。
また、いろんな野菜の賞味期限はこちらにまとめているので、あわせて参考にしてください。
毎日の料理、たまには時短したい!新鮮で安心な食材を使いたいという方は、こちらもチェックしてくださいね(*^-^*)
私も愛用しています!

コメントを残す