調味料として使う頻度の高い料理酒。常備しているかたが多いのではないでしょうか。
よく使うので賞味期限を気にしたことがなかったのですが、棚の奥から随分まえの料理酒が出てきました。
期限切れの料理酒の処分の仕方、腐っているかの判断など調べてみました。
また、いろんな調味料の賞味期限についてはこちらにまとめているので、合わせて参考にしてくださいね。
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料理酒の種類
料理酒は大きく分けて、2種類あります。
①酒:添加物が含まれていませんので、お酒そのものです。
②清加塩料理酒:清酒に食塩などの調味料や添加物がはいっています。酒税がかかっていないため、一番安価に購入できます。スーパーで見かけることの多い料理酒はこれです。(こちらを以下料理酒と記載します)
清酒は臭みを取り、食材を柔らかくする力があります。
料理酒は塩が入っているので味を調える効果があり。料理酒自体に味がついているので調味料を多く使わなくて味付けができます。
賞味期限も種類によって変わってくるので分けてご紹介します。
料理酒の賞味期限はどれくらい?
まず、清酒には賞味期限が記載されていません。製造年月日が記載されているので、目安として製造年月日+1年となります。
料理酒は、未開封で1年~1年6ヶ月。ただし、開封したものは2ヶ月程です。空気に触れることでアルコールがとんでしまうので急激に短くなってしまいます。
賞味期限切れの料理酒はいつまで使える?処分する場合の正しい捨て方は?
清酒は基本腐りません。アルコール度数が10%以上あるのでその環境で菌が繁殖できないからです。しかし、開封1週間を過ぎると味がだいぶ落ちてしまいます。飲んでも美味しいので、料理・晩酌に使って消費しましょう。
料理酒は賞味期限切れから、3ヶ月~1年程度となります。腐敗臭がしたり色に変わりがない場合でも、アルコール分は殆どないため料理酒に求める能力は残っていません。新しいものに買い換えるようにしましょう。
処分する場合は、キッチンのシンクに流してしまって問題ありません。
ただ、清酒の場合に量が多いときは、部屋中がアルコールの臭いであふれてしまうので、時間をおいて流すようにしましょう。
料理酒は腐るとどうなるの?
清酒は基本腐りませんが、風味は開封後どんどん落ちていくので早めに使い切りましょう。
料理酒は腐ると黄色や茶色になります。酸っぱい臭いがします。見た目でも臭いでも少し判断が難しいと思います。予備でもう一本購入しておいて比べるとわかりやすいかもしれません。
味や臭いに違和感を感じても料理にする使用ことで健康被害があるわけではありませんが、上記でも書いたように料理酒を使う本来の意味がなくなってしまうので、期限が切れたら新しい物に替えるのをオススメします。
料理酒を開封後の正しい保存方法は?
清酒の場合:開封前後にかかわらず、直射日光をさけて保管する。日が当たることで異臭が発生しやすくなります。蛍光灯の光も避けたほうが良いようです。
温度にも気をつける最低でも15度以下で保管を。そして、なるべく空気に触れないようにしましょう。
料理酒の場合
常温保存:直射日光の当たらない冷暗所で保存しましょう。短期間で使い切れる場合は常温で問題ありませんが、容量が多く使い切れない時は冷蔵保存が向いています。
冷蔵保存:常温より劣化しにくいのでなるべく冷蔵保存をオススメします。開封後はキャップをしっかり閉めて冷蔵室で保管しましょう。
冷凍保存:冷凍すると成分が分解され、アルコール分もとんでしまうので、冷凍はしないようにしましょう。
料理酒の別の使い道
清酒が余った時には、料理に使う以外にも別の用途がありますのでいくつかご紹介します。
①味わって飲む。料理を美味しくしてくれる清酒は飲んでも美味しに決まっていますよね。晩酌で飲むことで早く消費できます。
②酒風呂に。:よくテレビで芸能人の方がやっているのを見ませんでしたか。テレビでは日本酒でやっているのですが、清酒も成分は殆ど同じなのです。酒風呂は美容にも健康にも効果があるので余った時試して見てください。
③化粧水に。:日本酒から作られた菊正宗の化粧水が非常に有名ですね。日本酒の米ぬかエキスが保湿に効果があります。清酒にも米ぬかエキスがあるので自宅で化粧水を作ることができます。お酒を飲む方は実感していると思いますが、お酒には血管促進が作用があり、肌に塗ることでも効果があります。これによってアトピーにも効果が実証されています。
化粧水の材料は、清酒・精製水・グレセリンで簡単に作れます。
まとめ
料理酒は大きく分けると、清酒と清加塩料理酒ということでした。
賞味期限は未開封で1年~1年6ヶ月。開封で2ヶ月と短くなります。
腐っているかの判断は難しいため、期限が切れていない物と比較するか、期限が切れ時間がたつと料理に使っても意味は殆どないので処分をオススメします。
保存は、常温もできますが、冷蔵保存の方が劣化しにくです。冷凍は向いていません。
清酒は料理以外にもいろんな使い方がありました。
料理酒は和食料理や香り付けには欠かせない調味料です。風味や薫りがなにより大切なので、開封したら早めに使い切るようにしましょう。
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